「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」

服役中のコソ泥コジモ（ルイス・ガスマン）は、終身刑の囚人から大儲けの強盗計画を聞く。
その、ゴロツキどもが“ベリーニ”と呼ぶおいしい計画にすぐに食いついた。彼は、脱獄のために
身代わりの囚人を15000ドルで見つけ出すよう愛人のロザリンド（パトリシア・クラークソン）に
命じる。早速身代わり探しを始めるが、なかなか見つけられないままベリーニの話だけが
ゴロツキどもに知れ渡ってしまう。やがて、負け続きのボクサー、ペロ（サム・ロックウェル）を
はじめ５人のなんとも頼りない面子が、強盗計画そのものを目当てに集まって来るのだが・・・。


何一つ上手く行かない彼らのダメダメぶりが楽しめました。
可哀想だったけど、ま、世の中そんなに甘くないわよね、と
クスクス笑いと苦笑とともに、なんとも言えない余韻を残しつつ
見終わりました＾＾　ちょっと脱力系のコメディだったのかな。

この映画、見たと思ってたけど、あまり自信がなくなってて
今回見てみたんですが、やっぱり見た事ありました(^^;;)
なんで見たこと忘れてたんだろう？ってちょっと不思議ですが
前回見た時よりも楽しめたんじゃないかな～。
きっとそれは自分がこのタイプの映画が以前よりも好きになったからかな＾＾

それに俳優さんたちが誰も彼も好きな人だった（初見の時に比べて
いろいろ見て好きになった）ので、それも面白く感じた大きな要因かも。
サム・ロックウェルをはじめ、ウィリアム・H・メイシー、マイケル・ジェッター、
パトリシア・クラークソン、そして少しだけしか出てこなかったけど
ジョージ・クルーニー、みんな納得できる演技で、彼らほんとに
この映画を作ってる事（演技）を楽しんでるようでした。
俳優さんたちがそれぞれの役にピッタリだったですし＾＾

それにはたと気づいたんですが、トト役のマイケル・ジェッダーに
サム・ロックウェル、そしてパトリシア・クラークソン、その３人が
「グリーン・マイル」にも共演してたんですよね～。「グリーン・マイル」
大好きなので、なんだか嬉しくなっちゃいました。

それにしてもこのときのマイケル・ジェッダー、まだ
５０歳前なんですよね～！ビックリです。さらに思い返せば
「グリーン・マイル」の時はまだ４６か４７歳！！！
信じられないくらい、老け役が上手いと言うか、老けてると言うか(^^;;)
どうみても７０くらいにしか見えなかったです(^^;;)

でも、彼はこの映画の１年後には亡くなられてるし
貴重な映画だよなぁ、と思いました。
あのしゃべり方、大好きなんですよね～。
このときまだ４０代↓

でも、案外こういう写真で見ると、そうかもしれない、とも
思えるんですが、映画ではほんとに老けて見えるすごく上手い
好きな役者さんだったんですが・・。

全体的に６０年代的な感じで、この映画にピッタリの設定だなと
思ったし、ちょっと短めだったけど（８６分）その長さもこの映画には
丁度良いなと感じました。
「オーシャンズ」みたいな金庫破りもそれはそれで楽しいけど
こういうのも大好き♪
ラストのあの彼らを見てて、彼らが悟った事をなるほど～・・と
納得できたり、ちょっとホロリとしたり。なかなか楽しめました。
個人的お気に入り度3.5/5

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