メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

ダニエル & セシリア

2008年11月05日 20時47分16秒 | マルコム
     ついに!







     あの!!









  超大型 パレハが デビュー!








いや、ホントは先月1回デモったんだけど見に行けなかったのだよ。


んだもんで次いつ踊るのか予定を訊いてずっと楽しみにしてた。









だってムチャクチャ上手いんやもん!

なんで今までデビューしてなかったのかが不思議。





この前、3ヶ月間ダニエルだけがアメリカのツアーに行ったときセシリアに
「なんでデモらんの?」って訊いたんだよね。

そしたら「まぁ、いろいろあるのよ」とはぐらかされて
「でもダニーが帰ってきたらデモるよ」と言ってた。





そして9月に帰国してからほんとにデモることになった。



今回はおととい月曜マルコムでのデモ。
最近はぜんぜん人の入ってない月曜マルコムもこの日ばかりは混んでいた。
先週のガストンたちより人が集まっていた。






あ、いつもどおり前フリ長いけどビデオはないです。ゴメン

ほんとは撮ったんだけど暗くて全然見えない。




仕方ないのでダニエルがアメリカに行ったときにテキサスのローラとデモったビデオを見てみよう。





ダニエル & ローラ Daniel Tuero & Laura Pellegrino






笑わっしょるくらい音感いいでしょ?
完全に音楽を、音をコントロールしてる。

ここまでミュージカリティのいい男は滅多にいない。



そして高い技術力。
リードも体の使い方も素晴らしい。
まったく変なクセがない。
インプロダンサーの教科書のようだ。



まさに「正統派」タンゴダンサー。











そして今回デモったパートナー、セシリア・ピッチーニ Cecilia Piccini とは完全パレハ。


セシリアもめちゃ上手い!!
しかもちょっとエキゾチック系の美人!!
ダニエルもワイルド系でかっこいいし、ほんとに欠点のないパレハだ。




ずっとブルホで一緒にクラスはやっていたが2人でデモったのは先月が初めて。






ブレイク間違いなしの 正統派 超大型パレハ。(二人とも背も高い)



ダニエル・トゥエロ & セシリア・ピッチーニ




彼らの時代が来るのは遠い話ではないっ!!



タンゴ・イタリアーノ

2008年09月24日 03時11分06秒 | マルコム
今月、来月とブルホではピンになった マリエラ&カーラ が毎週、いろんな男性ダンサーをゲストに呼んで 「プラクティカ・ギアーダ」をやっている。



「プラクティカ・ギアーダ」とは先生が見てくれる練習会。

ブルホでは毎回何かのテーマをみんなで練習したり、新しい可能性を追求したりする。




1週目のゲストが    パブロ・インサ

2週目          アルベルト・コロンボ

3週目          エセキエル・ファルファロ

4週目          マリオ・コンシグエリ (マリオ&アナベラ)

5週目          パブロ・ロドリゲス  (サロンのパブロ&ノエリア)

   ...


と、 超 豪 華!! 



毎回、ゲストダンサーが自分の得意技などをテーマにする。

パブロ・インサは 「ソルターダ」
アルベルトは   「カイーダ」
エセキエルは   「カンビオ・デ・ディレクシオン」(方向転換)

だった。







ここですでに2回、  となってる人が多いと思う。


「アルベルト・コロンボ」って誰??

「カイーダ」って何?







ここで ミニ マニアックタンゴ辞典

「カイーダ」(caida)は「落ち」「倒れ」のこと。

普通、ステップする時は軸足で蹴って体の軸を傾けないようにして進むが、
この「カイーダ」は、わざとそれを崩して倒れるようにステップする技。





そしてその「カイーダ」をテーマにした「アルベルト・コロンボ」が今回の主役。




オレも知らんかった。

プラクティカの予定表を見て、

「誰? これ?」 

と思ったので、ユーチューブでチェック。




 アルベルト&アレサンドラAlberto Colombo y Alessandra Rizzotti




な、なんや、このオッサン!!

ハゲデブオッサンやのにむちゃくちゃ上手いやんけっ!!




いろいろ、調べてみるとイタリア人だということが判明。

プラクティカでも、教え方も良く、言うこともオモロイし、やっぱり上手かった。








で、このオッサンがアルゼンチン人なんだけどオランダに住んでるクラウディア・ヤコブセンと金曜マルコムでデモった。

ビデオ撮ったンやけどオレの(借り物)では暗すぎて全然見えん。

ユーチューブチェックしたら2003年に一緒に踊ってたが古すぎだろっ!





このデモがまた良かった。
パートナーのアレサンドラと踊ってるビデオより全然落ち着いてていい。


オッサンはビデオ見て分かるとおりテクニックは超1流アルゼンチン人レベル。
ミュージカリティーもすごくいい!
で遊べる。


こんな上手い外人見たことない!!
しかもビデオの時なんかよりずっと上手くなってる。




クラウディアがタンゴのデモをするのは初めて見た。
何度も踊ったことあるので1流のダンサーだとは思ってたがデモでもすごく良かった。
踊り方がマリエラにすごく似てて大っきいマリエラって感じ。



この2人の組み合わせむちゃくちゃいいと思う。
2人とも大人な感じで落ち着いてて余裕も貫禄もある。

いやいや、久しぶりにいい踊りを見せてもらったよ。









イタリアはレベル高いとは思ってたがすごいなー。
こんなオッサンがいるならイタリアでもタンゴ習えるな。






そしてオレが「イタリアはレベルが高い」と最初に思ったこのパレハを紹介しとこう。



クラウディオ&バルバラClaudio Forte y Barbara Carpino




分かる人には一目瞭然。
彼らはマティアス&カーラの生徒。
体の使い方だけじゃなく体の大きさまでそっくり!

彼らは若いがイタリアのシラクサ・タンゴフェスティバルの主催者だ。

彼らがブエノスに来た時にガストンが

「ヤツはでっかい車乗ってんだよー。」

と言っていた。


シラクサTBはヨーロッパのタンゴフェスの中でもかなり大きいものの一つ。
ユーチューブ見てても観客が溢れてるもんね。
ヨーロッパのタンゴ人口はムチャクチャ多い。


主催だけじゃなくもちろんデモもする。
御覧の通り、めちゃ上手い。




このビデオのカニングにもセシリア・ガルシアはじめ、若手のダンサーたちがいっぱい見に来てた。



テクニックは1流。
ミュージカリティーも悪くない。





タンゴ・イタリアーノ  カナリ、レベル高いよー。

今やヨーロッパには1流のアルゼンチン人ダンサーが溢れてる。
ヨーロッパのレベルはどんどん上がっていく。





プラネタンゴ PLANETANGOS

2008年08月22日 11時29分32秒 | マルコム
先週 水曜マルコムで プラネタンゴ のライブがあったので行ってきた。


めっちゃ良かった!!

演奏 もみんな上手いし、歌手のおねーちゃん も上手い!!

んで、やっぱアレンジがオサレだよね。
ヨーロッパの古い街並みなイメージ。



 PLANETANGOS





そういやなんでか分からんけどヌエボなバンドは、よく演奏の後ろで映像 流すよね。

ナルコタンゴもそうだしタンゲットも流してる。
エレクトリック系が多いな。

プラネタンゴはエレクトリックじゃないけどトラディショナルな感じじゃない。
分類分けするなら「ヌエボ系」だよなー。

後ろで映像流してたし。


その映像がなんか黒猫 がヨーロッパの街中をウロウロしてる感じの映像だったと思う。

あんま映像は見てなかった。






2曲目にフランス語のワルツがかかってそれがすごく気に入った。

その曲はないけどフランス語の曲のビデオはあったので載せとく。


 PLANETANGOS



オサレな感じでしょ? 




リッキー&ソレダ

2008年07月28日 13時57分19秒 | マルコム
2月にデモったとき調子悪くてずっと楽しみにしてたんだけど、先月のXでのデモはもっとダメだった



リッキー&ソレダってこんなんだっけー? 




と思ってたら今週カナダ遠征から帰ってきていきなりの月曜マルコムでのデモ。
デモがあるって知らなかったんで持っていかなかった。



これが大当たり!!




リッキー&ソレダ やっぱイイーっ!! 






現在のほとんどのヌエボ系ダンサー達がまだ若いとはいえ、タンゴ・ヌエボが無かった時代からトラディショナルダンサーを経てヌエボ、モデルノ系に転向してきた中、彼らはタンゴではなくスウィングダンサーからの転向組みなのだ。



もともと身体が(素晴らしく!)出来ていたので上達が異様に早かった。


ヌエボ世代に現われた若き才覚あるダンサーである。





リッキー&ソレダ NADA





ここ数ヶ月、「ソレダがまた上手くなったなー」と思ってたんだよねー。


その洗練された動き、シャープでエレガント、柔らかさと力強さ、表現力。素晴らしい!



頭が下がってるのが気になるがリッキーはかなり音楽センスがいい。
もちろんソレダの音楽力もかなり高い。



フレーズを取るのが上手い。

細かい波(大きいフレーズの中の小さいフレーズ)を取るのも上手い。
ミロンゲーロのように細かいステップを上手く使える。

ガストンやマリオのように鳴っている音の取り方をわざと変えてマニアックに遊ぶタイプではなく、ナベイラのように忠実に 音符をステップ に変えるタイプなので(もちろん遊んでるところもある)一般人ウケもする。
それも曲種を選ばない。





そして 使う技のセンスがいいっ! 



      カッコいいーっ!! 


ヌエボ系のダンサーは他のダンサーとの違いを作るために色々技や表現に工夫を凝らすがそのセンスがいいのだ。

そしてそのシャープでパワフルな踊り方自体が素晴らしい個性となっている。










今回のマルコムでのデモは少し大技控えめ、ミロンゲーロが使うような細かいステップを使った技が多かった。



 リッキー&ソレダSoledad Larretapia y Ricardo Biggeri. La Catedral Tango




同じ技を使っても見せ方次第でミロンゲーロっぽく見えるか、ヌエボっぽく見えるかが変わる。




そして4曲目に持ってきたヌエボ系の曲では新しい大技を披露してたがこれもかっこよかった。



ヌエボ系ダンサーの中でもチチョよりもなダンサーだ。











あともう1つの好きな理由はソレダがむちゃくちゃベッピンだということ。




オレ・マイ・ベスト美人タンゴダンサー ダントツNo.1




顔がエロカワイイだけじゃなくその磨き上げられたボディが素晴らしいっ!!

無駄な脂肪はもちろん、無駄な筋肉もついていない。

これこそ人間の理想型と言えるような美しい容姿なのだ。カッコいいーっ!




この前スーツ着て来たときはちょーカッコ良くてもうメロメロ、両目がになってしまった。




う~んっ、おねがい、 踏んで、踏んでぇ~っ




というわけで、オレのプロフィに彼らの写真を2年前のデビュー当時から使っている。

ビデオ取れなかったので古いの引っぱってきました。ゴメンちゃい。




ブエノス・アイレスのミロンガ SOHO Tango

2008年04月13日 10時11分57秒 | マルコム
ちょっと前までは木曜も1時過ぎるとタダで入れるビルータに行ってたんだけど最近は客寄せのためか木曜にもイベントをやることが多くなってタダで入れなくなってしまった。

ので先週の木曜、久しぶりにマルコムに行って来た。





ここブエノス・アイレスでは同じサロン(場所)を使っていても曜日によってオーガナイザーが違うのでミロンガの名前も違うし、客層もまったく変わる。


ここ数年人気が出てきたサロン(というか公民館)
     ビシャ・マルコム(Villa Malcolm) はこんな感じ。




     月曜   El Motivo         プラクティカ  21時 ~ 0時
     火曜   クラスのみ
     水曜   Tango Cool        プラクティカ  22時 ~ 1時
     木曜   SOHO Tango       ミロンガ    22時 ~ 4時
     金曜   Tango Cool        プラクティカ  23時 ~ 3時
     土曜   クラスのみ
     日曜     休 み   




昔は月曜だけで El Motivo を主催する女の子3人がクラスの後の練習会という感じでやり始めたのだが、チチョもクラスをやるようになって一気に人気が出て流行ってたのだが最近は人が減ってきて適度な人数。

オレ的には月曜マルコムはアットホームで結構好きだったんだが上手い人が減ったのでつまらなくなった。
照明(蛍光灯)をすべて付けているので明るすぎるのが他の人にはウケなかったのかも?




水曜、金曜 Tango Cool は知ってる人もいると思うけど
ハゲのガブちゃんが主催。

水曜は基本的に上手い人が来ないのでつまらない。
外国人が多い時期はみんなハシゴするのでビルータ行く前に行くと外人の上手い人と踊れる。
現地人の上手い人は直接ビルータなので観光シーズンを外すとほんとに初心者の練習会って感じ。


金曜はちょっと暗くてミロンガチック
昔金曜と言えばカニングだったがあまりにも人が多かったため若い人がみんなこっちに流れた。
一時は結構上手い人が集まる場所になってたけどすごく人気が出て観光シーズンは人が多すぎて踊れなくなった。
カニングみたいにコミコミで動けないというわけじゃないけど、いちおうプラクティカという名目なのでみんなガンガン踊るため人が多いときは危ないのだ。




              




最初はビルータ近所のレストランの奥でやってた SOHO Tango
いまひとつ盛り上がらなくて一昨年からマルコムに引っ越した。






実はマルコムのプラクティカ&ミロンガの中では一番お気に入り

すっごく雰囲気がいいのだ! 

照明を暗くして主催者が街灯を車で持ってきて四隅に立ててある。



昨年初めまでは他のプラクティカが5ペソだったのにSOHOはミロンガ扱いということで7ペソ取っていた。
ちょっと高いのでふだんプラクティカに来てるビュンビュン系の人たちはケチって来ない。

他のプラクティカのように攻撃的な感じがなくアットホームで雰囲気も落ち着いてるため、みんなおとなしく踊るので自由度の高いミロンガって感じ。

人数もいつも適度で込みすぎず少なすぎず。
むちゃ上手いプロなんかはあまり来ないが若い人が多く平均レベルが高いので楽しい。

結局すぐに他のプラクティカも7、8ペソになったがSOHOは1ペソ上げただけ。
値段は他とかわらないで客層はいい感じのまま固定した。



ビデオはデモを撮ったものだけど横でオルケスタが演奏してるのが映ってるでしょ?

ここではときどき  オルケスタが
    サロンに降りてきて演奏するのだ!


これがすごく楽しい!!


演奏者と踊ってる人たちの距離が(実際の距離も)すごく近くなる。
こういう演出は大好き。


この前行ったときはずっとヴァルス(ワルツ)でオルケスタがサロンの真ん中にいたので踊りながらオルケスタの周りを回っていくのが楽しかった。

なんか分からんけどむっちゃヴァルスな感じだった。




オレ的にはこの木曜マルコム SOHO Tango 80以上はあるブエノスの
ミロンガの中でも 一番好きなミロンガのひとつだ。 





マリオ・リッソ

2008年01月07日 04時15分40秒 | マルコム
 月末の金曜だから28日だったかな。
めずらしく早めにマルコムでショーがあったので見た。

マリオ・リッソ
Mario Rizzo

ビデオがないのが残念。
http://practicax.blogspot.com/2007/05/martes-29may-baila-mario-rizzo.html

説明では「 Break Tango 」になってるな。
意味分からんと思うので説明すると、ブレークダンスでタンゴを踊る。
意味分からんな。

つまり、一人でタンゴを踊るのだ。
これがすごい!
完璧なディソシアシオン。
真っ直ぐ軸の立って頭から順番に胸、腰、足と回転していく。
こう書くと普通だがブレイクダンスの体の使い方でタンゴでやることを一人でやってしまうのだ。
   

ブレイクダンサーなので体の使い方は完璧。
しっかり軸に立ってプロジェクシオン、体重移動。
相手の力を使わずに一人ですごくピボットする。

そして音楽に合った踊り方をする。
ひとりでここまで出来るのはすごい!

タンゴ始める前にこの踊りマスターしたらタンゴなんて簡単かも。
自分の軸を崩さずにピボット、体重移動、タンゴの基本だ。

彼はブエノスのタンゴ界では有名でナルコタンゴのダンサーでもある。
よくミロンガにも普通に踊りに来る。
リードがどれくらい出きるのかは分からないが体の使い方が完璧な上すごく柔らかいので色んなことが出来る。
きっと一緒に踊るとすごく楽しいだろうな。