メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

営業 終わり

2008年05月30日 10時08分44秒 | タンゴ・ブルホ
やっと、終わったよー、営業。

実際には物売ってるわけでもなく、契約取りに回ったわけでもないんで営業とはちょっと違うんだけど、やることは一緒。





最初にホテル18件。
実際にはもっとあるんだけどリストには18件しかなかったのでそれだけしか回らなかった。



         




いっちばん最初にアバスト・プラザ・ホテル(アジア大会で1、2位の人たちが泊まる所)に行った。

入る前から緊張してなかなか入れず、ホテルの前ウロチョロしてた。(笑)

頑張って入ったはいいがカチコチで舌全然回ってない。
スペイン語で営業するなんて今まで考えたこともなかったもんね。




でもアバスト・ホテルの受付にいきなりチーフクラスの人がいて結構若くてエラそうな奴だったけど舌の回ってないオレの話をちゃんと聞いてくれた。

おかげで自信がついて2件目に入りやすかった。




1日目に5件ほど回ったけど、やっぱり舌の回ってないチーノは怪しく見えるのか(どう考えても怪しいだろ)、やな感じの対応のところもあり2日目出かけるのがイヤでイヤで仕方なかった。


「これじゃホンマに日本のサラリーマンみたいや」




2日目。
だいぶ舌が回ってきたがやっぱりイヤイヤ。






ため息をつきながら3日目。
この日はプエルト・マデーロのホテルを回ることにしていた。

プエルト・マデーロは現在開発中の日本で言うところのお台場みたいなところ。
河沿いの雰囲気のいい、爽やかなデートスポット。





             






1件目。
超巨大ホテル、 ヒルトン


オレの嫌いな四角いコンクリとガラスの塊のようなでかい建物が河の向こうにそびえ立ってる。








入りにくいよなーーー






















とりあえず近くのベンチに座る。






















ハトに餌をやる。













・・・・・・・・



完全に仕事取れない営業の人みたいになってる。。。





ずっとこんなことしてても終わらないので頑張って大きな入口から入った。

こういうホテルって何でか知らんけど絶対回転ドア付いてるよね。
やけに重く感じる。




何室あるのか分からないがデカいロビーは人であふれていた。 



コンセルジュに向かうと、恰幅のいいエラそうな爺さん
トランシーバー片手にあちこちに指示を出していた。




このホテルのイメージどおり。




忙しそうなのでヒマが出来るのを待って話しかける。
もうだいぶ慣れてきて舌も回り相手の対応も良く見れるようになっている。


しかしこっちもイメージ通り。


軽くあしらわれてしまった。  






1件目から撃沈してやる気を失くす。




どうもこういう大きな建物は威圧感があって入りにくい。
特にプエルトマデーロのホテルはブエノスでは5星でも最高級ホテルだ。
セントロの5星よりプレッシャーがかかる。





しかし落ち込んでても仕事は終わらないのでとりあえず2件目を探すことにした。



数ブロック歩いたところにホテル・ファエナがあるはず。
聞いたこともない名前のホテルだが5星だからデカいに違いない。


住所の番地には小さな入口。

門番らしき2人が立っているが入口があまりに小さい。




「住所が間違ってるのか?」 




と思い、ちょっと回り込んでみることにした。
ずっとレンガの壁が続いていてブロックの横(長い方)にそれらしいガラスの入口があったが閉まっている。


さっきの小さな入口と反対側まで周ってくるとそこは建物の庭だった。
小さな入口と同じマークが付いていた。




「あ、ここ1ブロック全部ホテルなのね。」




他に入るとこ見つからないのでさっきの小さな入口に向かった。
門番の人たちの感じが良い。
挨拶してすぐに入れてくれた。



入り口を入ると中庭だった。
すごく感じのいい建物だ。
レンガ調の柔らかい雰囲気。



ホテルの建物に入るとすぐに小さなカウンターに兄ちゃんが立っていて挨拶してきた。


すごく感じが良い。


宿泊者が少ないのか、中庭のプールに人の声が聞こえたくらいでロビーには誰も居なかった。


いつもならコンセルジュを探すのだがどうもこの兄ちゃんが入ってきた人のアテンドをするみたい。


とりあえず兄ちゃんに説明をする。
すごく丁寧に対応してくれた。
めちゃくちゃいい感じだった。



ヒルトンとはエラい違い。




あまりの対応の良さに気持ち良くなり、やる気がすごく出た。
その日回ったほかの5星も対応してくれたのは若い人でみんな感じが良かった。




それ以降、自信もついて丁寧な言い方だが不必要な説明を出来るだけ省いて簡潔に話すと対応が良いことに気付いて4星、3星もサクサク回ることが出来た。






ファエナ・ホテル
http://www.faenahotelanduniverse.com/

ファエナ氏が全てデザインしたらしい。 めちゃくちゃ快適空間!!






今回思ったのは年配者より若い人たちの方が対応がだんぜん良かったってこと。
若い人たちはちゃんとした教育を受けてるからかな?

もちろん年配の人でも対応の良い人もいたが少なかった。


長いこと働いててそれなりの立ち場になってくるとエラそうになってしまうもんなんかな?





4星3星だと月給が安くて済むからか若い人が多かった。







             mi-----oT-n-o

                                  febrero 2009