メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

タンゴ・サロン チャンピオン2008

2008年08月31日 17時19分27秒 | イベント
サロンの決勝が終わった。


どうも決勝も席があまってたらしくチケットなくても直接行けば見れたらしい。
ステージの準決勝もガラガラでチケットない人にも配ってた。 


でも今日はステージ部門が1時からということでほとんど寝ずに行ったのでクタクタ、
準決勝終わって帰ったら疲れて爆睡。

起きたときにはもうサロンの決勝は終わってたという次第です。





というわけでサロン決勝、今年は結局見れなかった。。。



上位の結果が出てたのでとりあえず報告。


6 Campeonato Mundial de Tango 2008 Final Salon




http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=67&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0







サロン部門 優勝は


   ダニエル(29) & クリスティーナ(25)  



おめでとーーー!!



この前紹介した、メトロポリターノ 40歳未満タンゴ&ミロンガの優勝者。

メトロポリターノ優勝者がムンディアルも制すのは今年が初めて。
しかもミロンガもだから取れるものは全部取っちゃったってことだ。


いやいや、ほんとに大したもんである。




そして  準優勝は 

  ネリ & ヤニーナ


こちらも紹介済み。
メトロポリターノ準優勝者。



3位は ベネズエラ人のジョン&ソフィアーニ。
彼らはステージ部門で今年のベネズエラのチャンピオンとして出場している。

今回は上位10位以内に二組もベネズエラのパレハが入っている。
ベネズエラはコロンビアのお隣。
最近タンゴの人気が出ているようだ。




4位は  マキシ & マリセル



オクタビオ君は今年はダメだったみたい。ざんねん。



日本勢、コロンビア勢もほとんど上位には残れなかった。

やはりサロンはアルゼンチン人がまだまだ強い。

身体の使い方のテクニックはビデオなどで見てそう簡単に習得できるものではないし、
ブエノスの中でさえどんどん技術が向上していくのだから当然である。


準決勝チケット ゲット!

2008年08月30日 22時27分28秒 | イベント
今日は昼1時からステージ部門準決勝、夜8時からサロン決勝の日。



もちろんチケットは持ってなかったんだけど朝から電話がかかってきて譲っていただけることに。

ところが他からも連絡があって「チケットあるよ」と来た。


昨日のサロンの準決勝も結構空席が目立っていたらしく、準決勝は今年はあまり気味らしい。



どちらにせよ、エセナリオ準決勝  見にいけることになりましたー!


ありがとうございます!!
がんばってレポります! 







さすがに決勝のチケットは余ってないだろーなー。

余ってましたら ありがた~く 頂きますので ご連絡ください。









そうそう、今夜のサロン部門決勝の一番注目すべきパレハを紹介するの忘れてた。


サロン部門 決勝進出者はこちら↓
http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=66&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0








293番 オクタビオ君登場!! おっと今年は299番だった。



http://blog.goo.ne.jp/menpintango/e/f671f0deab3a4e4efb914d8dd8b1019d





Carla Espinoza y Octavio Fernandez



う~ん、でも今見るとこのミュージカリティ は微妙だな。

頭が下がってるのも気になるところ。



でも去年はやっぱりみんな彼らが優勝すると思っていたらしく、ムンディアルの後人気が出て、イタリアに遠征に行ったりもしている。



今年のエセナリオ

2008年08月30日 09時56分31秒 | イベント
ステージの予選に行ってきたよ~ん。
でも寝坊して後半しか見てないんだけど。。。





半分しか見てないんで、そのつもりで読んでね。



オレが見た分ではアルゼンチン人のパレハで目を引いたものは少なかった。
一番良かったのはベネズエラのパレハ。
そしてコロンビア軍団。



今年は異常にコロンビアからの出場者が多かった。
3分の1はコロンビア人?
って感じ。

これは前半から見てた人も言ってたのでほんとに多いんだと思う。



今年は出場者自体が少なく、全部で407組。
そのうちステージ部門は100組はいないと思う。

全体の人数が少ないうえにコロンビア人が増えたってことだな。










出場してる面々。



あれっ?  どっかで見たような?


ネリ&ヤニーナ



こっちが本職だったのね。
どおりでいい身体してるはずだ。










タンゴ・ブルホ唯一のショーダンサー。


ホセ&ナタリア




見て分かるとおり、ナタリアはムチャクチャ上手い。
ホセは硬いがステージでは硬い方が安定していてかっこいい。(ところもある)
2年連続ファイナリストだが、今年はもっと上位を狙って欲しいところ。








そしてコロンビア勢はやっぱり上手い!!
ただ「おおっ!」というのはオレが見た中にはいなかった。

去年の方がそういうパレハが多かったような。。。

人数多いので上手くない人も出てるし。
オレの目が肥えたってのも多いにある。



バイロン&バネッサ



今年はカリのチャンピオン、コロンビア代表として出場。
毎年出てるが今年はすごくパワーアップしてる。




コロンビア人の振り付けはすごく音楽(音の表現も上手い)に合っていて良い。

ベネズエラの良かったパレハも技術はまぁまぁだが振り付けが良く、
「これ絶対、カルロス&ディアナの振り付けだろー」って感じだった。







そして今年のメデジンのチャンピオンは彼ら。

アレックス&アレハンドラ 



コロンビアには政府がタンゴにすごく力を入れていて、国内でも無料のグループレッスンなどがあるらしい。
そしてアルゼンチン留学助成制度もある。








ブエノス政府が出してるフェスティバル&選手権の冊子には海外の選手権の開催地が載っているが今年は少ない。


去年は海外チャンピオンが多すぎててえらいことになってたからな。。。

評判が良くなかったので予選から出てもらうことにしたのかな?






ステージ部門準決勝進出者発表になってた。

http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=65&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0


日本勢も予想通りみんな残ってる!!

がんばれー!!

応援してるぞー!! (見れないけど




        


名前が長くて気付かなかったがファビアン&ビルヒニアがステージ部門に出てるぞ。

おいおい、ステージ部門も狙いにきたのか?





今年のサロン 

2008年08月29日 06時03分08秒 | イベント
今年のサロンはかなりレベルが高い。


サロンに限らず最近の若者たちのタンゴのレベルの上達振りは目を見張るものがある。
去年とは比べ物にならないくらいにすごい。



タンゴの身体の使い方、リード&フォローのシステムがタンゴ・ヌエボの発達と共に論理化され、他のダンス、格闘技、スポーツ等身体を使うものとの共通性が見出され、教え方自体も進歩してきたのもその要因に挙げられる。




                 




カンペオナト・ムンディアル(タンゴ世界選手権)もとうとう始まったので今回はサロン部門の出場者達を紹介しておこう。





まずはメトロポリターノ40歳未満部門タンゴ、ミロンガ両方で優勝してしまった
このパレハ。



 ダニエル&クリスティーナ Daniel Nacucchio & Cristina Sosa




両部門優勝とは素晴らしい偉業だ。









そして40歳未満タンゴ部門準優勝のこのパレハ。


 ネリ&ヤニーナ Neri Piliu & Yanina Quiñones



いつものオレの独談では断然彼らの方が上手い。

この安定感。
独特のミュージカリティー

素晴らしい!









そしてオマケ。



 アレハンドロ&カトリン Alejandro y Angeline




メトロポリターノ、タンゴ部門 ファイナリスト。
        ミロンガ部門     10位。


別にプロじゃないんだがこの前ビルータ行ったらなぜかデモってた。





彼女 本名は「アンジェリン」らしい。
通称「カトリン」。



去年サンティ&セシリアのクラスで知り合ってからミロンガで会うたびに絶対踊ってた女の子。

タンゴを始めてまだ3年だが見て分かる通り、かなり上手い。



今年はメトロポリターノに出るということで4月頃からサロンの有名なプロたちを自分から積極的に誘っていた。

その甲斐あって最近はさらに上達した。



世界的にも有名なアルゼンチン人の超一流バレエダンサー、フリオ・ボカの伝記作家であり、本人自身も舞台で踊る現役のダンサーである。
それゆえ鍛え上げられた素晴らしい身体を持っている。








カトリンに限らず今回紹介した3組とも、男性陣はもちろん、女性たちがみんないい筋肉の持ち主だ。



身体をコントロールするのは筋肉である。

ジャッキー・チェンが若い頃のカンフー映画ですごい筋トレで修行するのは破壊力を付けるためではない。
自分の身体を自由自在に操れるようになるためだ。



ダンスもカンフーと同じ。
自分の体を音楽に合わせて自由自在に操らなくてはならない。

特に自分の体重を支えるための脚力とバランスを維持するための腹筋はカナリ必要。

彼女達のすばらしく鍛えられたそのお御脚がこれだけの安定した踊りと余裕を生み出している。








もちろん「繊細」で「エレガント」な女性も美しいが、今年のサロンは「強い」女性陣の活躍にも注目したいところ。




見れる人はね。。。。



マニアック タンゴ辞典 カデンシア & ディナミカ

2008年08月25日 11時20分04秒 | マニアック タンゴ辞典
だいぶ前から色々ネタあたためてるんだけど全然まとまらなくて出せない。

んだもんで、ちょー久しぶりの「マニアック タンゴ辞典」 




今回きた質問は「カデンシア」「ディナミカ」ね。






まずは「カデンシア」

ミロンゲーロ・スタイルの人がよく使う言葉。


直訳すると「拍子、律動、韻律」

「韻律」は文章などで使う言葉なので、ここでは「拍子」、とくに「律動(リズム)」の部分を示していると思われる。





「律動(リズム)」のある動き。連続性のある動き。
しかも振り子のように繋がった動きのことを指している。レボテ。




ちょうどミロンゲーロスタイルのオスカルのクラスのビデオ が出てた。


Class: "Cadencia"





ヒザ、足首、腰を上手く使って動く。体の内側からのリバウンド運動。

「  」 


たとえばサロンなどで、普通に踊っててたまに前に人がいたりして 進めない時とかにダブルで2人とも一回戻って方向転換したりする。

方向転換しなくても、振り子のような往復運動であれば「カデンシア」に含まれる。







この腹(セントロ)からの深みのある動きにミロンゲーロの真髄がある!?





ミロンゲーロ・スタイルのタンゴではあまり強いスタッカートの表現を使わない。
モデルノダンサーがときどき表現の方法として使う、わざと一音一音を区切って踏むような踊り方はしない。

そういう踊り方は「カデンシア」にはならない。
振り子のような流れる反復運動のことを指している。



「タ、  タ、  タ、」      ではなく
「タン⌒タン⌒タン」    が「カデンシア」


「タ、タ、タ」はミロンゲーロでもミロンガだとよく使われてる。















「ディナミカ」


これは英語でいうところの「ダイナミクス」の意味。
つまり「強弱」



同じシークエンスでも使うエネルギーの量によって見え方も感じ方も違う。

もちろんシークエンスでなくてただの1歩でも、力強く歩くのも出来れば、柔らかく優しく歩くことも出来る。



言葉の意味的にはエネルギーの「強弱」だけど「カデンシア」のところで説明したような流れるような踊り方もあれば一音一音切ったようなの踊り方もある。

そういう「表現」の意味も含んで使われることも多い。




Hiroshi & Kyoko

2008年08月23日 11時10分47秒 | カニング
「あ゛~、
 今年はホンマにカンペオナト見に行けへんわー、」


と、ガッカリモードだったけど、


昨日木曜カンニングで日本人特集、「日出る処のタンゴ」という企画をやってたのでとりあえず大会出場の友達たちの踊りを見れてよかった。




デモったのは




「Koji & Ana」 2年前にブエノスにタンゴ移民してきた平井さん夫妻。
セントロ・スタイルの祖「ダニエル・ラパデゥーラ」の元でアシスタントを務めている。



2008年アジア選手権ステージ部門優勝の 「Tomoko & Eiichiro」



2008年アジア選手権 サロン部門優勝の 「Hiroshi & Kyoko」




の3組。






「Koji & Ana」「Eiichiro & Tomoko」の2組にはユーチューブにする許可をもらってないので取れたらUPする予定。

2組ともいい踊りだったよ。





                  





「Hiroshi & Kyoko」は先週から約束してたので早速





 Hiroshi & Kyoko




なぜかは分からないけど今回はヒロシ君らしくなく、えらく緊張してて、デモ前から言い訳しに来てた。



デモが終わってから本人が言っていた通り、

緊張してて前半はあまりノレていないが音楽が盛り上がるのと一緒にテンションも上がってきて、見せ場の連続ヒーロ、そのすぐ後のボルカーダの変形技もしっかり決まり会場は盛り上がった。


焦ってボレオをミスってるのだけが今回の失敗点。





しかし確かに彼の言うとおり、こういうデモでは3曲くらいは踊りたい。
最初は自分のコンディションを整えながらピスタや観客の様子を見て、2曲目3曲目でテンションを上げていく。

今回は3組も踊るということでせっかくノって来たところで1曲だけで終わりだったのが残念。








2人は去年、メトロポリターノで上位入賞し世界大会準決勝からの出場、サロン部門で6位だった。

全世界で 6位!だから今までの日本のサロンタンゴのレベルでは快挙とも言うべきすばらしい成績だったが本人達は満足いかず
リベンジするために戻ってきた。




今年は アジア大会で優勝し、すでに世界大会は準決勝から出場のシード権を得ている。



言うまでもなくこれだけ踊れれば決勝進出はカタいが、

今年はこっちのサロンダンサーたちも去年よりはるかにレベルアップしている。




カナリ、熱い闘いが期待できそうだ。






期待は出来ても見に行けないんだけど。。。。







とりあえず応援だけしとくか、

ステージ部門の人もサロン部門の人も    みんな ー 





プラネタンゴ PLANETANGOS

2008年08月22日 11時29分32秒 | マルコム
先週 水曜マルコムで プラネタンゴ のライブがあったので行ってきた。


めっちゃ良かった!!

演奏 もみんな上手いし、歌手のおねーちゃん も上手い!!

んで、やっぱアレンジがオサレだよね。
ヨーロッパの古い街並みなイメージ。



 PLANETANGOS





そういやなんでか分からんけどヌエボなバンドは、よく演奏の後ろで映像 流すよね。

ナルコタンゴもそうだしタンゲットも流してる。
エレクトリック系が多いな。

プラネタンゴはエレクトリックじゃないけどトラディショナルな感じじゃない。
分類分けするなら「ヌエボ系」だよなー。

後ろで映像流してたし。


その映像がなんか黒猫 がヨーロッパの街中をウロウロしてる感じの映像だったと思う。

あんま映像は見てなかった。






2曲目にフランス語のワルツがかかってそれがすごく気に入った。

その曲はないけどフランス語の曲のビデオはあったので載せとく。


 PLANETANGOS



オサレな感じでしょ? 




カンペオナト・ムンディアル 直前情報

2008年08月20日 09時45分16秒 | アルゼンチンタンゴ
なんか知らんけど今年から会場が変わった。

というか、前のとこに戻った。

しかもつい最近まで発表 されなかった。
準備できてなかったんだろうけど。




予選、準決勝、サロンの決勝は エスタディオ・オブラス でやる。



はっきり言ってここがむちゃくちゃ遠い。
カレシータ の少し手前と言えば分かる人には分かるかな?
リーベル・プレート のスタジオの近く。

かなり、ブエノス中心地から遠い。

しかも近くになんもない。
マクド が1件あるくらい。




このエスタディオ・オブラス、オレの記憶が正しければ確か第一回、第二回のファイナルの会場だった。

メトロポリターノの決勝が1回目ここだったのを覚えてるんだけどムンディアルはよく覚えてない。

ここ、はっきり言ってスンデルランドのような巨大体育館。







エセナリオ(ステージ部門)の決勝だけはルナ・パークになってた。








そしてここで残念情報。

どうも今年はいつもとシステムが変わったらしく、準決勝、決勝のチケット は昨日、会場とは別の場所で配られた。


オレは昨日の夕方に 気付いたので間に合わず、今日行ったらサロンのセミファイナルしか残ってなくて、両方の決勝、エセナリオの準決勝は見れない。


サロンの準決勝はつまんないのでチケット持ってるけどたぶん見に行きましぇん。



と、いうわけで今年はカンペオナト・レポートはなし。です。

期待してた方々、ごめんなさい。




あ、エセナリオの予選は行くからその分は書けるかな。



ミ パレハ

2008年08月17日 03時40分20秒 | アルゼンチンタンゴ
最近、よくミロンガで一緒になる友達がいる。

    キリル



アメリカに住んでるロシア人。
MITの大学院生で夏休みを利用して3ヶ月くらいこっちにいる。




この男、写真を見ても分かるとおり、かなりのバカである。

自称「社交的なオタク」と名乗る彼はタンゴの踊り方もマニアック。
むちゃくちゃオレと気が合う。





ここんとこ、あんまり「踊りたいなー」と思う女の子が少なくて、結構2人ともボーっとしてたんだけど、ヒマなので二人で踊ることにした。



これがまた楽しい!

彼は結構上手くて、手リードもパワーリードもしない。
オレと同じブラブラ系なので楽チン。
女性役もそこそこ出来る。







お互い気に入って「オレのパレハだ!」とみんなに言ってるくらい。



昨夜のコミコミのビルータでも2タンダも踊ってしまった。
普段はおんなじ女の子を1日に2回誘うこともあんまりないのに。

しかも混んでたからチョーべったりペチョ・イ・ペチョのクローズで。



かなり、ヤバイ感じである。

そうとう勘違いしてる人いるだろーなー。











別れの曲

2008年08月12日 17時45分15秒 | アルゼンチンタンゴ
アルゼンチン(北南米)のケーブルTVでは「ANIMAX」っちゅう日本のアニメ専門のチャンネルがある。



昔は副音声で日本語で見れたのでNHKがつまらん時はよく見てた。

いつの間にか日本語モードがなくなったんで機会はだいぶ減ったがそれでもときどき見る。

アニメなんでスペイン語が分かりやすいのだ。






しかしこのアニマックス、結構プログラムがマニアック。

「テニスの王子様」や「鋼の錬金術師」なんていうヒット作もあるんだが

「これOVAだろっ!」  

てのが結構ある。




TV放映用でも「絶対人気なかっただろーなー」てのも結構多い。


ま、予算の都合と選んでる人の趣味の問題なんだろうが。








そんな中に「岩窟王」 がある。


Gankutsuou opening




このアニメ、絵がお洒落で結構好きなのだが、色というか、登場人物の服とかが特殊なデザインになってる。

これがちょっと見るにはいいんだけど、ずっと見てると目が痛くなってくるので長時間は見れない。








ある日、いつものようにK氏とミロンガに行くと、彼女がこう言った。

「この曲、ショパンの「別れの曲」だよね。」




             




オレは「チョリパン」のことなら美味しい店から安い店まで知ってるが、
      「ショパン」についてはあまり詳しくない。





「ほら、あの「岩窟王」のオープニング。
    メロディーのメインのテーマの部分がいっしょ」






そのときかかってたのが、ドナトのこの曲


La Melodia Del Corazon Orchestras : Edgardo Donato




ミロンガでよくかかる曲



あいかわらず曲名やオルケスタ等の知識にウトいオレだが 自体もあまり良くない。

最初それを言われてよく分からんかった。




オレがすぐに「いっしょだ!」と判別できるのは、

その部分がまったく同じ高さ(音程)で演奏されている、もしくは

全部(多くの部分)が同じ曲の構成になってる時だけなのだ。




この場合、メインのテーマの部分と場所が限られていて、その部分を演奏してる音程が違う。



K氏は1つのから次のへの高さの変化でメロディーの形を判別しているためにすぐに「いっしょだ」と気付いたのだ。





音楽の苦手なオレには「そう言われてみれば似てるような。。。」

と思ったけど、その時はよく分からんかった。




でも何度か聴き比べてるうちに「あぁ、いっしょだー!」とやっと分かってきた。





注意してよく聴いているうちに知らない間にお気に入りの曲にもなっていた。









この曲、さっきK氏の言葉にもあったように元はクラシックの曲らしい。


    ショパンの 「別れの曲」 







最近ではこんな感じで使われたりもしている。


So Deep Is The Night



真央ちゃん、めちゃくちゃ上手くなったねー!!

完璧だよ、完璧。
文句のつけどころなし!


しかも進化し続けてるところがすごい。

アイススケート界のチチョだな。



最初で最後のレッスン

2008年08月09日 10時42分15秒 | アルゼンチンタンゴ
みんなもう良く知ってると思うけどオレはビンボーである。

ビンボーを自分で自覚してるので高いものには手を出さない。

んなもんで、今までタンゴでもプライベートレッスンちゅーのを取ったことがなかった。





他の人が取ってるのを通訳しに行ったり、見学に行ったりして、
「グループレッスン取るより断然いいなー」
と思っているのだがやっぱりずっと手が出せなかった。





今から考えれば4年位前は覚えてる限りでDNIのゴンちゃん、マリちゃんのプライベートが40ペソ(約1500円)、ガストン&マリエラが50ペソ(約1800円)、マティアスで80ペソ(約3000円)位だった。

ダナパブはそのちょっと後に150ペソ(US$50)に上がったのを覚えてる。その前がいくらだったかは覚えてない。





どうせ取るならマティアスのレッスン取りたいなーと思ったけど80ペソは当時では結構高かったのだ。

良く考えりゃ、グループレッスン10ペソでプライベートが80ならそんなに悪くはないんだが、当時はそんなに本気でタンゴやってたわけじゃないから、

「そこまでしなくてもいいだろー」と思ってた。






それが気付いたらダナパブ300ペソ(US$100)、マティアス&カーラ、ゴンマリ、ガストン&マリエラ、みんな200ペソ(約7500円)になってた。

グループレッスンの値段はそんなに変わってないのに、みんな出世しちゃったので話にならなくなってしまった。





途中から開き直って

「グループレッスンだけで上手くなって
          ビンボー人の意地を見せてやるっ!」


という状態になってしまった、というか、今も。









今年、オレが追いかけ続けてきたが6年間パートナーだったカーラとパレハ解消し、彼女だったクラウディアと結婚
ドイツに行ってしまい、

「誰に習えばいいんやろー」

と思ってたら、ビザの関係でが一旦帰ってきた。




Matias Facio & Claudia Rogowski






で、友達がのPL取るってんで見学に行った時、

「日本には帰らないのかい?」

と訊かれたんで

「オレにはプロフェッソールが必要やから日本に帰るのは怖いねん」

と答えると、


「そうだな。プロフェは必要かもな。でもそれはときどきでいいんじゃない?

 もう分かってるだろ?


 男は絶対に完璧に踊れるようにはならないんだよ。
     いつもメホール(まし)になっていくだけなんだ。」






やっぱりマティアスもそう思ってたんだ。



タンゴに「終わり」はない。
いつも今よりちょっとメホールになっていくだけ。


でも、そうなんだよなー。
タンゴだけじゃなくて、何でもそう。

「終わり、完成」はない。

でも、追いかけ続けられるから面白いのかもね。









そんな話をしたからか、数日後マティアスからメールが来てオレにPLをプレゼントしたいと言う。

もちろん、大喜びで、レッスンを受けた。
初めてのプライベートレッスン。





マティアスはいつも「何を習いたい?」と生徒に訊くのでオレは

「歩き」「肩が内に入ることがあるんだけど?(ヒーロ)」

というのをメインに教えてもらった。








レッスンの後、彼は

「このレッスンでケンは 卒業 だよ」

と言った。








色んな意味が籠もってるんだろうけど
オレにはその言葉が自分の踊りにすごく自信を持たせてくれた。










「もちろん質問があったらまた訊いてくれ」

とも言っていた。

その後、去年オルガ・ベシオのPLを取った話をしてくれた。


「オルガのクラスは1度も取ったことがなかったので取りたかったんだよ。
 テクニックを教えるのはあまり上手くはなかったけど
               彼女の話を聞くのはすごく勉強になったよ。」



と言っていた。


彼はすごく勉強家でナベイラのG・レッスンにもときどき出ていた。
彼くらいになってもレッスンを取ることがある。








必要になったらいつでも教えてくれるプロフェはいっぱいいる。

まずは自分で考えろ!

答えを出せるだけの材料、情報は十分にそろってるはずだ。





ヌエボな音楽

2008年08月05日 10時25分20秒 | アルゼンチンタンゴ
8月に入ってグゥっと人が増えてきた。     

でもやっぱり今年は結構少ない気がする。



いつもなら7月中旬には超コミコミ状態なのに今年は今でも

「まぁ、結構混んでるかな」

くらいのもん。







やっぱりこれは急激なインフレの影響でしょう。
はっきり言って物価高すぎ。



外国からネットで泊まるアパート決めて来る外人さん達はネットで値段見た時点で

「うっ、借りれん。。。」

と思うよな。



まぁ、それでも外人さん増えてきた。
来週ぐらいにはギューギューになるでしょ。









この前の「最近のミロンガ感」「ブエノスではヌエボな曲は下火」と書いた。
でも外国では盛り上がってるところが多い。




最近気付いたんだが、「タンゴ・ヌエボ」という言葉自体が逆輸入のようにヌエボな音楽も外人さんの方がよく知っているんだと思う。



アルゼンチンではやっぱり「タンゴ」「タンゴ」であって、アルゼンチン人はなかなかその潜在意識を取り除けない。


だから「タンゴ・エレクトリコ」とか「タンゴだよ~ん」、と言っているバンドの曲しか流さないわけだ。


しかし外人さんには関係ない。
踊れる音楽なら何でもいい。





っつーわけで、やっぱ音楽はヨーロッパやアメリカの方がいい曲がいっぱいある。
それをみんな色々探して見つけてくる。


Nick & Tara



こんな感じに。

日本でもそういうのがかかるミロンガもあるんでしょ?

アルゼンチンではそういうことはあまりない。
DJのセンスが良くないからあんまりヘンな曲かけられても困るし。


つまり「外国の方がいい曲かかってるんだろーなー」
と、いう話である。








まぁ、アルゼンチン人でもチチョなんかは関係ないみたいで 


Chicho & Juana



こんなクラシックみたいな(クラシック?)曲で踊ったりもしてるけど。



これは名前を付けるとしたら「タンゴ・クラシコ」になるのかな?




日本旅館 麻雀用語辞典 巻の弐

2008年08月03日 03時37分25秒 | 日本旅館
なぜか前回大人気だった。
1日の訪問者数がオラシオの記録を抜いてた。

と、いうわけで2回目。


   日本旅館 麻用語辞典





今回は 「ナキ」




鳴きの中でやはり一番有名なのは 「カツ鳴き」 だろう。



バツイチ・チャリダー、カツさんが考えだした(考えてないとも言う)鳴き。

役を作れる見込みも将来の展望もないのに無意味に鳴くこと。  チー!
ドラがあったりすると嬉しくて鳴いてしまう。

もちろん先のことを考えて鳴いてるわけじゃないので上がれることはまずない上に、誰かにリーチかけられたりして捨牌に困ることになる。










それに対抗するように出てきたのが 「キツ鳴き」


橘高さんの得意技だったポンポン丸(対々和)からこう呼ばれるようになった。
例えば手の中に  と順子が出来ていても  が出たらすかさずポンっ!

門前の状態からでも対子が2つくらいあればすでに出来ている順子を落としてでもポンポン丸に持っていったりする。


つまりなんでも強引に対々に持っていこうとする時によく使われる。







他、なんでも質問、「こんな用語もあったよね?」というのがあったら承ります。