メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

サラ・ブレッド

2008年02月29日 01時02分51秒 | アルゼンチンタンゴ
今週火曜日、いつものようにXに行った。
今週のデモはイスマエル&マリア Ismael Ludman & Maria Mondino



イスマエルはノッポの上手い兄ちゃん。
マリアはパブロ・インサの彼女。
期待してたんだがなぜか二人とも緊張しててダメだった。
あとビデオ見てわかると思うけどずぅ~とこんな感じ。
また~り。
なのであきてくる。



最近シータに合わせて外人が増えたのもあるけどXは超コミコミ。
踊るのやめたら座るとこないくらい。


入口でなんかビラ渡されたな~
と思ってたらいつものお知らせの時間にパブロとラウルが説明しだした。

なんと!いきなり来週から場所が変わるらしい!!

聞いてないよぉ!?
せっかくエアコンも付いて改装もほとんど終わったのに。
せっかくこんなに人気も出てボロモウケなのに。
なんで??

理由の説明はなかった。
ここでパブロ・インサたちがプラクティカを始めて4年ちょっとって言ってたからオレもほとんど最初のころから通ってた。
おととし新しくなってからはめちゃくちゃ広くなってオレの活動拠点になってたのに。

次のところはもっといいとこであることを願おう。
あたらしい住所は   MEDRANO 476
カテドラルからメドラーノを曲がってすぐらしい。



そしてもうひとつ。
あたらしいお知らせがあった。


アンジェロ・トレリ が誕生したらしい。

トレリってどっかで聞いたことあるな?

と思ったらガストンとモイラの息子だった。
「アンジェロ」はエンジェルのこと。
スペイン語だと「アンヘロ」なんだけど「アンジェロ」と読ませるらしい。
ガストン大喜びだった。
間違いなくスーパーダンサーになることだろう。


昨年の7月にはダミアン&ナンシーの子供も生まれて最近ブエノス・タンゴ界はオメデタ続き。ジェラルディンももうだいぶ近いし、お気に入りだった女の子が二人最近見ないなと思ったらハラんでたり。
こんなにサラブレッドが続々産まれたら20年後はすえおそろしぃな。

       

タンゴ・ヌエボ? モデルノ?
       古ッ!、ダサッ!
とか言われる時代が来るんだろうな。  





エル・ピベ サランディ

2008年02月27日 01時43分01秒 | カニング
最近けっこうオモロいデモが何件かあった。
バラでレポろうと思ったんだけど時間ないのでオムニバス。


最初はナベイラの娘アリアッナ、男役でデビュー!!
アリアッナとパオラはいつもツルんでる。
9月くらいにラ・マルシャルであった同姓ペア、カンペオナト・ムンディアル(世界選手権)で優勝した。

アリアッナ&パオラ Ariadna Naveira & Paola Motillo


見て分かるとおりリード無茶苦茶うまい!
めっちゃ柔らかいリード。
そこらへんの男よりずぅーっと上手い!!
頭上がってる分お兄ちゃん(フェデリコ・ナベイラ)よりキレイに見えるな。
しかもけっこう音楽のセンスもいい。
将来有望!! って、何が?



2つ目はあのゴールデン・コンビ復活!!

ロベルト・レイス&ギジェルミーナ・キロガ Roberto Reis & Guillermina Quiroga


いやいや、まさかの復活。
っちゅーか、二人で組んで踊ってるの見たことなかった。
オレが始めて見たときはすでにロベルトはルシーラと組んでたもんね。
どんなこともサラリとやってのける天才ダンサー、ギジェルミーナと超ハデハデ振り付けのロベルトの組み合わせ。
ビデオ見てご覧の通り、またまたこの振り付けだけど
バーン、バーン、バーンッ!!
って、まさに「ショー」って感じでした。

しかもあの全然笑わないギジェルミーナが今回は始終ニコニコしてた。
よかったねー、元のサヤにもどって。



で、3つ目っていうか、これいつものヤツなんだけど。
でも最近一番よかったデモがこれ。

エル・ピベ サランディ&ギジェルミーナ・ウィルソン

ピベ。
ただのミロンゲーロのじぃさん。
ギジェルミーナはいつだったかレポったおかっぱワカメちゃん。

ビデオはエリーナ・ロルダンと踊ってるやつ。

El Pibe Sarandi & Elina Roldan


じぃさん、じぃさん、あんた全然リード出来てないがな。
ガンチョとか絶対ありえない形だし。
って思うけどそこは女の子のスーパー察知能力でカバー。


このじぃさんのいいところはやっぱ観てる人を楽しませようとしてるとこ。
すごくいい感じに盛り上がる。
アットホームな感じであったかい気持ちになるんだな、なぜか。


人前で踊るってこういうことなんだな 
と思う。

ショーダンサーなどには自分にスポットを当ててるダンサーがけっこういて、そういうときは観てても一体感が生まれないのでぜんぜん面白くない。
もちろん「私を見てっ!」ってのは必要なんだけどそれ以外にエンターテイナーとしてのサービス精神も重要なんじゃないかな。



今回の3組はみんな現在売り出し中ダンサーではないので楽に楽しめた。
バリバリのロベルト&ギジェでさえほほ笑ましい気持ちで見れた。
みんな気負いがない分「サービス」や「楽しむこと」に意識をもっていけるのだ。
とくに最後は技術力があまり高くないだけにピベのサービス精神がよーく見えたデモだった。
ミロンゲーロのじぃさん達ってオスワルド&コカにしてもテテ&シルビアにしても個性も強いけどみんなサービス精神にあふれてるよね。



パブロ&ノエリア (サロン&ミロンゲーロ)

2008年02月23日 23時57分18秒 | プラクティカ X
前からナマで見たかったデモ。
実はこの日新しいプラクティカで去年のサロン世界チャンピオン、ダンテ&イネスのデモもあったのだが、絶対こっちだろ。

さっそくビデオが上がってた。

パブロ&ノエリア Pablo Rodriguez & Noelia Hurtado


おととし、ファビアン&ナターチャがサロンで優勝した年。
このとき「男で優勝はアオニケンで女の子は5位のノエリアだ」とブログに書いた。

実際彼らは5位だったが人気が出て海外にもたくさんオファーがある。
ダンテ&イネスよりはずっと見ごたえあるもんね。


ビデオではすごく良く見えるが実際ナマで見たときは結構ブンブンしてた。
ガンチョとかノエリアの脚がブっ飛びそうだった。
いちおうサロン系なんだからもうちょっと優しく踊ろうよって感じ。

でも身体の使いかたはすばらしい。 
なめらか。
やっぱノエリアちょーかわいいし、ちょー上手い!



デモちょっと期待しすぎたかなぁ。。。
と、思ってたら先週ブルホのプラクティカに彼らがゲストで呼ばれて教えに来た。


今回の彼らのテーマは「サロン・スタイル」と「ミロンゲーロ・スタイル」について。

オレの得意分野はモデルノ系なのでトラディショナル系の踊りのスタイルについてはあまり詳しくない。
なんせオレはバリバリのモデルノなのでウルキサの本拠地スンデルランドには攻め込めないのだ。

なかなか聞けない彼らの考え方について聞けたので良かった。



まずはサロン・スタイル

アブラッソがモデルノと同じナナメ組み。
背中(ドルサル)から腕を使って作った枠をリードに利用するためアブラッソがV字になる。
V字とは男性の左腕(女性右腕)身体より前に出ているので開いていて身体の接触部分は男性右胸と女性の左胸だけになる。

構えは前傾。
テンション(エネルギー)を常に相手に向ける。
特にパブロ&ノエリアは二人の立っている位置がすごく遠いので結構ナナメ。
パブロの説明では二人とも軸はお互い持っているといっていたがノエリアをリードしたときエネルギーを弱めるとノエリアは前に来るので完全直立型のように自立軸ではなかった。

たとえばパラーダするときも女の子を真っ直ぐの軸に乗せないで男性側に向かわせたまま自分も女の子側に向けているので二人のエネルギーはずっとぶつかり合って均衡を保っている。
つまり始終軽く背中で支えあっている感じだ。
ただし二人とも自分の軸を中心にピボットするので胸の向きは変わる。
つまり二人の身体の接触点は変わるし離れることもある。


腰の位置はけっこう低い。ヒザをすごく使っている。
っていうかすごくナナメなんで腰、ヒザを使わないと支えられない。

基本的なリード&フォローに関してはモデルノとまったく同じ。
女の子に次に移動するスペースを作ってあげる。
動き易い姿勢を作ってあげる。

違いは前向きのエネルギーが強いことだけなのでノエリアはすごく踊りやすかった。



ミロンゲーロ・スタイル

ミロンゲーロはセントロ(肋骨の割れ目の辺り)を二人とも前に出しこの部分のコネクションを維持することでリードする。
ペチョ・イ・ペチョ(胸と胸)などと呼ばれる組み方。
この組み方ではお互いセントロがしっかり上がっていないとコネクションが保てない。

相手との接触部分はすこ~し移動するがセントロは絶対離れない。
よってこのスタイルではピボットの量は基本的に少なくなる。
サロンのような180度のオーチョなどは肉体的に不可能。
(怪物君みたいに身体が伸びればべつだが)

直接胸と胸をくっつけ、真正面に組むので二人の位置は近い。
ヒザをあまり曲げるとぶつかるので基本的にセントロが高い状態で踊ることになる。
もちろん二人の位置関係で低くなることもある。


と、いうことからウルキサ・スタイルはミロンゲーロの一種だという。
実際ウルキサは基本的にペチョ・イ・ペチョで組んでセントロリードなのでたしかにその通りだ。
ただ、けっこうセントロ以外で相手とのコンタクトを取っている踊り方をしてるダンサーもいるし、オープンになったりすることもあるのでウルキサにもいろいろあるみたい。


          


というのが彼らのサロン・スタイルとミロンゲーロ・スタイルの区分わけだ。
オレはウルキサはずっとサロン・スタイルだと思ってたがどうやら間違ってたみたい。
彼らはウルキサ(スンデルランド)出身なのでこれは信用できる意見である。



トラディショナル系の踊り方を大きく分けるとこの二つになる。
あとはモデルノのような完全直立(二人が完全に自分で軸を取っている)の踊り方をする人もいる。


上記はあくまでも「完全リード型」の区分わけ。
トラディショナル系では男性の動きで次の行動を女性が察知して動く「察知式」の踊り方もあるので注意。(ショーダンサーなどに多い)
この踊り方はダンサーによって様々なので区分わけは不可能。
その男性によってフォローの仕方が違うんだから仕方ない。
もちろんその間(ちょこっとリード式)も多くいる。


モデルノ系は特に決まりがあるわけではないのでクローズのときは上記の二つの状態になっていても構わない。

ただしオープンになったときには完全に二人の軸が独立するのでリード方法は決まってくる。

実際いろいろなダンサーがいるので一概には言えないがペチョ・イ・ペチョで組んでいるとドルサル(背筋)のコネクションが外れているのでオープンに変えるときに繋ぐのに時間がかかってしまう。
ゆえにほとんどのダンサーは普段クローズのときはV字で完全直立、
もしくは前傾組みのダンサーもいる。

モデルノはトラディショナルの「完全リード式」を進化させたもの。
察知しないと踊れないダンサーは単純にリードできないダンサーということになる。

つまりモデルノではどんな状態でも全部完璧にリードしろってことだな。



いやいや、それにしてノエリアかわいい。
チャンピオンになる前から1回踊ってみたいと思ってたんだよねー 
やっぱりむっちゃ上手かった。
気持ちよかった~      




マニアック タンゴ用語辞典 4ta.サカーダ

2008年02月18日 11時13分42秒 | マニアック タンゴ辞典
今回質問が来たのでお答えしよう。

オレのブログは日本では使わないようなタンゴ用語が入ってるのでこれからは時々このマニアックタンゴ用語辞典を載せることにする。

質問がある人は解説するのでコメントしてね。



4ta.サカーダ  クアルタ・サカーダ

とは、4種類目のサカーダのこと。
英語ではフォース・サカーダなどと呼ばれる。

グスタボ・ナベイラが発見した技でコルガーダ、ボルカーダについで、いわゆる「タンゴ・ヌエボ」の技の1つ。

何が4番目なのかというと
サカーダする側のステップの状態のことを言っている。
つまり、前進のステップでサカーダ、横のステップでサカーダ、後進のステップでサカーダの3種類の次の種類のサカーダである。

        

ナベイラの考え方では(今では基本知識になっている)タンゴは基本的にリーダーもフォロアーも常に相手を探して動くので相手の周りを回るように移動する。

2人ともが移動する場合、その回転方向は


1) 2人ともが同じ方向に回転する。       
   2人で組んでヒーロの練習をするときと同じ。
   2人ともが時計回り、もしくは2人ともが反時計回り。

2) 2人が反対方向に回転する。             
   1人が時計回りでもう1人は反時計回り。
   この場合普通は2人の回転がぶつかり合う。
   
   
特殊な場合を除いてこの2種類しかない。
  
普通に前や後ろに歩くとき、二人で横に動くときなどは回転してないように思われるが
エネルギーがぶつかり合ってるので 2)ということになる。
それにピボットが加わったものがオーチョだ。

それに対して
ヒーロをしているときは相手の回転をブロックしないので同方向に回転している。
つまり 1)。
サカーダも相手の動きをブロックしないわけだから基本的には 1)だ。


ところがこの基本を崩す方法がある。
たとえば、女の子の後ろサカーダ。

女の子が右脚で後ろサカーダをする場合。
男性は横ステップ。

普通は右脚で立っていて左に移動するのでサカーダは男性の右足に入る。
女性も男性も時計回りに回転している。
しかし逆も出来るのだ。
男性が左脚で立って右に移動し男性の左足にサカーダを入れる。
女性は時計回りだが男性は反時計回りになる。

そう、これが4ta.サカーダ。


ちょうどナベイラのレッスンビデオが出てたので付けとこう。



ビデオの後半。(前半はボルカーダ)
大体1分50秒くらいから始まる。

このビデオでは女の子の右脚で入る方は女の子の左腕をはずしてる。
左脚で入る方は完全にソルターダして回転させている。

ナベイラはシステムはトラディショナルなのでこうしないと出来ないが
モデルノだともっと肩を開けるのでアブラッソを変えなくても出来る。
(女の子左脚はかなりキツイ)

回転方向が反対ならいいので入る側の人間のステップが後ろじゃなくても可能。


この技を使うときには基本的に二人が自分で自分の軸を取っている状態でないと出来ない。完全直立状態。
つまり前傾のミロンゲーロ・スタイルなどでは出来ないということ。


なんとなく分かったかな?
字で説明するのは難しいけど、質問があったらなんでも訊いてね。 


タンゲーラ

2008年02月10日 01時58分15秒 | アルゼンチンタンゴ
始まる前に書こうと思ってたのに気づいたら終わってたらしい。


ちょうど去年の今頃ブエノスでもやっててたしか、誰かが、
「絶対見に行ってレポるから待ってて」

みたいなこと言ってたような気もするがあくまでも気のせいである。


てか、結局去年の公演は短くて値下がりせずに終わってしまった。
1階テーブル席60ペソ(約2300円)は払えんやろっ。
2階席(20ペソ)でもよかったやけどテーブル席だと網タイツのねぇちゃんがシャンパン持って来てくれたりする。

せっかくならナマ脚近くで見たほうがいいもんね。


で、日本公演見に行った人はどうだった?
網タイツのねぇちゃんいた?


いないよねー。
日本じゃむずかしよねー。

でも日本でやれば話題性抜群のような気もするけど。
エロ親父がみんな見に行きそう。
興行収入も上がるし、タンゴ人口も増えそうじゃん。



で、この「タンゲーラ」
もうみんな見に行ったと思うけどよく出来てるよね。

Tanguera



言葉なしで理解できる単純なストーリー、演出もおもしろいし、美術面もいい。
タンゴやってない人でもすごく楽しめる。


ショーとして作るならこういうのがいい。
「フォーエバー・タンゴ」みたいなのは1回観たら
アルゼンチン・タンゴってこういうのなんだぁー、ふーん。
で終わりだもんね。
もう1回観たいとは思わない。

でもこういうミュージカル型式になってると1回で見きれない部分もたくさんあるし世界に入り易いので何回かは見れる。ディズニーランドみたいなもんだ。


プロデューサー、だれだっけ、モーラの元カレ
大したもんだよ。
モーラ自身も振り付けとかやってるし。
タンゴは踊れんけど金儲けの才能は抜群だね。


今出てるダンサーはパンチョ&ガビとサブリナ以外は知らん。
モーラんとこのメンバーだろうからタンゴなのかバレェなのかよく分からんがこういうショーにはちょうどいい。
普通のタンゴダンサーは舞台栄えしないからね。


で、やっぱりタンゴとしての今回の見所は

サブリナ・マッソ Sabrina Masso



いやー、このビデオいいねぇ。
エセキエル&サブリナ黄金時代だ。


当時のサブリナは
学校ではいつでも成績トップの生徒会長、放課後は裏番
的なオーラを出してたんだがこの前見たときはまったくそんな気配はなかった。

こんだけ上手い女の子を踊らせれる男はほとんどいない。
パレハも見つからずフラフラしてる。

背中の怪盗ルパンの刺青が泣いてるぜ。



リクアド

2008年02月08日 17時30分48秒 | 日本旅館
 中南米にはリクアドと呼ばれる飲み物がある。

何かっちゅーと、言わゆるミルクシェーキのことだ。
注文する時は牛乳にするか、水にするか、選べるので水シェーキの場合もある。

果物と牛乳と氷をミキサーに入れて混ぜるだけ。
ちょーカンタン。


去年の12月からめっちゃ暑くウダってたのでちょうど時期が終わりだしたイチゴを買って来た。
1kg=5ペソ(約190円)だから激安。

最初ケチって氷を多めに入れてたら薄くてあんま美味しくなかったので牛乳を冷やしてイチゴ多めの氷り抜きで作ったら激ウマ。


あまりに旨いので調子にのって今度はバナナとオレンジも買って来た。
いくら物価が上がったとは言えやっぱり外国は果物が安い。 
オレンジ1kg=1ペソ(約38円)、バナナはなぜかちょっと高めの5ペソ。


人生ケチってたら損することもあるっ!

などと訳の分からんことをほざきながら今度は牛乳を少なめにして
バナナ、イチゴ、絞ったオレンジを入れて作ったらこれがむちゃくちゃ美味かった!!


         

いくらオレがボンビーだと言え、こっちでは日本では出来ない贅沢が安く出来るのだっ!!
他にもどんな組み合わせが美味しいか、いろいろ試してみ~よぉっと。


タンゴ・クルト (受付)

2008年02月05日 16時34分00秒 | タンゴ・ブルホ
大賑わいで受付で金もらうのも大変だった。           
友達が手伝ってくれたので助かったが一人だと絶対サバけんかったな。

         

ぞくぞくみんなが2階のスタジオに上がって行き、2時ごろに最初のエキシビジョンが始まった。

それでも客はポロポロ来るので持ち場を離れられん。
金を貰わなアカンのと集めた金を見てないといけないので動けんのだよ。

入り口を守ってるゴツいガードマンの兄ちゃんもショーが始まったら
「ちょっとトイレ」
とか言って戻って来やがらない。


最初は
 「ブぅーー、オレも見てぇよー」 
と思ってたが、2回目のショーが始まった時にはあっさりあきらめた。


3回目のショーが始まったとき、サンティアゴが2階から降りてきた。

 「 上はぜんぜんオモロないねんなぁー 」
と言いながら回りをキョロキョロし出した。

       

ブルホの1階は店舗になってるのでタンゴシューズや衣装が陳列されてる。
その中から女性用のハイヒールを集めてきて入り口に並べ始めた。

 「 まっすぐ並べてもオモロくないなー。
  どうせやからパソ・バシコ(日本語で言うサリーダ)にするか!
  入り口入ったらとりあえず最初の8歩ってか? 」

やっぱりアホや、この男。

 「 上はオモロないんでここで遊ぶことに決めた。
  人生遊ばんかったら意味ないやろ?  」


「その トーリ!!」 

ということでオレも一緒に遊ぶことにした。
ここには遊び道具がいっぱいある。


ストッキングを飾ってある脚型に靴を履かせたり
それを脚のないマネキンに付けたり。
女性用のジャケットを来てそこらを歩き回ったり。
マネキンを退けて代わりに花びんを置いたり。

一緒にアホなことしまくった。


サンティアゴが2階に上がって行ったあとオーナーの奥さんが来て

 「 ほんとにバカなんだから、あの子はっ 」

と言いながら怒って片付けてた。

もちろん
 「 オレも一緒にやってました。 」 
などとは言わない。


そうそう、サンティアゴが2階に上がる前にマネキンごっこ(マネキンを退け、その服を着て代わりに立つ)をやってたらラウラがやって来てサンティアゴの前に立った。

ピターっとくっついたと思ったら ブチュー と始まって、、、

え、えぇっ!! ブチュー  って、、、

 
やっぱアルゼンチンは違うわー。
っつーか、他のアルゼンチン人でも見たことないって!

そこまでアソんでいいもんなんかぁ?
セシリアに言いつけちゃうぞー。


Santiago Dorkas & Cecilia Garcia improvisation tango



タンゴ・クルト (スタジオ)

2008年02月03日 23時00分58秒 | タンゴ・ブルホ
どうやらこの前ガストンたちがツアーに出てる間にサンティアゴが指揮してやったフィエスタ「タンゴ・クルト」がガストンはお気に召したらしく、今回のフィエスタも「タンゴ・クルト」って名前になった。

この前サンティアゴたちとやったときはほんとにカルトな感じでみんなで変なことをいっぱいやったんだけど今回は普通のフィエスタ。

ミロンガでビラ配ってるときに「またサムライの格好するの?」って何人かに訊かれたけど今回はなんもなし。
っつーか、ただの受付の兄ちゃん。
        

今回はエキシビジョンがいっぱいあったんだが受付だったのでまったく見れんかった。
まぁ、仕事やからしゃーないか。。。
ブぅーー


今回デモをやったのは

ヤニック&バネッサ
http://jp.youtube.com/watch?v=Buw61XCV4fU
エウヘニア・パリーシャの彼氏ヤニックはデビューして間がないのでビデオは出てない。
バネッサはルーカスと別れてヤニックと組んだ。


マルティン&レシナ
今回新しくブルホの先生になったウルグアイ出身の二人



エブレン&サマンタ
http://jp.youtube.com/watch?v=XlbaA9hjRFc
イスタンブールの星もブルホの先生に加わった。
エブレンはこの前載せたので今回はサマンタ。
なぜかまたまたルーカスだが彼は現在フリー。


マルティン&マウリシオ
男二人のフォルクローレダンサー
ムチャクチャかっこいい!!
今回はタンゴのデモだった。
残念ながらビデオはない。


4本脚のヘルマン 
ビデオが見つからんかった。
見たいひとは何年だかのCITAに出てるのでチェック。
初めてだと結構おもしろい。


インガ&透明人間

こっちも大昔にCITAに出てたロシア人。
このおばちゃんもなかなかやるでしょ?


そしてブルホの校長 
ガストン&マリエラ
http://jp.youtube.com/watch?v=BC8e3Pu8hXo


これだけでも盛りだくさんでしょ?

さらに加えてマティアスとダニエルが最近誕生日だったので
マティアス&カーラ、ダニエル&セシリアが二組で1曲踊った。

おまけも付いててフォルクローレダンサーのマルティンがモイラとサンバを踊った。


こんだけショーが見れて踊れて10ペソ(約370円<現在ドル安>)は激安でしょ!?
全部で15曲以上のエキシビジョンが牛丼一杯分の値段で見れる!!

 早いの(何が?)、安いの(!!)、上手いの~

ってか?


スタッフ、招待客を入れて総勢200人近くがあのスタジオに集まった。
今回は前回、前々回にも増して大いに盛り上がってた、、、

                        みたい。。。