海をなめたらいけない思い出

2020-08-11 21:00:00 | 日記
あつーーーい。



こんな、
とにかく空が真っ青な夏の日には、
必ず友だちと行った海を思い出します。

その子の家に前の晩泊まらせてもらって、
早朝、梅干しの入ったおにぎり作って車で行くんです。
「無料の駐車場がある穴場の海岸があるから」って。
でも早く行かないと埋まってしまう。

まだ人気もまばらな砂浜に、
積んできたサマーベッド出して、
私は電車でしか海に行ったことなかったからこれがすごく嬉しくて、
んでぐーぐー寝てハッと目が醒めると、
周りにいつの間にかいっぱい人がいて。

気持ちの上では何度も行ったみたいになってるけれど、
多分2回かそこらしか行っていない。
でも1回は何故かつま先だけが日焼けし過ぎて火ぶくれになってしまい、
後日靴が履けなくなりました。

病院行ったら何故か会社から、
労災にあたるかあたらないか?を証明する書類を書けというのがきてびっくり。

書類に「火傷の原因=日焼けのため」と書くのがすごく恥ずかしかった!

もう1回は台風が近くて荒れ気味の日。
近くで遊んでた男の子たちが持ってた恐竜型のフロートが、
ぐんぐん波に乗って沖に流されてしまう。
当然男子が泳いで追い掛けるけど、
全然追いつかない。

あの時の、どんどん小さくなって行く恐竜の後ろ姿。
その流れの速さに、
「海って恐ろしいかも」
と思いました。

そしてさらにそれを実感する出来事が。
私たちも帰ろうと、
最後少し砂を払いがてら海に入ると、
膝くらいしかない水深なのに、
やって来た波に足をさらわれ、
2人ともひっくり返ってしまった。
次々と寄せては返す波の威力がすごく強くて、
転がされまくって全く立てない!
もてあそばれるとはこのこと。
ふざけてんのかと思うほど立てない!!
2人とも笑っちゃって笑っちゃってしょうがないけど立てない!!!

やっと立ってひーひー言いながら海から出たら、
水着の中は砂だらけだった。

特に友だちの水着は白系だったので、
股間に黒い砂がたまった様はちょっとワイセツな感じになってしまい、
どこかのおばさまが耳打ちして教えてくれて、
慌ててシャワー浴びに行きました。

そんな濃い夏の思い出。

今じゃぜーったい日焼けなんかしたくないけれど、
海で泳ぎはしたいなぁ…。
水着にもなりたいわけではないのだが、
あの、ぷかぷか浮いて揺れてる感じが、
子どもの頃からたまらなく好きなのです。

プールじゃないんですよね…。
日焼けせずに海に揺られる技を知りたい。