メトロギャラリー飯田 Metro Gallery Iida

夢と覚醒の隙間のギャラリー

ジョージ・フレデリック・ワッツ、(George Frederic Watts)代表作・希望

2009-09-04 02:44:18 | 絵画

友人が貸してくれたTH (トーキングヘッズ)no.37 ~特集・デカダンス~呪われた現世を葬る耽美の楽園の中~に、昔好きだったジョージ・フレデリック・ワッツの代表作「希望」の絵が掲載されていた。ジョージ・フレデリック・ワッツ(1817~1904・ラファエロ前派・象徴主義)は国内外において余りにも有名な画家なので、あえてメトロギャラリー飯田に掲載しようと考えなかったが、懐かしさのあまり掲載した。
 イギリス・テートギャラリー所蔵の「希望」は (視力を失った女性が、たった一本だけ残った竪琴の玄をはじき、唯一残った希望の音に耳をかたむけているところを描いた寓意画です)とおおむね評されている。
私なりに感じたことは、「惑星が夢みる人の儚さ」の様な気がします。1885年当時、「希望」というタイトルからは真逆の、「絶望」とも評された作品です。


                              Hope




追記・・世界の難問、ポアンカレ予想を解き数学界のノーベル賞・フィールズ賞を辞退したロシア人数学者グリゴリー・ペレルマン同様、準男爵の地位・権威を断っているワッツに好感が持てます。  by metro


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