お気楽極楽ミラクル

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双恋 第8話 「白いスケッチブック」 感想前編(白鐘姉妹は後編で)

2004-11-26 01:09:41 | 双恋
3話ぐらいまで結構ケナしていた感じのする本作ももう8話。すでに、楽しい思い出の方が完全に高確率を占めているという(苦笑)。

今話もまた楽しい。さすがに前話のようなビックリ&パワフルではないけど、そろそろ物語りも架橋、といったところであろうか…前話も前々話もそんなコト思った気もするけど、きっと気のせいだろう^^;。

前回で桜月姉妹に、衝撃の双告白をされた主人公、望であるが、冒頭では、また一瞬そんなのどこ吹く風っぽかったりするケド、それは罠(?)。いよいよ受験に向けてみんなの勉学態度も締まって来た…そんな中、おんや? 望、ジャイアソ…もうやめよう…権田が夢見たベスト30をあっさり? …ギリギリだけど。桜月姉妹と同じ高校を狙ってるんじゃないの?、と冷やかす敬介。…おんや? 敬介の冷やかしポイントも桜月姉妹に(笑)。桜月山荘でのアノ件は彼は知らない筈なのに…(笑)。双子たちと同じ学校に行きたい…っていうより…、という望の脳裏に、優也がフラッシュバック。「アイツに負けないようにしなきゃって」。なるほど、鬱っちゃうようなコトでは無いけれども、気にはなっている、という訳だ。幼い頃の2つの想い…ロケット技師と薫子と…どっちにもまっすぐな優也。どっちにもイマイチあやふやな自分。焦るなあ、確かに…と、ここでも何故か望の方に共感してしまう私(笑)。理由は簡単で、自分も少年の頃はあやふやな方だったから。どちらかといえば、優也のような『真っ直ぐ』な人間の方が別次元の人間に感じてしまう。そして大多数の『真っ直ぐな少年』は挫折を味わう運命になることも知っている。余程の才能か生い立ちか運かに恵まれない限りは。そして、そこから這い上がることがどれほど容易でないかも…。

まあ、優也がどうかがともかくとして。(ひょっとして、ゲームのライバルキャラだったりするのかな?)

食まで進んでいない望であったが…。
「望く~ん」@桜月姉妹
うわ。なんかそんな悩みなんてどうでも良くなっちゃいそうなステレオ(笑)。
あれから桜月姉妹たちの態度があきらかに変わったことを実感している望。
話の時間軸が前後するが、53回目にして成功したらしい(笑)アップルパイを差し入れてくれたり、手づくりキーホルダーをステレオでもらったり、傘を貸してもらったり…ここですぐに両手に花の相合傘を妄想する辺りの望に、2話位を観てた頃の自分だったらゲンナリしていただろうに、もう、微笑ましくしか見えないのが恐ろしい^^;。
いや、そうではなくて。
このままでいいの?、と訪ねる望に、いいんです、と。今私たちとっても楽しいんです、と答える桜月姉妹。あまりの独占欲の無さに、多くの視聴者に、男主体のご都合主義、又は、桜月姉妹は恋に恋しているだけ、と取られてしまいそうだが、果たしてそうだろうか? こういう愛の型もあっていいのではないか、と、自分は思う。男女逆だってあるもの、そういうの。まぁ、そんなのどう感じるかは観る人各々の勝手なので、こういう発言は、この望クンの羨ましーい状態に、何だかトキメキを隠しきれなくなっているオカシナなオジサンの独り言だと思ってくれ。

前回のラストで、望が例の激白を受けていた時、不安げに『星空』を見上げていた一条姉妹。とりあえず今のところ何ら変わらぬ態度で望に接している様子。ただ、なんとな~く探りは入れてるカナ?(笑)。「ひょっとして、桜月さん達と付き合ってたりしてー?」。それ聞いた時の望むの慌てっぷりを観れば、勘のイイ(イイだろう?、一条姉妹は(笑))女の子にはバレバレですな(笑)。でも、「な~んてね」、と敢えてそれ以上突っ込まない。このシーンは自分はこう考えてみた。『突っ込めなかった』んじゃないかと。桜月姉妹と違い、薫子と菫子はあきらかに別々の思惑で望を想っていると思う。いや、キラとユラだって、人格は別であることは当たり前だが、この2人は同時に2人で告白することを良しとした…いや、2人じゃないと出来なかったのかも?。然るに、薫子・菫子はそれを良しとはしないのではないだろうか?。つまり、2人一緒のときにこれ以上桜月姉妹のコトを突っ込んで、『どうなの? 本当にはどっちが好きなの?』的な話になってしまったら、それは自分に一番近い相棒である姉(妹)にも向けられる問い詰めになってしまう…。それを恐れたのではなかろうか?
…いやぁ、ちょっとコレは深読みしすぎかな?^^;。でも、そんな想像力も喚起させてくれるのが、この作品の大きな魅力だと、自分は信じたい。

長くなってしまったので、一旦ここで切りたい。
次回、『白鐘姉妹編』。土曜の深夜辺りに掲載予定(爆)。
(あっ、『なのは』とカブるっ。それはキッツイな(苦笑)。日曜中になるかも。)


(トラックバック追記)
折角、このアニメ版双恋(ふたこい)が好きになれた同志(?)ということで熱いエールを…。『楽しそう』…とにかくこの一言に尽きますね? 双子間のシンクロ度合いとして、桜月>一条>>白鐘姉妹という思惑が見て取れますね? あと、望がホントに(自覚の無い)ある種の方面で凄いヤツかも…とか(笑)。そんな観点から、桜月姉妹の見分けの付かない描写はワザとくさい気もしてきました。まぁ、千草・雛菊も、桃衣センセーも眼鏡が無かったら難しい(?)んですけど(笑)。