お気楽極楽ミラクル

主にアニメ関連のものを中心とした雑記や感想。サイトの性質上ネタバレあります。(※ 現在ウオームアップ中)

ローゼンメイデン 第十二話 「真紅」

2004-12-30 00:55:16 | ローゼンメイデン
うーむ…、
これはもはや原作とは『非常に似て非なるもの』、と覚悟を決めた方が良さそうだな…。

…と、開始5分で思いました(爆)。

うん。そう思ったら、素直に受け入れられ…られ…。

前半、怒涛の(残りの?)原作要素ラッシュ…原作基準で見てしまうと、感慨も何もあったもんじゃ無いのだけれど(苦笑)。気丈に振舞っていた真紅がボタンを掛けられずいきなり泣き出した…と思ったら既に原作ぶっちぎりで漢になったジュンが(苦笑)、なんだかいきなり悟ったような事叫びながら大熱血。『思いの沼』で苦悩するも、苦悩の元凶が『お受験に失敗して…』という囁き声で、そりゃあそれ位ならちょっと気合入れれば跳ね除けられるようなぁ、と安い感。そして時間にしてものの数分でバッチリ復活している真紅には思わず苦笑い…。その後真紅の右腕を修復できたのは恐らくはかの魔法のような裁縫の延長だろう…まあ、これは原作でも十分考えられる落ちだな。

素直に受け入れたんじゃ無かったんかい!(自分にツッコミ)。
いや、開始5分でから後半5分までぐらいはそう思ったんですケドね…。

ジュン…だけじゃ無いんだけど、特にジュン。非常に似ているけれども、根本的なトコロで何かが違う別人クン…って感触は、やっぱり拭い去れなかったなぁ…(苦笑)。とはいっても、まあ…同じようなことを感じてしまった、ある作品程ひどく感情移入が阻害されることはなかったケドね、その点では。この作品はあまりジュン視点では観てないのが救いだ。

真紅を『ジャンク』に出来て、まぁ、一息ついた(←用法違う)ハズ(?)だけど、出てきたジュンにムキになって…あっさりレンピカとスィドリームを翠・蒼星石に奪い返されてしまう。…らしくない…というか水銀燈も別人チャンっぽいが、それは仕方ない、と思える。あくまでヒールに徹してもらった、ということだろう。じゃないと収まりが付かないもんな、話数的に。

しかし、ここは翠・蒼星石、雛苺に格の違い(?)を見せ付ける水銀燈だが…片翼を犠牲にしたか。いやあれだけ羽が連射できる^^;、んだから、時間が経てば復活しそうだな。そもそも『腕』とかの本体パーツじゃないし…。

原作だと「君の片翼も切り落としてあげようか? と迫る蒼星石(&現行戦闘関係キャラ他全部)に、「あら?」 さーっと青ざめるお茶目な水銀燈にはアニメでは会えずじまいか…。

んで、真紅VS水銀燈、第2ラウンド。
双方攻撃ワンパターン…とか思ってはいけないな。どうも某作品は天敵ではなかろうか(苦笑)。コッチも有る意味魔法少女だからなぁ…イメージは被るなぁ、やっぱり。

とかなんとか思っていたら 真紅、パンチ(笑)
へえ、それ効くんだ(笑)。っていうか今までで一番効いてる? 致命傷?
あー、ここで水銀燈にはナイスな一言をのたまって欲しかったかも。
『ぶ、物理攻撃なんて…っ、これだからヤバン人形はっ…!』(笑)
とか。
え、イメージ壊れるって? いやまあ…ってか

ミーディアム居なかったんかい!! 水銀燈!!

『無駄無駄、ミーディアムの居ないアナタは、夢の中でしか力を発揮できない』@水銀燈 TO 翠星石(確か9話辺り)。

だれか~、だれか合わせてくれ~。 辻褄

水銀燈は未完成品だった!
衝撃の事実…のハズなんだけど…。
『お父様』への思いだけで…それを狂気に変えて(?)、ミーディアムなしで動いて…しかも真紅達他のドールを圧倒する程のパワーをどんな世界でも発揮していた…と? 最後に作られたドール(ってコトは第七ドールか? アニメ版では)、だから、未完成ではあっても特別製だとか? ミーディアムうんぬんは水銀燈の自虐的狂言だったと?

…にしても…いきなりぶっ壊さなくても…。数百年に渡る付き合いの中で、真紅にはもう、『彼女』は救いようが無い…と判断させる何かがあったのであろうか。

姉妹たちが水銀燈も含めて中むつまじくしていたカットもあったような気がするが…。そんな思い出は『ドールの孤独』の中にでも埋もれてしまった、ということか。

で? ローザミスティカはどうしたのさ?

『アリスゲームを終わらせる』@真紅、ってそーゆーコト?
水銀燈の悪夢を終わらせる…と…。

あー、駄目だ! 自分的に。
いくら原作縛りがあったとしたって、この辻褄無視の度合いは…過ぎる。たまにチョットづつ出てくる位なら余裕でスルーするけど、こんなクライマックス近辺(10話辺りから)連チャンで来られて許容量イッキに振り切れたよー。s

殆ど感情だけで観ろってコトなのか。でも、その感情部分にも、のりが止めを刺してくれたよ…。

ジュンの『木』をそれぞれの力で助けよう…と言う翠・蒼星石を制止して、「自分の力でなんとかしなくちゃ…やれるよね? ジュン君」、と無責任にも程が有る言葉を聖母よろしくのたまう、のり…。世の中ジュンが思っているほど厳しくも無いと思うが、のりが言っているほど甘くもないと思うよ? ってゆーか、本人に聞けよ…一応

エピローグは一応、原作の『殺し文句』いくつか→真紅去る(?)→ジュンの『散歩』→(いろいろあって)戻る、で、綺麗には締めたが。

メンゴ、駄目だ! コレは…自分的に、完全に裏目です~

ローゼンメイデン 第十一話 「運命」 Schicksal

2004-12-22 04:38:08 | ローゼンメイデン
あーっ、また水銀燈…じゃないケド、ソッチサイドが『ジャンク』って…。

あーいや、こういうトコロで過敏に反応するのが原作既読者の悪いクセだな。以下、もう少し素直に見よう。

「やーっぱり、この前のはミーディアムの力だったのね」@水銀燈
ミーディアム以外の力の差か…。これもアニメ要素として素直に受け入れるべき…なんだろが、確か前々回で水銀燈自身が、

『ミーディアムの居ない翠星石は夢の中でしか力を発揮できない』

…みたいなことを言っていたような気がするが…? ましてや今回は思いっきり、『夢の中』だ。 …水銀燈の、ではあるけれど。でもだとしたら、真紅はずいぶん分の悪い勝負を受けたもんだな。らしくない、というか。水銀燈は『一対一の勝負をしたいから、ミーディアム(の力)に邪魔されないようにしなきゃ』 …とか言っているケド? いやまぁ、水銀燈のいうコトだから…といえば、そうなんだけどねえ^^;。

なんか、どーも辻褄が合っていないというか。

ジュンをジュン備万端(…みんな言ってそうだ^^;)に、眠りの幻惑に誘う水銀燈。しかし、水銀燈のミーディアムはどんな状態なんだか定かでない。うーん、やっぱりその辺が水銀燈ってコトかな? 迂闊だよ、アニメ真紅。

「あんな家来(ジュン)居なくても倒せるわ!」と、ここで真紅がアニメ版では水銀燈に返す、そういうことか…。しかし…いや、まぁ、知らなければこれでイイのかな?

本来なら『ジャンク』の言いだしっぺは真紅。それに逆上した水銀燈が容赦ない攻撃をした結果…真紅は右腕を捥がれ…自分が言いだしっぺの薔薇乙女の誇り的には『ジャンク』になってしまう。そういう真紅側のカタルシスがなんか弱くなっているのは…些細なこと、で片付けていいものだろうか?

「あなたが出来ることは全て私にも出来るのよ? 忘れたの?」@真紅

うん…どうやら、アニメでは、真紅と水銀燈は薔薇乙女の中でも同格の強さを持つ、本当の意味でのライバル、ということか。それでプライドを掛けたサシの勝負を受けたのかな?

自分は、どちらかというと、だけど、原作の真紅のように、決して『強制』ではないケド、仲間を増やしていって、必要とあらば水銀燈に対して多対1の戦いも辞さない…もちろん、思惑の合わない薔薇乙女(例えば蒼星石)を強制する気もないし、そんな力もないケド。そんな真紅のほうが、どちらかといえば、だけど、好きだなぁ^^;。


一方、水銀燈に誘われた夢(悪夢?)の中のジュン。
…また花かよ… イマイチ好きじゃ無いなぁ…その表現志向(苦笑)。
さらに…さらに…
こんなオチだっけ…、ジュンの引きこもり理由
原作は…少しは描写されてたんだっけ? イマイチ記憶が定でなくて申し訳無いが…。
ただ、ハッキリ言える事は、アニメ版の方が、ジュンの言動…たとえばのりへの態度等はアニメの方が若干穏やかだけど、『学校、あるいは外の世界への恐怖心』とかいう部分はアニメの方が、圧倒的に強調されていたと思う。

…そのオチがコレかと思うと、正直、少々拍子抜け。『とても優秀な生徒だったのに、まさかの中学受験失敗』
…それだけ?
いやまあ、それだけって^^;、ヒトによっては重大問題だろうケド。
あと、あれね。ヤってしまった事態より、周りの人間の揶揄がすんげーイヤってやつね。少し年喰って見りゃなんでもないコトなんだケド…。たとえば小学生で学校でウン○コした!(下品失礼!)…とかね。高校生にもなれば、「な~んだソレ」なコトなんだけど、当の本人達は真剣に悩む…それは判らなくもない…んだけど。

ここまで恐怖心的には重症で、しかも巴もナニか関係ありげに見せられてしまうと、もっと重症なものを想像してしまいがち。

たとえばホモ疑惑とか(爆)
『なあ…桜田ってさぁ…』 『やめろぅーーーーっ』
たとえば巴とアレ未遂とか!
(きゃーっ^^;)
そんで、巴は…確かにその時は傷ついたけれども、でも、ジュンの気持ちがそんなに悪いものじゃない事を悟っていて、あるいは自分にもマズいトコロがあったこととか…或いは、ちょっと安くはなるケド不可抗力だったとか…。2人だけで解決すれば何でもない問題だったのに、間悪く口さがない人間に見られてしまい、噂だけがひとり立ち。ジュンや巴が『あっ』っと思った時には、もう、収拾が付かない程の噂に…とか。

それぐらいは欲しかったかなー?と思ってしまうのはイケナイ嗜好…もとい、思考か^^;。

いや、決してお気に入りの某なの付く作品のオチがさんざこき下ろされたから天邪鬼で言ってるワケじゃないよ。いやいや、なんでコッチはあまり突っ込まれないのか、不思議に思う気持ちは確かにあってはしまうのだけれども^^;。

いやー! 視聴態度って大切ですねー、恐ろしいですねー …ってコト…なのかなぁ???

ちなみに自分は真紅にも萌えてます! ええ! 誓って! 
(↑アホかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっー!)


…んで…ジュンの意識が闇に染まると真紅のパワーが落ちると…。
思いっきり、ミーディアムの力じゃんかっ! (←ツッコミ)

いや…コレは…いくらなんでも、ちょっと辻褄合わなさ過ぎでは?

ジュンが夢の中で壊れるのがイヤならローザミスティカをわたしなさい…(水銀燈)

いや、だって、水銀燈、そんなことしなくても圧倒的優位じゃん! なんでそこでわざわざジュンと真紅の絆に付け込む必要があるの! ぜんっぜん、納得いかないYO! (←ツッコミ)

ねえ? 何で? 何で!? こっちはあんまりツッコまれないの!? ねえ!? 何で!? (←ツッコミ)

もう一度誓っていうぞ。オレはローゼンメイデン(PEACH-PIT)の大ファンだーーーーーー!
ついでに真紅萌えだーーーーーーー!

『ミーディアムを傷つけたりする薔薇乙女なんてジャンク』@みたいなこと真紅
…いや…だって…ジュンは水銀燈のミーディアムじゃないよ?
他人のミーディアムまで明示的に気遣う程、お人よしだったかなぁ…薔薇乙女って。


…気…気を取りなお…せるかなー?^^;。

水銀燈が翠・蒼星石から執拗に人工精霊を奪ったのは、こうやって夢の中でジュンを『壊す』為か…? 回りくどすぎない? ってゆーか、そこまで真紅以外のドールはノー眼中? 敵戦力外? そこまで回りくどいことして、真紅だけ潰せばオーケー?

さあ! ここで(本人達は知らないケド)水銀燈にさんざコケ扱いされた翠・蒼星石が…(まーいろいろやって^^;)…のりの夢から進入、反撃か! …と思ったら、やっぱり人口精霊ナシじゃあナニもできない…の…か?(泣)。で、雛苺ですかぁ…激しく不安(笑)。


『お人形さん遊び』@水銀燈 …ね。
つまり、水銀燈はこの時点で『アリスゲーム』を制することよりも、今まで(何百年も?)さんざん目障りだった真紅(とそのミーディアムも)を、いままでさんざん自分がツッコンできたようにただ合理的に倒すだけじゃ『つまんない』から、真綿で首を絞めるようにこれでもかっってぐらい、いたぶってから倒すハラ…ということか。んで、それが同時に水銀燈にとって致命的な隙になってしまう…というお約束か? またこりゃずいぶん古いトコロをついてきたかな。それはそれで嫌いじゃあ決してないケド、でも、やっぱり理屈は一応通しておいた方がいいと思うケド…。

むう…ローザミスティカって、持ち主のドールが負けを認めないと奪えない設定なのか? 『誇り高き』薔薇乙女はそう簡単には『負け』を認めはしない。だから水銀燈はまず人工精霊から奪って、翠・蒼星石を無力化すると同時に、その力を持ってジュンをいわば『人質』にとりつつ精神的に痛めつけ、真紅のミーディアムからの力も極力奪い、がんじがらめにした上で、『ジュンが壊れるよ? それがいやなら負けを認めなさい!』…と、いう作戦だったと。
でも、これも妄想の領域だよ? 画面でその辺きっちり説明受けた記憶もないし…てか、今このシーン観て、やっとそんな気がしてきたトコロだよぉ?

いや…でも何で、雛苺そんなに力発揮できるの? 水銀燈を束縛できるほどに…。
だって『力』の流れは、
ジュン→真紅→雛苺のハズでは^^;。

あー、やっぱり辻褄が合わない。あっちあわせればこっちあわないの堂々巡りーーーーー!!

そして、雛苺の助けに乗じて、真紅はジュンの夢の中へ。そこには翠・蒼星石…そしてのりも来ていた。
おなじ夢の中でもジュンの夢の中ならみんな結構水銀燈と闘えるのね^^;。
でも、それだとやっぱりそもそも冒頭でなんで真紅は水銀燈のあんな安い挑発に乗って、分の悪すぎる勝負をそんなに急いで受けたりしたのか…やっぱりらしくない、と思ってしまう。そんなに追い詰められているような状況でもあるまいに…。

うわぁ~~~。ジュン…原作もびっくりの嫌なヤツになってる~~~^^;

『紅茶の入れ方』
来ました。平手打ちして、自分もそうだ、みんなそうだ …か。まぁ、ここで「自分はダメなヤツだ、なんてカケラも思わない奴なんて、世の中いくらでもいるよ」、な~んてツッコミはヤボすぎるな。ヤメとこう。
ここは素直に、悩んだことなんてあまりないんだろうな、とジュンが思いこんでいた姉、のりも、ちっともジュンの心に入れないコトに、『自分はなんてダメな…(真紅ちゃん達の方がずっと…)』とかいう想いを抱いていた…そのことにようやく気付いた、と受け取っておこう。

んー、でも自分の感触としては、ジュンものりのそんな気持ちには気付いていた、と思っていたんだケドね。というか大抵の自分の殻に閉じこもってしまった人間って、そういうの、分かってはいると思うんだケドね。
分かってても…駄目なんだな。同情じみた言葉、説得の言葉をいくら『上手に』かけられても、聞く耳が塞がっているから。

まあ! ここは、ジュンは姉や真紅の言葉に我を戻した、それでヨシ…しかし…

あー、ほらー。
だから、ここでカタルシスが弱いんだ…。
「私はジャンクなんかじゃない!」@水銀燈

千切れ飛ぶ真紅の右腕…。

やっぱり『ジャンクの言いだしっぺ』は真紅じゃないとさぁ…。
しかも、原作だと、ココではジュン、まるっきり正気なんだよね。
まるっきり正気で、いつもどおりの力(多分)提供していたのに…その目の前で…っ! というカタルシスもない。

そんで、ここでカタルシスが弱くなってしまうと、その後に『取り戻した』ときの喜びも薄くなってはしまわないか?

…って、残り1話…!?
えーっ!? まさか原作たった3巻分もまっとうしないとか…!?
それを超えるエピローグが用意されているの!?
その為のこの展開なの!?

「真紅は! 僕が護る!」@ジュン
…駄目だ…どうにも駄目だ…。
原作を知っていると現時点では、どうにも安い…。


今回、正直、自分にはどうにも悪印象。
果たして、これを覆せるようなエピローグは用意されているのか!?

待とう、次回。

いやー! 視聴態度って大切ですねー、恐ろしいですねー …ってコト…なのかなぁ???

ローゼンメイデン 第十話 「別離」 Abschied

2004-12-22 00:10:31 | ローゼンメイデン
この作品、自分的に…あくまで自分的に、だけど。
観たら観たですっごく楽しいんだけど。
観ないで居てもたいしてダメージがないんですよね(爆)。
なんていうか、こう、『絶対、どーっしても続きが早く観たい! 気になって仕方ない!』 …っていう感覚が薄いというか。
ま、元々そういう作品ではあるかもしれませんが。ほとんど次回へのモロな曳きのない、大抵1話である程度の決着が付く。また、自分は原作既読者でもあるし…。

まあ、だから視聴が遅れているワケでは決して無いんだケド^^;。

今話はウケたヒトビトにはバカウケ…だったと思う6話の夢再び、みたいな、でも嵐の前の楽しい楽しいコミカル回。

そう、嵐の前なので真紅はマジ…というか、6話みたいにみんなはっちゃけてはいませんね。のりの『お芝居の練習』という名目ですし(笑)。

前回でマスターのところへ行ってしまったか?、と思ったヒトも多い、翠・蒼星石もあっさりカムバック…っていっても(多分)近所だしね(笑)。

しかし、蒼星石のイメージがやはり原作とは違うかなぁ。いやまあ、自分が知ってる範囲の原作の蒼星石はまだ、『何か』を背負った状態ですからネ。そんな『何か』に吹っ切れ(ることがあ)れば、PEACH-PITのことだから、このアニメ版のような方向性に持っていくことも十分、ありえるかな?(笑)。


冒頭で、水銀燈の『挑戦』を受ける真紅。『サシ』の勝負できたか…。今回はちゃんとローザミスティカ狙いを明言してますね。「あなたさえ倒しちゃえば、あとは出来損ないのおバカさんばっかり」、と。でもなあ、やっぱり少なくとも蒼星石のローザは奪える格好の機会があったよネ。奪える時に奪えるだけ奪っておく主義(おい!)の自分には、やっぱりチョット納得いかないケド、なにか理由があるのかな…?
あーいや、たしか原作でも水銀燈にはそんなトコロあったかな。圧倒的優位にしか見えない戦況の中で、「そんなおままごとには付き合ってられなぁ~い」とかいって、さっさと鏡の中に引っ込んでしまったコトとか(笑)。

しかし…残り2体はアニメではシカト?(笑)。まあ、原作(コミックの範囲)ではまだ出てないし…でも、出来たら、オリキャラで出してくれると盛り上がると思うんだケド…もう、残り話数がいっぱいいっぱいっぽい気も。1クールってことを考えれば贅沢か…いやまだなにかその辺仕掛けがあることは否定できないのですが。残り2体が居ない意外な真実! …とか。 …ないかなぁ^^;。

・蒼星石にも是非窓ガラスをぶち割って欲しかった。いや、のりへの片思いクンはバッチリ轢いたケド(笑)

・に・く・きゅ・う~♪ …じゃなくて球体関節…つか、「お人形さんとはいえ女の子の~」は、やっぱりのりに言って欲しかった(笑)。

・のりと真紅の紅茶の入れ方のお話…その裏には『ジュン』が居るワケなんだケド。 うーん、この辺の台詞回しは原作の方が好き…っていうか、自然に思える。

・どれだけ洗剤いれればそんなに泡がでるんだあ!

・ジュンがドキッ、としちゃったのは球体関節の方…いや、フェチとかじゃなくて!^^;。
真紅たちがあまりに人間臭いから、忘れかけていた『彼女達は人形…』、というのを再認識・痛感してしまいちょっとショックを受けるという。できればアニメでもその表現に徹して欲しかったカナ? この描写だと最初ジュンは明らかに『女の子の着替え』の方にドキッとしてるように感じてしまいますね…。

・ドールたちの眠りとジュンのちょっと勘違い願望。この辺は原作と同じ。ただ…

『生きることは、闘うこと』
いや、まて、Stop! ソレちょっと自分には違和感が。
原作では、『闘うことって、生きること』
どちらも『眠り』を羨ましがるジュンを真紅が暗に鼓舞するセリフには違いない。意味もほとんど同じ。
しかし、前者は『生きる』それすなわち『戦い』と決め付けてる。自分も某作品の感想では、『戦い』を求めるような事を言ったし、実際現実世界ではまさに然りな部分は否定できない。
しかし、後者(原作)は薔薇乙女達の…真紅の理念を言っている。それでできればジュンにも…『戦い』とはいわないまでも、閉じこもっている殻を破る勇気を持って欲しい…そんな優しい願いが込められているように感じられるのに対し前者は、『生きていくそのことが戦い』@パトOPのように、『現実』を強烈に見せ付けている…ように思える。
いや、どちらが正しいかとかの問題じゃなく、自分的に後者(原作)の方が、真紅らしい…と思えるだけ。タカピーっぽい言動とは裏腹に、そういう繊細な優しさも併せ持つ。個人的にそっちのほうが真紅らしい、と思えるだけである。


「いけないわ~ジュン君~、姉弟なのよ~」@のり(寝言)
ぶははははははははははははははははははっは。
自分、今話、コレが一番効いた(笑)。え~それで不憫な『片思いクン』に興味がないの~(大うそ)。うーん…それは確かにジュンがちょっと姉に対して引く気持ちが分かるような分からないような(だから大うそ)。


「さようなら、ジュン」
眠るジュンに件の『キス』をして、水銀燈との決戦に1人臨む真紅。
『さようなら』…かぁ。
『いってきます』 …とかには、さすがに出来なかったのかなぁ…雰囲気的に?。真紅なら言いそうだけどなぁ。こういうトコロでは何があっても水銀燈なんかに負ける気はないと。
『なのは』で同じようなシーンがあったら、絶対『いってきます』とかにしそうな気がして仕方が無い。たとえ、一部の視聴者の失笑を受けたとしても。『せ~のっ』ってね(笑)。

とにもかくにも、次回決戦! ウン、決して悪くは無いよ。
ただ、ちょっと、一般的な様式美(?)に走りすぎている気がするのが個人的に不満…というか、フラストレーションが溜まるだけ。


ああっ、だから、なんでこんなに長く…。

ローゼンメイデン 第9話 「檻」 Die Gefangnis

2004-12-07 04:02:36 | ローゼンメイデン
…分かり易いなぁ

だ、なーんてコト云っていると、既に製作者の何がしかの罠に…ってのは前回も言ったからヤメとこう(笑)。ここは素直な所感を書くべき場所でもあると思う。

でもまぁ、前置き…とでも思ってくれいっ

nのフィールド
…アニメ版でも、今までも度々出て来たキーワードだと思うのだケド、結局(?)、今回もソレ何?的な部分には言及されていない。…実は、原作でも言及されていない(爆)、と思う。ただ、
原作だとラプラスの魔…でも姿は『アリス』に出てくるウサギみたいなー?、が出てきて、いや、まー、要するに、余計、ワケワカンナイ(苦笑)様相を呈していたりするんだけれども。さて、アニメ版でも出番はあるのか、ウサギさん(笑)。

これは自分と蒼星石の問題なので、
「みんなに迷惑を掛ける訳には…」とのたまう翠星石に、「今まで散々めーわくかけまくってきたクセに、めずらしい事もあるもんだ」、と、意外とまんざらでもない様子でのたまうジュン。
「ジュンは、今度もめーわく掛けろ、…って、そう言ってるのよ」@真紅
渋いネェ…(喜)。通じ合っちゃってますかー?(笑)。原作だと、ジュンと真紅が本当に通じ合うまでには、もう一波乱あるのですが、アニメ版では…端折られてしまうか!? …それともクライマックスの一環として組み込まれたりするのであろうか。

「しゃーねーな、さっさと着いて来やがれです。」@翠星石
その表情は、すごく最近、どっかで見たよ(笑)。そう、某白鐘沙…Stop!

暗黒に壊れた時計だらけのじーさんの夢の中。
と、すると筆者の夢の中には、PC-8001だのMSXだのFM-7だのTK-…え?、誰もそんな事聞いて無いって? 失礼。

「あ! 蒼星石はっけーん」@雛苺
えーっと、この時の人影は、結局『カズキ』だったのかな。
蒼星石は別の位置で発見されたし…。

で、発見された蒼星石は、彼女の人工精霊、レンピカを水銀燈に奪われていた…と。
…あーれー? 『アリスゲーム』を制するためには、各ドールの持つ『彼女』達の『命』そのもである、『ローザミスティカ』を奪うこと…って、以前アニメ版でも水銀燈自身が言っていてよーなー?
…まー、置いておこうか。しかし、こんな絶好の機会に奪わないなんて…。

「お年寄りに優しくしてあげると、いーことがあるわねー、ウフッ、おかげであっさりGETしちゃったー」@水銀燈
…えーっと遺産とか保(←バキッ)

「ねーえ、翠星石?、スイドリームも私に頂戴?」@水銀燈
う゛ーーーん? あくまで人工精霊にこだわる(?)、アニメの水銀燈…やはり根本的な設定が違って来ているのであろうか?

そんな調子に乗る水銀燈に勝負を挑む真紅と雛苺であるが、どうやら、『優しくしてあげた』お年寄りの夢世界なので、世界も水銀燈に甘いらしく、真紅サイド、苦戦。

仕方なく、蚊帳の外であった翠・蒼星石とジュンは脱出。…まぁ、コレは真紅の指示ではあるのだが。原作に相当する部分では、この辺で、真紅のピンチに翠星石がジュンと(罵倒しながら)契約を結び、水銀燈を(そこは)退けるのだが、アニメではそのシチュエーションは、今しばらくお預け、と、いうコトだろうか?

と、いうか…。アニメだと『ジャンク』の言いだしっぺも水銀燈だったり…原作では実は真紅なんだよね、言いだしっぺは。水銀燈も実はマスター(?)を思っての行動なのでは?、と思わせられる部分(つまり、そんなに悪い子じゃない~オチ?)節があるのだけど、アニメだと、そんな雰囲気、全然出てこないな^^;。水銀燈はあくまで破壊・破滅の象徴として描くつもりなのだろうか。某プレシアみたいに?(いや、まだ、どっちもビミョーだけれども^^;)。

「マスター、僕たちを逃がさないつもりなんだ!」@蒼星石
…こんの爺ィ。(←この時点の翠星石ではないが、本音が出る)

「せいぜい無様に這いずりまわりなさい」@水銀燈
茶々を入れて申し訳ないが、このカットの水銀燈…ヤケに可愛い(爆)ゾ(笑)


今回のキモはやはり何と言っても、蒼星石(&元は翠星石も?)の現マスターであるじーさん、通称ウザウザ爺さん@翠星石略してウザ爺(爆)、の眠ったままの伴侶であるばーさんの夢の世界で出会う、事故で亡くした息子、カズキの魂と、ジュン達の邂逅シーンであろう。

母さんは目覚めたくない、と語る『カズキ』。
『この世界には、僕がいるから…ここには何も無い。自分を父母から奪った『恐い車』も、そんな悲しい出来事も…母はそんな静かな世界で、『カズキ』と2人でずっと暮らしたい』、…と。

そうか。婆の世界が空っぽ…蒼星石のいう『悲しき世界』とは、けっして『虚無』ではなく、婆がそれを…『静かな世界』を望んでいたから…ということか。

『誰にも傷つけれれることなど無い世界で、ずっと…』
そんな『カズキ』の言葉に思わず反応するジュン。「それじゃぁ…爺さんはどうなるんだよ…? そりゃ、君を失ったのはショックだったと思う。でも現実から目を背けて、安全な夢の世界に閉じこもってるなんて…!?

現実から目を背けて、安全な夢の世界に閉じこもってるなんて…!?

…そうだ、そこだ。ジュンも自分で言ってて、自分で辛そうだ。
それはジュンにとって自問自答。幾度と無く繰り返し…そして投げかけられもした言葉。のりにも何度も諭され…だか、その度に拒絶してきた。そんな言葉を今自分が『カズキ』に投げかけている。

「にん…げん…」@翠星石
そうだ、翠星石も察しているんだ。本当は。
でも、ジュンは自分の殻に閉じこもりながらも、積極的に他者を傷つけようとは決してしなかった。…のりを傷つけて居なかった、といったらウソになるが…しかしそれでも…少なくとも狂った愛を求めたりはしなかった。真紅も認めた。雛苺も認めた。そして自分…翠星石も認めた。ありのままの姿として。 …問うたら否定するかもしれないが、しかしもはやそれは照れ隠しでしかない。

10代の少年のそれと老婆のそれの対比…そうか、ジュンと対比されるのは老婆の方だったか。重みは…比較になんてならないかもしれない。しかし、若いから悲しみが軽いなんて誰にも言えやしない。それを言ったら年配の傲慢…言い訳になってしまう。『若造に何が分かる!』…往々にして、それは言った途端に負けだ。分かり合う気持ちが無い。それは『生意気だ!』のセリフと等価だ。生意気…それは、なんの根拠も理念もなくなったあわれな大人の最後の言い訳だ。それを言ったら負けなんだよ。

そう、決して比べられないモノではないんだ。そして…ジュンは自分で言ってて、自分で悟った。今、自分が言ったことは…それは自分への戒めそのものだと。そこでそれに気付けるだけでもジュンは立派だと自分は思う。世の中『オマエ、自分が一体ナニ言ってるか、分かってんのか?』と問うても、決して認めようとしない人間の何と多いことか。ジュンは立派だよ。自分で気付いたんだから。…もちろん、その背景に、真紅達…そして他ならぬ実の姉、のりの存在があったことは確かだけど。そうだ、じーさん・ばーさんにはそういう存在が無かったんだな。ジュン…君は恵まれているよ。いや…もう、本当は、気付いているんだろう?


しかし、水銀燈はそんなコト知ったこっちゃない^^;。スイドリームで迎え撃つ翠星石に、
「無駄無駄」無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄! Uryyyyyyyyyyyyiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii とでも言いそうな様相&BGMだな(笑)。
蒼星石から奪ったレンピカで翠星石&蒼星石に襲い掛かる。そして立ち塞がるはジュン! レンピカを受け止めようとする!
ここはやっぱり「オラオラ!」で応戦…ではなく、さっさとジュンと契約するですぅぅぅぅぅぅっっっっっ、このチビ人間!… …もナシか…ここは(苦笑)。

ただ。
「マスターの居ないアナタは、夢の世界でなければ力を発揮できない」@水銀燈
…そっ、そーだったのかーっ! …? なるほど(?)、前回、翠星石が思う存っ分、力を発揮できていたのは夢の世界だったからか! …っつーことは、現実世界でも思いっきり力を発揮している水銀燈アナタには、やっぱりマスター居るのね? …残り話数は計算に入ってる? 
「はっ、しまった! …私としたことがっ! このままでは私の視聴者の人気が…っ!」@水銀燈(大うそ)

ジュンのピンチにあっさりスイドリームを差し出す翠星石。
う゛~ん、う゛~ん、う゛~ん、う゛~ん、う゛~ん、う゛~ん
…ここは、我慢の子?(苦笑)

「ましてや! レンピカを奪われた人形なんてただのジャンク!」@水銀燈

…あくまで、人工精霊主体なのか? アニメ版^^;。『ローザミスティカ』の立場は… …これから?
それに水銀灯が『ジャンク』『ジャンク』連呼するのも原作既読者としてはチョット違和感あるぞ? 「あくまで、ほんっとーに、悪役なの? 私?」@田中理恵 in 水銀燈

結局…老婆は目覚め、じーさんも正気を取り戻し…てるのかな?、まぁ、翠・蒼星石をちゃんと認識しているようだから乗り越えたんだろう。『カズキ』に頼まれた真紅が伝えたのカナ?
「どこに居たって、僕は、ずーっと2人と一緒だよって…」@『カズキ』
…いや、死んだ者は旅立つよ…とかいう茶々は此処で入れるべきでは決して無いな(苦笑)。

まぁ…『連れ合い』が運良く復活しかたらきっと大丈夫…なのだ…ろう。

ローゼンメイデン 第8話 「蒼星石」 Lapislazun Stern

2004-12-01 23:19:35 | ローゼンメイデン
おおーっと! 蒼星石の周囲の設定がいきなり原作と全っ然違うゾ! …とはいっても、コミックス(現在3巻)分の内容では、蒼星石のマスター周りの設定とか、まだあまりハッキリとは出て来ていなかったりするんだケドね(苦笑)。とりあえず、蒼星石が、ナニか問題ありげなマスターに固執していて、翠星石と袂を判っているのは一緒だと思う。…しかしマスター…じーさんか…しかもかなり孤独にヤられてしまった…。

ほぼ、全編アニメオリジナル。いよいよ来たか? アニメ版の本質が問われる時が。

先に自分のつたない見解述べておく。まー、この辺はビミョーにまだ若輩である変なオジサンのたわごとだと思ってくれ。
いや・・・実は次回予告にて、自分がこれから書こうとしていることは恐らく多分に覆されるであろうことはうすうす感づいていたりはするのですが…(苦笑)

この作品、『孤独』というものが1つの大きな作品要因になっていると思う。ただ、『ジュンの孤独』にしても、『ドールたちの孤独』にしても…そして今回、『蒼星石マスターのじーさんの孤独』にしても、筆者があることから垣間見た『本当のひとりぼっち』の例えようのない恐ろしさ、とは趣を異とする、と思う。そのせいか…とても面白い、とは思うんだケド。イマイチ感じ入ることは出来ない、と、いうのが正直なところだ。『ジュンの孤独』なんて論外…あくまで『孤独』、という意味では、であるが(『トラウマ』と言う意味でなら理解できる)。『じーさんの孤独』は…自分はじーさんに比べればまだまだ全然若輩なので、あまり言及できるものではないが…たとえば客とはいえ笑いあえるような人だっているのに、孤独? おばさんsの半分井戸端会議とはいえ1ミリくらいは気に掛けてくれている人が居るのに孤独? …いや、自分は愛する伴侶や息子を失った経験なんてあるはずも無いから、やっぱり言及はできないか…。でもやっぱり、自分の殻に閉じこもって(むべなるかな…ではあるが)、自ら心を閉ざし、交流を脳裏のどこかで積極的に拒み、自分で自分を孤独に追い詰めているように見える。そういう意味ではジュンのそれと大差ないように…いやぁ、やっぱり十代の少年と老人のそれでは重みはダンチかもしれないが、しかし、十代でも孤独(?)のあまり…ってのも実在してしまうので、あまり一概には言えないかもしれない。一般的には年を重ねている方が耐性はあるハズだが、しかし、全ての人間がそんなに強くなれるワケでも決して無い。

さて、長々とテキトーな見地を書いてしまったが、それでは『ドール達の孤独』とは…。これはもう、想像も付かない、としか言いようが無い…付くはずも無い。長くて100年しか生きずに、一度永い眠りに付いたらまず間違いなく二度と目覚めることの無い、我々人間には想像しろって方が無理だ。

亡くした息子、目覚めぬ妻。それが信じられずに、蒼星石を『息子』として狂った愛を遂行する。ドール達の『安息の場所』、ケースの中で眠ることも許さないってーのは…やはり『人間は、そんな事しない!』、とかいうやりとりがあったのだろうか? 狂っていたとしても、『おかしな子だ』、ぐらいに受け止めて笑い飛ばすぐらいの心も、このじーさんには残っていないという事か。外へ出ることも許さない。紐で括り付ける。これは愛なんかじゃない。じーさんの精神の自己防衛にすぎない。だから水銀燈につけ込まれる。もともと愛なんかじゃ無い、自己防衛だから水銀燈の幻惑に容易に流される。幻惑ですらないかもしれない。もともとそれがこのじーさんの本心だったのかもしれない。ただ、僅かに残っていた崩壊寸前の『人』としての防壁を、ほんの少し突付いただけなのだ、水銀燈は。

この辺、筆者が一番気に入っている『悪魔』の定義に近いな、水銀燈。悪罵とは…お伽話の中によくあるように、物理的な魔力をもって何かをする事はまれで、多くの場合は、ヒトの心の隙に入り込み、堕落に追い込む。堕落した人間の割合を増やすこと…それすなわち魔族の勢力を広げること。そして、天使はその逆。

「乳酸菌採ってる?」@水銀燈
…ユーモアあるなぁ、水銀燈。このセリフをあのイカレた目と冷たーいお声でのたまうところがまた…。

しかし、蒼星石はアニメ版ではとても優しい存在として描かれている…と思う。あー、いや、原作でもまだ、蒼星石の『真意』はハッキリとは描かれていないんだけれども^^;。

むしろ、翠星石の方が、しっかり『お姉さん』している? あまり寂しい老人を悪く言いたくはないが…でも、やっぱり間違っているじーさん(マスター)への想いを変えられない蒼星石に、自分の身の周り…真紅、雛苺…そしてジュンのことを語り勧める翠星石。

「どーにも頼りないチビで、私が側にいてあげないと、心配で…心配で」@翠星石
…心配だったのか…。

「あのへっぽこじーさんにくらべりゃ、ずーっと、ずーっとマシってだけですぅっ!」@翠星石
「そーですぅ! 蒼星石も一緒に、ジュンと契約するですっ」
アニメ版だと、翠星石がジュンを認めに至るプロセスが、少し弱いかな…。

「僕も…君と同じ気持ちなんだ。マスターの側に、居てあげたい…」@蒼星石
「もーがまんならんですぅ! 双子の姉としてっ、無理やりにでも真っ当な道へ連れ戻すですぅっ!」@翠星石
積極的だなぁ…アニメ版の翠星石(笑)。

「やめるんだっ、翠星石! 僕はっ、君と戦うつもりはっ!」@蒼星石
…とことん優しいなぁ…アニメ版の蒼星石(苦笑)。

しかも弱い…ってゆーか、翠星石が強い! …あれー?、翠星石の方がミーディアム無しなのに…とかいう、無粋なツッコミをこんな緊迫感溢れるシーンで、自分はまた…^^;。

翠・蒼の立場(強さ)が原作とは逆? …いや、これから原作でも蒼星石周りの『真実』が明らかになってくれば、ひょっとしたら本質的には同じなのかもしれませんが^^;。

それでもやっぱり蒼星石を本気で攻撃はできない翠星石は絶妙すぎる捨てゼリフを残して去る…。

「蒼星石の…蒼星石のっ、おばかーーーーーーーーーーーーーっ!

水銀燈にまんまと幻惑されたじーさんが、蒼星石に迫る。
恐い!、その瞳は恐すぎだよっ、じーさんっ!

「お前がもっとカッコ良くてっ、甲斐性があって、そしたら蒼星石だってっ、あんな老いぼれを選ばないのですぅっ!」@翠星石

年配受け…悪いかもなぁ…この作品^^;。…いや、真の年配なら、そこは『むべなるかな』と、慈しもうよ(爆)。

『泣ーかした、泣ーかした。ジューンが泣ーかした。翠星石をー泣-かした』
いっけないんだー。
@真紅&雛苺(大うそ)

『夢の扉』…
むむっ、そこで原作と一致するのか!?

…いや…?
仰向けに倒れているじーさん。「蒼星石!?、何をしてるですか!」
響く水銀燈の哄笑…。

…何だ、何があった!? さー、本領発揮となるか、アニメオリジナル!?
ものすごい曳きでEDへ向かったアニメ版。果たして、その実力や如何に!?

次回予告「そんなことっ…解ってやるもんかですぅっ!」@蒼星石に、敗北色濃厚な1票!(笑)

う゛ーん、最後に個人的嗜好を云わせてもらうと、おなじ『じーさん』でも、もーちょっとろまんすぐれいもな『じーさん』、という選択肢は無かったのかなぁ…^^;。いやまぁ、こういうじーさんの方が、操られている(?)様は恐い…という面では成功していると思うんだケド…。
PEACH-PIT作品にはどこかに『昭和チック』を挿れなければならない、という不文律でもあるのだろうか?^^;。

…原作は西洋っぽかった気がします…。

ローゼンメイデン 第7話 「夢」 Traume

2004-12-01 19:11:41 | ローゼンメイデン
↑も~ルビ(じゃないケド)ぐらいふらせて欲しいな~。トラウマ?

この作品、観るの楽だなー。観たまんまだもんな。
もちろんいい意味で、ですよ!
…っなーんてコト言ってると、すでに何かしらの罠にはめられている可能性もなきにしもあらずですが^^;。

自分はジュンにも全然不快感ないしね。と、いうのも、自分も『何の』かは言わないケド恐怖症持ちなので。そうでない人から見たら『なにをそんなに…』と、思ってしまうコトが『恐い』だなんてレベルじゃなく、ホントに思考が停止してしまう。
あと、あれね。のりね。ホントに心穏やかで思いやりの強いいい人で、言ってることは決して間違っちゃいない、いるはずもないんだけど…極端に自己嫌悪している人間には、もう少し言葉を選んだ方が…いや、それは酷か。
自分とジュンとの思い出を語っても聞き入れて貰えず…最後に「真紅ちゃんは、ジュン君のことが大好きなのよ…」、と、とても寂しげに言い残して去るのり。多分のりはもう悟っているんじゃないかな。寂しいことだけど、自分じゃジュンを救えない。だから、最後の最後に真紅の事を語りかけて去った…。

ゼンマイまいて~、はスカに(原作はゼンマイで起きる)
『止まって』しまった真紅を目覚めさせる手法としてはアニメ版の方が1工夫されていたワケだけれども、動かなくなってしまった真紅に対してのジュンの動揺…『まさか…「死」』…そのあたりの表現は、原作の方が真に迫っていたかな?

『くんくん』で起きたら自分、多分爆笑していたと思うんだケド(笑) …ギャグ分としては惜しいシチュエーションだったかな(笑)。いやまあ、それじゃぁ、今話、ソコで終わっちゃうのは承知しています。ただちょっとそう思っただけ(笑)。

翠星石、なんか勝手に妙な設定作ってない?(笑)。ミーディアムに危機が迫るとドールは反応するハズ…って逆3×3アイズかいっ(笑)。いやまあ、多分ジュンをからかうためのインチキ設定だとは思うんだケド^^;、ゼンマイ穴に気付いたのりに「チッ、余計なこと…」とか言ってるし^^;。ぜもポットはホントに当てたのか!? 鼻骨ぐらいはイカレそうだよー^^;。でも、いい味だしてきたな、翠星石(喜)。あざとさも絶好調でそれもイイ(爆)なんだけど、それ以外にも微妙にお姉さん(?)っぽいトコロとかも出てきてるし。(次回への布石か?)

ジュンにとっては『学校』は敵城に等しいんだな。やってるモーションもまさに潜入だし(笑)。お姫様(巴)とも邂逅したり(笑)。衛兵(先生)に見つかりそうになったり…。なかなか手の込んだ演出で楽しませてもらいました。

少しずつ、『勇気』を思い出しつつあるジュン。「いつ以来だろう…あんな表情するの」、のりの言葉。そして思い起こさせているのはやはり真紅たち。

巴とはほとんど普通に話せるんですよね、ジュン。さて過去に学校で何があったのか…は、この作品の最大のポイントではないわけですが、原作のコミック分でもまだ語られていない部分なので、やはり気にはなりますね。今回はクラスの奴らの嘲笑っぷりがかなりリアルなイメージで出てきていました。翠星石の回での『喋る花』とかの表現は一体何だったのか^^;。あっちはあくまでジュンの精神世界イメージで、今回のはリアルに学校に近づいて湧き出してしまったイメージだったからであろうか?

「まったく、起こすのが遅すぎるわ。ほんとに使えない家来ね。少し考えれば分かる事でしょ。」@真紅
…いや、まあ、ゼンマイはすぐ分かると思う(実際アニメ版では結構早くに思い当たった…のはのりだが)ケド、人工精霊はチョット分かんないと思うよ^^;。でも外せないセリフなんだな(笑)。

最後に出てきた水銀燈。『ジャンク』の言いだしっぺが、アニメ版では水銀燈か…。水銀燈にもマスター…じゃなくて家来…じゃなくて(笑)ミーディアム居るハズなんだけど、さて、出てくるのか? ひょっとしたら、この辺、原作とは設定違えてるのかもしれませんね。

・・・まぁ、何か今までも回想シーン的に一気に片付けちゃったトコロがいくつかあったよーな気もしますが(笑)。

ローゼンメイデン 第6話 「涙」 Trancn

2004-11-18 01:43:55 | ローゼンメイデン
↑ちくしょー。どうしても入らんなぁ、『Tra(¨)ncn』(笑)

クオリティ、落ちないなあ(喜)。

前回の予告で見た時には、いよいよアニメオリジナル要素の比率が高くなって来るか?、と思いましたが、実際には時系列が違っているだけで、多くの部分が原作要素な今話。確か、ホントはこのエピソードに相当すると思われる部分の原作には、翠星石はまだ居ない。

でも、これまた成功してますねー。前話(コメコメ)で大分プリチーに思えるようになったと思う翠星石…効いてるなぁ、前話(笑)。『あざといけど、どこか憎めない』…そんな感触はアニメ版の方が良く出ているかもしれない。
見た目だけなら、真紅よりもお姉さんっぽいんですよね。何番目のドールかは、原作にも書いてなかった気がしますが(書けよ…笑)。でも、自分的には好きですね。一見、不出来なお姉さん(笑)。

冒頭の『くんくん』から始まるコメディ部分の表現、…コメディの見せ方、ホントに秀逸だなぁ。翠星石はもちろん(笑)、真紅まで結構『日常』では恐がりで…意外と冷静なのが雛苺という(笑)。
自分も忘れがちですが、彼女達はとても人間臭いケド、やっぱりアンティークドールであり、やはり、一般的な『人間』の尺度では測ってはいけない部分もある、と思います。全部じゃないですが。雛苺だって、『年齢』だけなら、現在生きているどんな人間よりも年配でしょう。…精神的に育っているかはともかくとして。いや、そもそも『人形』なので『育つ』という概念も当てはめていいものかどうか。アニメでは若干抑えれれていたと思うのですが、原作では、くだんの巴&雛苺の事件の時に、もう少し恐い感じの雛苺が見れると思います。…一歩間違えば、本当に呪いの人形だったりして^^;。

さて、水銀燈が出てくると、一気にシリアスモードになります。そういや原作でも水銀燈のディフォルメって、さすがに(多分)見たこと無いな(笑)。番外編とかならありそうだケド。

で、原作のこの部分(多分)には居ない翠星石がアニメでは居る。上手く絡ませてます。一人残されるのがイヤで「特別に着いてってやるですぅ」、みたいに着いていく(笑)。水銀燈の世界…これはアニメオリジナルだな…でも絶妙の反応を見せる。原作既読の身でも、全く違和感ない。

ただ、豆の来炸裂(?)は、こんなトコロで使っちゃていいのかな?(笑)。まぁ、この世界観なら、『技』なんていくらでも作れそうだケド。

ここぞ、というトコロでの光のエフェクト等も、とてもかっちょいい。この辺、『なのは』といい勝負かもしれない。

そして…ここでようやくジュンの力(?)の片鱗が見えてくるワケか。原作だと、(多分)このエピソードは結構序盤の方で起こるので、かなり水銀燈優勢。退けはするものの、まだまだ本気じゃ無い感じの水銀燈、といった感じなのですが、アニメ版では、すでにかなり焦りが見られる、と。。

正直、『ジュンの指』に関するエピソードはスルーなのか?、と思っていた。もっと序盤の方で、そういう主人公の能力はアピールしておかないと、取って着けたような感じになってしまわないか?、と少し不安に思ったものだ。
…しかし、結果はご覧の通り。イッキに来たけど、違和感なし…脱帽である。

そして倒れる真紅…。
…うー、あー、えーっと。ノーコメントってコトで^^;。

ただ、ちょっと話数的に心配にはなってきたかな?
原作がまだ、そんなに長くないので、そういう心配は要らないと思っていたのだけれども。
第6話で、『真紅、ピーンチ その1』…ですか。

いや、まあ、まだ短くても6話あるわけで…これまでのシリーズ構成・脚本の質の良さを考えれば、余計な心配かもしれない。最後のオチがどうなるかは、やっぱりチョット心配だけどね。
それはどの作品でも、一緒か(笑)。

(トラックバック追記)
5話・6話と、どこまで本気なんだかなが目立つ(?)真紅ちゃん。アニメではより強調されてる?(笑)。すっごくいい感じです。       

ローゼンメイデン 第5話 「階段」 Die Treppe

2004-11-11 03:12:08 | ローゼンメイデン
うわー。こりゃまたハデにやったね^^;。
うん、折角本編が閑話休題なので、感想も楽にいこう(笑)。

ご存知の方も多いでしょうが、この丸々1話ギャグ回は原作にあります。脚本の大筋も原作と一緒ですね。
原作既読者にとっては、こういうギャグ回では、ネタをあらかた知っちゃっているので、不満は無いケド、楽しめ度はちょっと低いかもネ^^;。

逆に初見の方には大爆笑できる人と、あっけにとられる人に分かれるかもしれない。

冒頭ののりが告られてるのに気づいてないシーン(笑)は、いまいち挿入の意図は分からないケド、どうやらアニメ世界ののりは可愛さ原作比5割り増し(当社比)なだけじゃなくて、モテたりもする様ですね(笑)。

雛苺のケーキのイチゴの行方。
原作では確か…まー概ね翠星石がやったんだろうけど…実はホントのトコロはハッキリとは描かれていなかったと思う。『真実のワニ』は、多分アニメオリジナル。

のりが買い物帰りに、花が上手く育たないと心配顔の少女に助言する言葉は、前回の翠星石から教わった事が掛かってきているのかな?

「おいしい作戦だわ」@真紅

一方ドタバタ喜劇のほうで、やっぱり一番イカシた挙動を見せてくれたのは真紅ですね(笑)。『くんくん』のトコロは原作通りなんだケド、いつものシリアスBGMで(笑)、真紅もいつもと変わらないシリアス演技(笑)だったりして。この辺は上手いなぁ…と、素直に楽しめました。

翠星石も前回初登場にしてはちょっと地味っぽい出方に感じたので、今回はイロイロ炸裂していて楽しかったですけどね。
…まだまだ活躍すると思います(ニヤリ)。

総括して、これは原作でも思ったんですが、『くんくん』の内容と、真紅たちのドタバタ事件がシンクロしていたらサイコーに面白いんだけど
なぁ…とか思っていました。結構、見かけますよね? そういう手法。

あと、『のりが本気で怒ると一番恐い』ってゆーオチ(?)がイマイチ説得力に欠ける?(と、個人的には感じる)のはアニメでも原作でも同じですね(苦笑)。

さて、閑話休題バカ話を挟んで…次回…『涙』? 蒼星石じゃなくて?
どうも見たこと無いシチュエーションが展開されてるっぽいので、この辺からアニメオリジナル部分の真価が問われてくるのかなー? とか思ったりしています。願わくば、胸躍るものでありますように(願)。

あー、最後に。「今回が一番『ローゼンメイデン』に見えるなぁ」…とか言ったら怒ります?(笑)。いや、原作もかっちょいいとことは相当かっちょいいんだけど。やっぱディフォルメ&抜き絵、多いです(笑)。

ちなみに、アニメ版も今のところ大好きですよー。念のため(笑)。

ローゼンメイデン 第四話 「翠星石 Jade Stern」

2004-10-31 22:15:40 | ローゼンメイデン
自分的に今回初めてイエローランプがついたかも。

前回あたりから原作要素のザッピング&アニメオリジナル要素の追加が行われ始めていると思います。ある意味、前回は上手く繰り越した…といえるかもしれません。

今回は、後半…ジュンの世界(笑)での出来事の大半(除く、チビ木)がオリジナル要素のように思えるのですが、どうもその辺に今ひとつ魅力を感じられませんでした。

おそらく原作で記憶の海(?)みたいなトコロでジュンが引きこもりになってしまった経緯を、描写しているところを映像化するにあたって、そのものズバリをやるとちょっとイヤな感じになってしまうため、『花』とかいう形態をとらせたのでしょうか?
もっとも原作でも、まだぼんやりとしか描かれていないと思いますが。ひょっとしたら明かされない…明示しなければならない部分では無いのかもしれません。

他にもテスト用紙のミイラ巨人(?)とか机の城砦(?)とか、ミニカー昆虫(?)とか、ちょっとファンタジー(観念的?)すぎて意味不明な部分が目に付きました。
…いや、言わんとしている事はだいたい分かるのですが(苦笑)。

翠星石の描写はあれで問題ないと個人的には思います。もともと地味にあざとい(苦笑)キャラだとは思うのですが、それにしても地味かー? とかも思ってしまいましたが。
なんとなく聞き過ごしてしまったセリフが、よくよく考えるとすごいコトいってるョこのヒト(笑)みたいな雰囲気に捕らえれば、そんなに悪くはないと思います。

今回はあくまで『翠星石その1』という捕らえ方なら問題は少なそう。でも、翠星石が出てくると、その能力からも必然的にジュンの内面に潜っていく事になる…その描写を試行錯誤した結果今回のような描写になった…と受け取ることにする。
後者は個人的にちょっと物足りなかった、ということでしょう。

…で、次回。来ちゃうョ、来ちゃうョ。ディフォルメ乱舞(苦笑)。今までアニメではディフォルメが抑え気味だった気がするので、これがアニメ主体の視聴者にどう受け取られるかでしょうかねー。

ローゼンメイデン 第3話 「水銀燈 Mercury Lamp」

2004-10-23 00:15:02 | ローゼンメイデン
水銀燈という名前は実は少し不思議に思っている部分がありました。原作既読者のクセに^^;。イメージ的には合っているのは間違いないとは思ってたのですが、日本語で『水銀の燈』と書かれると、『真紅』や『雛苺』みたいに直感で分かるイメージとは明らかに趣きが異なります。Mercury Lamp…ああ、ピンと来たよ(笑)。

方々で感想を見たりしてみても、この作品、意外なほどに『敵』が少ないなーと感じます。原作既読者としてはそれが結構驚き…だったり。
と、いうのもこの原作、まんまアニメ化しちゃったら多分、嫌悪感を持たれる部分があるんじゃないか…そう、主人公のジュンですね。
ガッコでナニがあったかは知らないケド、自分の殻に引きこもり、何くれと世話をしてくれる姉に心の奥底では甘え・救いを求めているクセにそれに気づかず…認めず、口を突いて出るのはつまならい意地から来る怒り・暴言…。
初期値はそんな、思わず修正して差し上げたくなるようなクソガキ(爆)だったり。
でも、やっぱり主人公なので、「そう悪い人間でもないということね」@真紅の言葉どおりなのですが、原作の方が初期値は重症ですね^^;。原作はスロースタートなこともあり、そんな初期値のジュンの描写が結構長いと記憶しています。
…上手く処理したなー、と(笑)。決して『ジュン』というキャラクター性を損なうこともなく、それでいて嫌悪感も極力感じさせない構成になっている。
ジュンの描写だけでなく、のりを原作よりも等身大の高校生ライクに、力丸乃りこさんの声もあいまって、より可愛らしく描写されているトコロもポイントだと思います。原作だとどっちかというと(若い)お母さんっぽいんですよね、のり。だから、余計に『母親をウザがるナマイキなガキ』のイメージが強くって^^;。これは受け入れられない要素になりそうだなー、なんていう懸念が大きかったのですが。
…懸念でしたね(笑)。

んで、やっと本題の第3話なのですが

上記の様な、これまでの『上手い』ジュンの描写が、ピンポイントで効いているとすら思える今話です。
…え、水銀燈? いやまあ、とりあえず、置いといて(サブタイを置くな)。

雛苺が泣いてウザいからと…まーた素直じゃない理由で自分を納得させて、『外』へ出る事を決意するジュン。
いや、決意っつっても、雛苺の為に苺大福を買ってくるだけなのだが(笑)。
でも、ぶっちゃけてしまえば、たったそれだけの要素でも、これだけ視聴者を引きつけるシーンに成りうるんですよね。玄関のドアがやたら遠い存在のように見える。クラスメートと鉢合わせて隠れて倒れこむ。巴と鉢合わせる。そして、微妙な語らい。
目が離せません(笑)

同時並行で、真紅(&雛苺)と水銀燈の今世紀(?)のファーストコンタクトもあり、そっちも見所満載。まあ、今回は水銀燈は顔見せ程度ですが。(これも原作どおり…多分)

水銀燈の初登場は、原作既読者としては期待を上回るほどではなかったですけど、合格点をあげていいでしょう(笑)。真紅と雛苺を見下すヤバい瞳がイイ感じです。コミックならではの線の細さ多さ、サイケデリック(?)さの表現は、いかにもアニメ的な表現に変わっていて、少し物足りなさは感じなくも無かったですが、田中理恵さんの声までつけてもらっちゃって、これ以上を望んだら贅沢でしょう。

…代わりに原作では、ここぞ!、という場面意外では抜き絵(?)やディフォルメが多かったりしますしね(苦笑)。

さて。『アリスゲーム』・『お父様の意思(?)』・そして次回は…もう翠星石!?要素もどんどん出揃ってきて…多分このペースだと1クールでしょうね。さて、アニメ版はどんな展開を見せてくれるのでしょうか。

…期待しちゃってイイですよね? 花田十輝さん(お願いしますよー)。

ローゼンメイデン 第2話 「雛苺」

2004-10-15 03:17:30 | ローゼンメイデン
裏でやってる『舞-HiME』のCMが『DearS』ってのは皮肉?(笑)

いやー、凄いっス。トーンダウンする気は全くないみたいですね。
イッキに決めるつもりなのかな? やっぱり。

原作既読者として『DearS』の時から驚かされるのが、原作コミックでは、まー結構イイんじゃない?、ぐらいの認識だったシーンが、映像化されるとメチャ2グッと来るトコロです。あの原作(失礼)って、こんなパフォーマンスがあったのかっ、と驚かされることが多いです。

いまのところ、やっていること自体は、ほとんど原作忠実です。でも、原作既読でもドキドキしちゃうョ、コレは。凄いです。
これが花田十輝氏の実力なのでしょうか。だとしたら、前回の感想では大変失礼なことを言ってしまったかも。

もちろん、脚本・シリーズ構成の力だけではないでしょうケド。

今回のお相手は雛苺だったので、そんなに迫力の展開は期待していなかったのですが…いや、実際止め画で見たら、童話的なオモチャの世界でなんだかな~、かもしれませんが、実際動画で見ると、かなり迫力あります。
しかも、本体シネマサイズのヤツをスタンダードサイズで観てコレです。くうっ、BSが欲しいかも~。

中の人の演技もなかなかにスバラシクハマってて、そんなに感動的なシーンってワケでもないのに結構、ググッと来ちゃいます。

…自分、単純ですか? (笑)

次回はついに『水銀燈』。っつあ~、何かもう、次回予告だけでシビれて来てます。
まーちょっと彼女(?)の怪しさがかな~りアニメ的表現に頼った表現になっているような気がするのは…まぁ、仕方のないトコロか。そもそも原作未読ならば、そんなの気にならないでしょうし(笑)。

次回は(特に)カムバッテ欲しいな~。特に水銀燈の魅せ方(笑)。いや、頑張るも何も、もう出来ちゃてるんだろけど(笑)。

前回、書き漏らしちゃったんだケド、EDのラストカットが凄く効いてると思います。あそこであういうカットが出てくるってトコで、自分はこの作品、なんだかとても安心して観られる気分になっています。

水銀燈@田中理恵…狂ったマリ○ル?
うわっ。ゾクゾクっ(笑)

(トラックバック追記)
第二話良かったですね~♪ 次回水銀燈@田中理恵…狂ったマリ○ル? うわっ。ゾクゾクっ(笑) でも一歩間違う(?)とア・ブ・ナ・イ真田さんになりそうで、別の意味でドキドキ。(笑)

(トラックバック追記)
気が付くといろんなタイプの女の子が揃っているのがPEACH-PIT作品かもしれません。

ローゼンメイデン 第1話 「薔薇乙女」

2004-10-09 17:08:26 | ローゼンメイデン
OPは、「オッ、ワカッテルネっ」って感じ(喜)。
やっぱり水銀燈はかっくいーなー。…何か、白いけど(笑)。

冒頭には、原作ではまだない『過去』が挿入されていたと思う。
(ちら、とはあったかな、なにかそういうのを匂わせるような)
と、いっても原作本どっかいっちゃて(笑)。まぁ、どのみち、今読み返すつもりはないけれども。

本編に入ると、原作とはちょっと雰囲気が違うかもしれない。
ってゆーか、展開早っ。原作はけっこうゆったり気味なんですよ。やっぱり、PEACH-PITだから。(笑)

大反論を食らうと思うが、個人的にはどっちかというとDearSのスタッフに作って欲しかったかもしれない。
…作画は別として(苦笑)。結構調子が出てきていたと思うんですよ。DearS。後半戦は。PEACH-PIT作品の間の取り方、見せ方とか。

アニメはあくまで、ハード&スピーディーで魅せるつもりなのかもしれない。
それはそれで楽しみではある…が、第1話では、まだその辺、ちょっとこなれていない感じ。

真紅の声@沢城みゆきも、原作既読の自分には最初ちょっと違和感あったかな。でもキャスティング的には面白いかも。とてもぷちことでじこが喋っているようには思えない(笑)。

ただ、真紅とジュンは、けっこうおマヌケなギャグもやる。第1話でも、
・ドアノブに手が届かない真紅
(笑)…とか、こういう思わず「ぷっ」と来るようなシーンの表現がイマイチのように思えたかな。
沢城みゆき&真田アサミでそれをやろうとするとデ・○・キ○ラットにならないかという余計な心配。(笑)

のりが可愛いですね~。原作ではあまり可愛く描かれているシーンが少ない気がしたからなぁ。

ただ、PEACH-PITのちょっとアブナイ世界がDearSよりも数段上手く表現されていたと思う。ただ、U局だったDearSと比べると、表現自体はいくつか抑えられていましたかね?(笑)
・下僕→家来
・「乙女の体をまさぐるなんて」→「勝手に触ったわね」
・媒介→ミーディアム(?) 
いや、『媒介』は言ってたんで、これは単にカッコよくしただけか。原作にあったかな?そんな語彙は(いまいち記憶に自信がないが、なかっと思う)。

それにしては、OP冒頭のジュンのアレはいいのか?(笑)
のり、ちゃんと言ったね。「これが洋物のダッチ」、止め(笑)。

でも、この真紅がのりにばれるシーンも、紅茶シーンもホントはもっとゆったりしてると思うんですよね~。(別々のシーンだった気もする)。
特に、紅茶シーンはもうちょっとゆったり丁寧に描写して欲しかったかな。けっこう、いい感じのなごみシーンだったと思うんだケド…。こういうシーンの描写が荒いようだと、いち原作ファンとしての自分の評価は少し下がるかもしれない。

まぁ、第1話で、ここまでは入れたかったのかもしれませんが。
あと、やっぱり水銀燈を早く出したいのかもしれません。このキャラが出てくるとがぜん面白くなってくると自分も思うので(笑)。

おそらく『なのは』よりも先に、ライバル対決シーンが出てくるかもネ。

OPに翠星石&蒼星石、アリス(?)まで出てましたね。初っパナのアップは自分にも良く分かりません(爆)。私は単行本読者な為、連載がどこまで進んでいるかは分かりませんが、どうせなら介錯作品みたい(?)に、アニメはアニメでキチンとやってほしいですね。原作との進行の確執とかはないと思いたい。そのための小説も書かれる花田十輝氏のシリーズ構成・脚本だと思いたい。…実力の程は、実は存じ上げていないのですが…(すんません)。

花田十輝氏の作品
うーん、既存のランナップ的には、正直個人的にはイマイチかな…。(苦笑)