走れ?コータロー

東京の多摩川沿いから。
   趣味と家族で徒然なるまま。

両軸リール ピナクルビジョン ハンドル交換【後日談あり】

2022-03-15 14:26:00 | 釣りあれこれ
先日のLTアジ釣りで久々に実戦投入した、ピナクルビジョン VSRT10。


KEN Craft(上州屋のPV)ブランドで販売されていた、両軸リールです。
ケンクラフト シルスター ピナクルビジョンVSRT10 であってるかな。
正式名称が謎なリールでもあります…。
どなたかご存知でしょうか。

もう20年以上前の製品ですが、古いなりにメタルボディだったり、ローギア比(5.3:1)で巻き取りパワーが優れていたり、遠心ブレーキ採用していたりと、なかなか秀逸。メタルな分、やや重いのも特徴です。最大ドラグ力はどのくらいだったのか不明ですが、湾奥の小物釣りには余裕でしょう。

構造も単純なので、パーツ数が今のリールに比べても少なく分解メンテも楽々。クラッチカムやクラッチレバーは樹脂が使われているので、いつ壊れてもおかしくない状態なのですが、一番気になってしまったのがハンドルノブのベタツキ。加水分解によるものなんでしょうけど、ちょっと交換したいなと。

そこで、購入しました!
ゴメクサスのパワーハンドル。製品の対応表には、このリールの表記はなかったのですが・・・、所有しているプリード150にも使えるみたいだしダメ元で。

これよりも安価な別の製品もあるのですが、口コミ見ると散々なものが多く、「写真には写っているナット類が入っていない」「ハンドルノブを回すと違和感」「商品カラーはレッドなのに写真はブルーでどっちが届くかわからない(そのうえ値段が色で違う)」(笑)、などなど。
そういった製品が1500円~2500円位で販売されているので、「少しでも安心を」で約3000円のこちらを選択しました。

結果、無事に換装できたのでレポートします(まぁ、このリールのハンドルを今から変えようという方がどれだけいるか、って話ですが他のリールでも参考になれば)。

まず、ハンドルではなくハンドルノブ(握る部分)だけ交換できないか、と思ったのですが、ハンドルノブはネジではなくカシメで止めてあるため断念。

ハンドルごと交換する際、最初に確認するのが取り付け部の径です。
これは、軸の径を見るのではなくもともと着いていたハンドルの穴径。
この部分ですね。8x5mmなのか7x4mmなのか。
ピナクルビジョンは8x5mm。でしたので、該当製品を購入。


ノブサイズはよくわからんけど38mmを選択。


パッケージ下部には、ナット類、ワッシャ、リテーナー、ネジが個別に収納されてました。


袋が分かれていて丁寧ですね。


こんな感じです。(もちろん定規は附属してません)
ボルト(?)1、ナットは左右巻き1個ずつ、ワッシャー3個、リテーナープレート1個、ネジ1個

さて、取り付け。
まずは、リールのナットカバーを外します。
真鍮製(かな)の軸とナット。
このナットを緩めて外して、ハンドルも外します。

すると・・・・。

シャフト部分、奥に行くと径が太くなっている事に気づきます。
さらに、シャフトも短めなので、付属のロックナットだと無理。
結果、付属のナット、ワッシャー類だけだとうまくハンドルが固定できませんでした。

なので、この順番で固定します。

(※印がもともとリールで使っていたパーツ)
リール本体→ウェーブワッシャー(※)x2→スタードラグ(※)→ウェーブワッシャー薄(※)→ハンドル→ナット(※)→リテーナープレート
注:2023年3月18日更新 スタードラグの位置が不明瞭だったため画像更新


ウェーブワッシャー(※)の拡大 ピンボケごめんなさい

ウェーブワッシャー薄(※)の拡大


ハンドルの厚さは、カタログ値どおり4mm。

もともと着いていたメタルハンドルの厚みが3mmだったので、この1mmの差が意外と響いちゃいますね。

ハンドルの固定部分は2カ所あるのですが、自由に選択できるわけではなく交換するリールによって決まっちゃうみたいです。

手前(ハンドル長75mm)は1mmほど凹加工。奥側(ハンドル長60mm)は凹なし。

シャフトの短さもあいまって、真鍮のナットもかなりギリギリで止まってます。

リテーナープレートが緩まないように、ネジの状況は気を付けないといけないですね。

で、こちらが換装完了。

元のハンドルとの長さの比較。
もともとローギアなので、パワーアップというよりは楽に巻ける!って解釈で。

ついでに・・・、ハンドルノブ部分も見てみました。
ハンドルノブのシャフトには、ベアリングが↑↓で計2個。

回転もスムーズでしたが、好奇心からベアリングの脱脂と注油。
そんな難しいわけじゃなくて、ブレーキパーツクリーナーでシャカシャカした後に、SHIMANOのオイル2滴ほど垂らしたら、回転止まらないくらい回る。

製品によって、アタリハズレがあるらしいですけど、まぁアタリだったかな。

換装後の実戦は来月予定しています!

なお、ハンドル交換の際に持っていたRYOBI レグノメタル船VS300のハンドルも流用可能だった点をご報告しておきましょう。こちらは、ウッドノブで結構アリ!でした。
オークションでジャンク等で安く売られていたらチャンスです。

★★後日談★★

2022シーズン、このリールを使いまくりました。結論から書くと交換して大正解。メインはライトアジでの使用でしたが、64調子の竿で胴に乗る分重く感じる組み合わせ時や、外道で釣ったヒラメとのやり取りもパワーがある分余裕をもって対処できました。(この記事以降の釣行記もご参考に)
同じリールを長く使われたい方には是非オススメしたいです

今回購入した商品 8x5mm で 38mmノブ

ベアリング脱脂で使ったクリーナー

ベアリング注油に使用したリールオイル さらさらしてますね

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2022年釣り初め 金沢八景 黒川丸 ライトアジ釣り 午前船に乗船

2022-03-08 23:13:08 | 釣行記
3月8日月曜日に金沢八景の黒川丸さんへ。魚種はライト(LT)アジ釣りです。

4月に会社のメンバーで釣行を予定していたので、下見かねがね。
前日に下見行ってくる、とお伝えしたら車出すよ~、とありがたい同行者出現。往復の運転甘えちゃいました。

◇使用タックル◇
ロッド:アルファタックル FuneTatsu ライトゲーム73-195ML
リール:KEN Craft ピナクルビジョンVSRT10
ライン:PEライン 2号
40号ライトタックルビシ
簡易竿掛け

※リンクを貼っているのが、以前このブログでご紹介したアイテム
タイタニウムグローブの下に、ニトリルグローブを装着して使用しましたが、寒さ対策はバッチリでした。

潮回り
出船直後が潮止まりからの、下げ3分狙い

出船時間は7時30分、沖上がり11時くらい。
お手軽半日の午前船です。

前日までは気温も高かったのですが、あいにくの曇り雨模様+北風。最高気温も10度程度と、船上は冷たい日並でした。

港を出て15分程度でポイント到着。猿島沖、水深26m。
風の影響で波もやや高いなか実釣開始。結果としてはこのポイント1か所で最後まで。

使用竿は新調したライトアジ専用設計の竿。これ、いいですね。細い穂先で目アタリがとりやすいって話もありましたけど、波が高い中、手元でもアタリがとれました。中古でしたが良い買い物ができました。

さて、実釣直後は潮止まりの時間帯だったので、15分ほどはコマセ撒きに終始。船上もポツポツな感じでしたが、潮が動き始めると徐々に活性も上がってきました。アジのご機嫌もすこぶる良い感じ。

20cm程度のアジが、一投ごとにバケツに入っていきます。
ご同行いただいた釣り友。ダブル!

自分は仕掛け長2m、エダス10cm、3本針(ネムリセイゴ11号)を持参して使いました。エダスの短さは喰いがたってるからかデメリットは一切感じず、手返しも良くなりメリットばかりでした。
待ちの釣りではなく、しっかりとコマセの中に針を入れる攻めの釣りに最適。

ダブル交じりでいい感じになってきたところで、追い食いを狙って待った瞬間。。。

ズーンッ!
 73調子の竿ですが、胴にかかる重さを感じます。

テンションを緩めずに、ゆっくり巻き上げ。
時折見せる、グイーンという引きはフラットフィッシュ独特ですね。
同行者がタモを用意してくれていて、無事に取り込み。
古いリールでしたが、ドラグ比5.3という事でパワー十分、しっかり上げられました。


エラ付近には、別の金ムツ針とハリスがついてました。


やりました~、ヒラメ!


ジャスト50cm!時間は9時くらいでしたねぇ。
沖釣りを始めて25年くらい経っているのですが、ヒラメ釣れたの昨年に続いて2回目です。前回はウィリー五目、今回はアジ釣りでした。
同じ釣り物をずっとやってきたんですが。。。

それはともかく今回の仕掛けはハリス、エダスともデュエルの船ハリス2号、針はマスタッドのネムリセイゴ11号。ハリスが1.5号だったら切られてた可能性があるのとハリスの中でも硬調子を謳っているハリスに、軸が太めのネムリセイゴだったのが功を奏した感じ。金ムツだったら折られていたかもしれません。

確かに道具も良くなったり、釣り方も昔よりは上達しているとは思うのですが、ヒラメの絶対数が東京湾も相模湾も増えてきているのかなぁ。

その後、アタリが遠のくことなく最後まで楽しみました。
アジ39尾、ヒラメ1尾。
アオイソメも船長からいただいてましたが、今日の食いなら赤タンの方が手返しが早くなる分良かったですね。食いが悪い日はアオイソメがあるというのはとても心強いです。

釣り友はアジ51尾。船中トップが59尾でしたから惜しかったですね〜。
1日やれば間違いなく1束ペース。
午後船のトップが72尾でした。

季節のワカメも購入し、帰宅後湯通し。

アジフライ

アジの押し寿司
天地逆でタッパに入れちゃったので、ちょっと形が・・・・。

二晩寝かせたアジのタタキ(大葉&みょうが)


ヒラメは5枚おろしにして二晩熟成。実家にもお土産。

刺身

カルパッチョ

ムニエル レモンソースがけ


いや~、楽しかった。ヒラメは勿論のこと、アジがしっかり釣れて、2022年最高のスタートです!

黒川丸さんは、レンタルが充実していてクーラーボックスだけ持っていけば楽しめる船宿さんです。

貸し竿、長靴、雨合羽、貸しビシ(これは紛失対策で保証金2000円が必要、返却時に返金)等。

とはいえ、40号のライトタックルビシ(ミンチ用)なんかは購入しといても損はないと思います。

巻き上げパワー重視のギア比5.5:1
右舷に座るなら右ハンドル、左舷に座るなら左ハンドルを選ぶのが定石
PE2号なら200m巻けます

使用後は必ず真水をかけて塩抜きしましょう

釣果を伸ばすなら、手持ち推奨。竿掛けは取り込み時にしか使わないので簡易なもので十分

イワシミンチ用のアンドンビシ


クッションゴムとして、この輪ゴムが個人的には好み!ヒラメも大丈夫でしたよ。

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