外食産業を救え

2021-01-30 21:04:00 | 食べ物
私の住まいは東京で、緊急事態宣言が出てから辺りを見回すと、やっぱり飲食店は元気がなさそうです。

飲食店に限らず閉店をよく見る。

地元の駅ビルもそうで、
お気に入りの店がなくなってしまいました。
そのビルの中でたぶん、一番利用していたお店なのに。
雑貨も服もあってよかったのに…。

閉店以外に飲食店で、
「こんなところにも影響が」
と思ったのは、

ちょっと悪くなってる食材が出て来たこと。
それも2回。

最初はランチセットのサラダで、
千切りにされた大根かなあ、、たぶん、
変な味でした。
平日昼間、見渡したところ広めの店内にお客さんは数名いたかな?
だったので、
「回転が悪すぎるのか」
と思った。
でもそこは全体的に「まあまあかな」という店舗だったので、
単に元から管理が杜撰だったのかもしれない。

サラダは残して、
特に何も言わず帰りました。


そしたら別の日に。

やっぱり平日の昼間、出先でお腹が空いたのでふと目に入った中華のお店でランチを注文しました。
綺麗な店内はビジネス街ということもあってか、
満席じゃないにしろ割とお客さんが入っています。
でも多分、普通ならもっともっと賑わってるんだろうな、という感じ。

それで運ばれて来た牛肉のオイスターソース炒めが美味しそう。
非常に美味しそう。
そして実際美味しかった。
野菜が何種類も入っててシャキシャキ、
肉は柔らかくて、
これは、、当たりだ!
しかも私の大好きな「くわい」が入ってるじゃないですか、
と食べた瞬間「あれ?」
何か変だ。

これは若干品質が変異している味である。
つまりちょっと食に的さない時期を迎えているようだ。
率直に言えば「悪くなりかけている」

ですが他は本当に美味しい。
しばらくは今のことは忘れようと他の部分を食べ、
ご飯の炊き方もちょうどいいなーなどと自分の気持ちを高め、
「さっきのだけがちょっと変だったのかもしれないきっとそうだ」
ともう一度残ったくわいを食べたが、

先程と同じでした。

きっと、きっと通常時にはたくさんの会社員たちで溢れ、
ランチもバンバン出て、
食材の回転もよく、
こんなことにはなってないんだろうな…
などと別の意味で悲しげな気持ちになり、
でも美味しかったので満足感もあり、
最後にデザートの杏仁豆腐を食べました。

これも出来合いのものじゃなく、
ちゃんと小さな器に流し込んで作られてて、
上にフルーツのソースがかかっていて、
「やっぱりここはいい店なんだ」
と頷きながらスプーンで口に運ぶと



スプーンが臭いー。
生乾きの雑巾みたいな匂いがするー。
たぶんよく乾いてない布巾で拭いたんだろな、でもこんなの初めてだよ。
テーブルにあった紙ナプキンでスプーンを拭きましたが匂いは尚取れず。

でも杏仁豆腐はめちゃくちゃおいしいという。

妹にこの話をしたら「緊急事態宣言以前の問題だな!」
と一掃されました。
私も美味しかったけどこれはもう、無いな、
と残念な気持ちで帰って来ました。
(ちなみにここでも何も言えなかった私は小心者)(2つも注意出来ないよ逆に)

だけど今これを書きながら思い出すと、
ここは本当に美味しかったな、、と
思い出が美化されてて、
「もう一度行ったら今度は大丈夫なんじゃないか」
と、
怖いもの見たさみたいになって来ています。