ストーリーは・・・
小学生のアリは、おつかいの途中、修理してもらった
妹ザーラの靴を盗まれてしまう。
家が貧乏なため、新品を買ってくれとは頼めない兄妹は、
一足の靴を交互に履くことを思いつく。
それで遅刻が多くなってしまったアリ。
そんなおり、校内マラソン大会の三等景品が、
新しい運動靴であることがわかる。
彼は妹のために、三位を目指して走るのだった・・・。
今も↑に書いたように ストーリは簡潔で
妹の大事な運動靴をなくしてしまった兄が、替わりの靴を
手に入れるために全力を尽くす、というものでした。
それだけなのにじゎ~~~っと感動♪
まずボロボロの運動靴を兄と妹が交互にはいて学校に通う、
けなげさに胸がキュンとしました。
それが可能なのも イランの小学校は午前中だけ通う生徒と
午後だけ通う生徒に分けられているかららしいんです。
イランの強い日差しも印象的でしたが 親父と二人で自転車で
外出する日曜日が最高。
イランの生活習慣や風俗等が興味深く映りましたが
感情は万国共通かな、とも感じました。
それと子供たちの演技がとても自然体で
貧しいながらも 子供ってあんがいたくましい、と思えたし
子供ながらの悩みを持ちながらも精一杯生きていく姿に感動しました。
そして物なんて豊かじゃなくてもそれを補ってあまりあるものが
この世には存在する,そんなことを改めて認識させてもらえました。
なぜ赤い金魚なのかはラストにわかるようになってました^^
そのラストのシーンは美しかったです♪
個人的お気に入り度4/5