メン・ピン・タンゴ ツモっ!

南米のパリ、アルゼンチンはブエノス・アイレスで起こる
お洒落(?)な出来事を毒談と偏見で綴るブログ

ビデオ

2009年02月19日 11時37分17秒 | イベント
「タンゴ・ヌエボ」について書くっちゅーことは「タンゴの基本」について書くっちゅーことで、タンゴの仕組み、リードシステムについての総まとめを書くっちゅーことだな。


つまりこの辺が「テクニック 巻の弐」 になるのかな。


大変なんでがんばってまとめます。








今回はこの前のデモの話の続き。




1月9日にやっと Kumita 到着 ! 



もう4回目なので慣れたもんっちゅーより、ちょっと旅行に行ってて帰ってきた感じ。
ミロンガで会う人たちも「最近ミロンガ出て来てなかったね」程度にしか思ってない人も結構いた。


しかし4ヶ月のブランクはないはずはない。
去年帰ったときは真っ白になって帰ってきたのでそれに比べれば全然マシだがやはり大分レベルダウンしてる。






今回はビデオカメラ を仕入れてきたというので早速自分達の踊りを見てみることにした。








「うげっ!」




こ、これは、見物にはならん。。。





ちびまる子ちゃんのように顔に簾をたらして固まってる Kumita はおいといて自己診断。










たしかに今回は何も考えずに踊ったというのもあるがまったく曲全体の中にドラマ性がない。

ただ踊ってるだけ。

これははっきり分かり易い見せ場を前もってどこにするか決めておいた方がいい。

ほんとに100パーセント即興型だと発想が思いつかなければ盛り上げどころがないまま終わってしまう可能性がある。
プロでもそういうデモはしょっちゅうある。



それと選んだ「Sinsabor」
踊ってる感覚より見た感じはかなり遅い。
遅いとテクニックの「アラ」がバレバレなのだ。






そして決定的なのは一つ一つの動きが微妙に音に合ってない。

ミロンガで踊っているとよく「ミュージカリティいいねー」とか「細かい音まで表現してていい」などと褒められることが多いがそれはあくまでも内面的なことでしかない。
踊ってる当人達は外からは見えない。
その瞬間の「感覚」が音楽のイメージに近いかどうかでミロンガでの音楽性が決まる。


デモでは、ミロンガで人を避けながらの小さい動きで限られた範囲での微妙な「感覚的」な音楽性とは違うのだ。



女性の身体の動き(リード)を意識しながらも自分自身の細かい動きにまで気を回さなければならない。








単体の音 の動きの表現は


1、踏む音そのもののイメージ。踏み方、体重移動の速度など。


2、音から音の間 の表現。  取った音から次に踏む音までの間。
 楽器の流れに合った動きはこの部分が特に重要。
  



どうも2から1へ移る瞬間が上手く繋げてないようだ。
それが微妙に合ってないように見える原因。


「音の繋ぎ目」はさらに滑らかな動きを「見た目」にも「感覚的」にも作りだすことができる。









「音楽性」以外でミロンガで踊っていてオレがよく女性に褒められるのは「ソフト&クリアーなリード」

ソフトリードは手リードやパワーリードを使わないので当然として、微妙な歩幅のコントロールや移動位置が確実に指定できなければ混んでるところでは人に当たってしまう。
(バイク便だったので混んでるミロンガで人に当たらないで踊るのは得意)

しかしこれも周りに人が踊っているところで、他の人がどう動くのか予想しながら空いてる場所を探して上手く踊れるということでしかない。
つまりリードの動きが小さくて済むのだ。





1組で踊るデモでは もっと大きな全身の動き が要求される。
        
身体全身の大きな動きはよく見えるというのもあるが、なおクリアーでソフトかつエネルギッシュなリードを生み出す。






その日のシークエンスのリード&フォローさえ出来てれば誉められるクラスとミロンガで踊っているのとだけでは分からないことがしっかりビデオに映ってきたわけだ。





             ぼーぜん。。。   とする二人であった。







ミステリオタンゴ フェスティバル 2009

2009年02月10日 07時50分47秒 | イベント
ほんとにやるのかどうかもミステリオ(謎)だった

「ミステリオタンゴ フェスティバル」
http://www.misteriotango.com/artistas.htm

               も無事終了。





忙しくて実況中継出来なくてごめんちゃい。





レポートは Kumita 氏がやってくれるようなのでまかせた!

ゴハネ~ラ! ~ Kumita のおいしい毎日 ~
http://ameblo.jp/imageconsultango/entry-10205384064.html






結構疲れたけど楽しかったー!!




主催のガストンは来年もやる気まんまんなので、
            来年はみんな仕事休んでブエノス直行でキマリ!!




ミステリオ・タンゴ

2008年11月14日 14時54分31秒 | イベント
だいぶ前からミステリオ(謎)だった「MisterioTango」が少しだけ正体を現した。





     ミステリオ・タンゴ
       http://www.misteriotango.com/





ほんまに少しやな。  


とりあえず出演ダンサーとスケジュール等は決定。

現在人気のタンゴ・ダンサーたちが結集!



マリエラがイタリアのおっさん アルベルト・コロンボと組んでるところに注目!!

オレのお気に入り ブルーノ&マリアンヘレスやウルキサの大御所 カリートス&ロサも特別出演。




来年の2月に休み取れる人は計算に入れておいた方がいいよー!



ルーカス&アリアドナ

2008年10月14日 21時20分30秒 | イベント
あ~、もうだいぶん前の話なんだが、

取り上げようと思って忘れてたビデオ がある。



これ、

「サン・テルモなんで家から遠いし、
人いっぱいで踊れんやろし、メンドいからやめとくか~」

って見に行かなかったんだよねー。





あとでユーチューブ見て、ショーック!! 







これはまぎれもない 名作 だっー!!
 







だいぶ前に書いたけどこの頃(今年の8月)、ナベイラの娘アリアドナはヌエボヌエボのルーカスとよくデモってた。

これはナベイラの外人用ワークショップの閉会ミロンガでのデモンストレーション。

ナベイラ(親父)&ジゼル、フェデ&イネスと、このルーカス&アリアドナがデモった。





ルーカス & アリアドナ Ariadna Naveira & Lucas Molina





う~ん、すごすぎるっ!!



この氷の上をすべるような滑らかな動き。   
軽やかで無駄な力がまったく入っていない。 

そしてすばらしいミュージカリティー。   






  ペルフェクト! 






アリアドナはみんな御存知、サラブレッド。
フェデと共にアルゼンチンタンゴ界最高レベルのテクニックを誇る。
この余裕!! 、楽ちんちん。
もちろんリードがいいのもあるがすごく安定している。


彼女をリードするルーカス・モリーノもブレイクしてないのがおかしなくらいの天才。
技術力、音楽性、ずば抜けた発想力と非の打ち所のないダンサー。
フェデよりルーカスの方が断然ミュージカリティがいいもんね。




その二人が踊ればこれくらいの名作が出てもおかしくない。





インプロでここまで踊れる技術力と音楽性&計算力がすばらしい。

今まで見たワルツのデモの中で一番いい!!


こんな風にワルツを踊りたいっ! 




ナマで見れなかったのがほんとに残念だ。


グロリア&エドゥアルド

2008年09月10日 09時42分41秒 | イベント
グロリアとエドゥアルドのデモって確か1回くらいは見たことある気はするんだがあんまり前なんで全然覚えてない。




どうも今年はムンディアルでショーをしたらしい。

ビデオ が出てたので見てびっくりした。




 グロリア&エドゥアルド Gloria & Eduardo Arquimbau




このじぃさん達ってヌエボ・ダンサーだったんだ!?


ソルターダにガンチョスカし、プルポみたいなソルターダからのガンチョ、、横ボルカーダから昔ガストンが得意だった足首トマーダ、とヌエボ技連発。




振り付けのショーダンサーだとは思ってたがここまでヌエボな技を取り入れてるとは知らなかった。



まぁ実際、今のショーダンサーたちはコルガーダやボルカーダ、ソルターダなんかは使って当然でみんなヌエボなんだが、こんなじぃさん達がここまでやるとは大したもんだ。



彼らはショーダンサーで常に観客を盛り上げることを考えてるから、盛り上がる技をどんどん取り入れていくのだろう。

こんだけやってくれりゃ会場もかなり盛り上がったことだろう。




音楽 にも合ってるし、これをちゃんとリードで出来れば本物のヌエボダンサーだな。









グロリア&エドゥアルドのショーはいいとして、
今年のステージ部門ではチチョやセバスチャンなどヌエボ系ダンサーの技を取り入れている組がすごく多かった。




さっきも書いたがソルターダ、コルガーダ、ボルカーダなどはトラディショナル化していてタンゲリアでも当たり前で使われている。
というか、無かったら盛り上がらないのでこういう振り付けでは欠かせないものになっている。



チチョやセバの技も一般化し始めたので振り付けに取り入れられるようになったのだろう。

(Xなどのプラクティカでは、「同方向ボレオ」や「同方向ガンチョ」などはすでに通常技になってるし、脚持って(女の子の体を)回したりするのは古い(ダサい)ので誰も使わなくなった)











それから、今年のステージ部門の振り付けの特徴は 「空中戦」


去年とはうって変わって今年は派手だった。





ルーカスが得意だったセンターダの応用技。
女の子の体(脚)を男性の体に引っ掛けてガンチョさせたり、ピエルナッソさせたりする。

チチョやセバも使うよね。




この絡みつき系(アトラパーダ?)の技が多かった。

とくにコロンビアはよく使っているが今年はさらにパワーアップ!!、滞空時間が長くなった。







空中で女の子の脚が動くので踊ってるように見える。



バレエ系のサルトなどでフワフワ系や単純なリフトの滞空時間が長いと踊っているように見えない、タンゴっぽく見えない。

しかし、この系統の技だと脚がパタパタ動かせるのでタンゴのイメージに合うのだ。





去年の優勝組も取り入れていたが、みんなそれをさらに応用してきた。







振り付けはどんどん進化する。





でも衣装はトラディショナル。
今年はヌエボなイメージの(パンツルックなど)の出場者は少なかった。

踊りのイメージは衣装で決まる部分もかなり大きいからね。



やっぱりこういう「ショー」派手な方が見てて面白い。

でも一応「タンゴ」の大会だから「タンゴ」のイメージから外れてるとヘン。



要はどこまで(現在)見てる人の「タンゴ」のイメージから外れずに楽しませられるかってことか?



客観的 今年のムンディアル

2008年09月05日 17時45分35秒 | イベント
今年のムンディアルはあまり盛り上がらなかった。

これは「内容が」という意味ではない。

街(ブエノス)的に、である。   




         







原因はもちろん新政府 にある。






昨年末、大統領が変わってから問題が多発。(急激なインフレなど)




ムンディアルに一番影響を及ぼしたのがこの前まであった農畜産物ストだ。




ここ数年間はムンディアルの会場はパレルモ(新市街)のプラザ・イタリア駅前にある「ラ・ルラル」というところで行われていた。


しかしこの「ラ・ルラル」、実は「農畜産物展示場」なのだ。
実際毎年ムンディアルはだっけ?)の品評会のすぐあとに開催されるためクサかった。




政府と農家との闘いが長期間続いたため、「ラ・ルラル」は貸してもらえず。

結局ギリギリになって今回の会場「エスタディオ・オブラ」をとったわけだ。








会場が決まらない = 日程が決まらない = 広報活動が出来ない。









実際街中にピンクの「TANGO」の看板が見え始めたのはほんとにフェスティバル直前だった。


しかも看板には「TANGO」の文字しかない。
説明のところに小さく「FESTIVAL」「MUNDIAL」と日程が書いてあるだけだった。
なぜか今年は「CAMPEONATO」の文字もない。





ハッキリ言って現地民が見てもなんのことか分からない看板である。









そしてこの前も書いたように今回は約1週間前にすべてのチケットが配られた。
問い合わせると「当日券はない」とのこと。



チケット がない = 見れない  

と考えるのが普通だ。




しかも繁華街のすぐそばにある「ラ・ルラル」と違い、「オブラ」はめちゃくちゃ遠い。
チケットなくて見れないかもしれないのに遠いとこにワザワザ行きたくない。





実際には決勝ですら空席があり直接行っても見れたらしい。





と、いうことで客の入りはかなり悪かった。








参加側は、、、  



現地民はまだしも海外から来る人は長期休暇の予定も入れないといけない。


しかし、大会参加の詳細がなかなか決まらない = 「今年はやめとくか~」 


となるのも仕方ない。





そして日程が8月末9月1日にまたいでる。
アメリカの学生達 はみんな9月から学校 だからねー。
8月末には帰っちゃうんだよ。

仕事ある人だって9月からって人も多い。





実際、去年はあれほど多く来ていたロシア人は今年はまったく見ない。


ま、ヨーロッパ人たちが来ない理由は他にもあるが。







そして亜人ダンサーたちは昔のようにムンディアルに「タンゴドリーム」を描いてはいない。

大会で勝つダンサーと実力で稼げるダンサーが違うというのがすでに分かっているからだ。






毎年参加者は減ってはいる が、今年はほんとに少なかった。
一昨年は7??組、去年はたしか全部で6??組はいたが今年は406組。







                   







そして大会自体の進行もだいぶ手抜きだった。





いつもは予選、準決勝共に2回 づつだったのに今年は準決勝は1回。

サロンのグランフィナルもなかった。


しかもステージの準決勝とサロンの決勝を同じ日にやるなんて詰め込みすぎだろっ!



去年まではサロン、ステージとも準決勝でさえ間に何回も演奏 やショー が入ったのに今年は決勝ではあったみたいだけど、準決勝ではまったくなし。






いつもは会場に入るのに何時間もかかるくらいアルゼンチンな感じなのに今年は予想以上に手際が良かった。

休憩時間とかも短くて「さっさと終わらせてしまえ」って感じだった。

まぁ、見る側からすればちゃっちゃと進んで良かったけど。






ステージ準決勝とサロン決勝を土曜に被せたくせに日曜は何もなし。

一番人気のステージ決勝を月曜に回したのはいつものように人が溢れるのを避けたため。

人が多いとその分警備員を増やさないといけないからね。







つまり全体的に「金をかけたくない」というのが見え見えだった。

政府がケチって大会費用を削減したのだろう。








「アルゼンチンに新幹線を敷く」 とか言ってる金があるならもっとタンゴに金かけた方が外人が来て儲かるって思わんのかね?

自分が買った「TGV」 に乗りたいだけなんやろうけど。




現政府はかなり悪政だ。

いつものことだが今回はすごい展開で生活環境が変わってるので住んでる人間には大変。




とにかく、来年のムンディアルはもうちょっとまともにやってくれよ~。





ステージ部門 チャンピオン

2008年09月03日 07時19分21秒 | イベント
もうみんな知ってるよね?
時間ないのでとりあえず速報。
毒談はまたのちほど。


結果発表のビデオが出たので追加。







結局エセナリオの方も決勝見れなかった。
人気あるから当然だよね。








優勝はやっぱりこの2人!!

  ホセ&メロディー Mundial de Tango Escenario: Campeones 2008




準決勝からメロディーちゃん輝いてたもんなー!






2位は  マキシ&マリセル

実力派。
振り付けに盛り上がり部分が足りなかった気がするが、
この順位を取れてもおかしくない。







3位  ジョン&ヤイスリ

 コロンビア。
う~ん。。。。
見所が盛り上がりの空中技しかなかったんだが。。。







4位 カルロス&ジーナ

  こちらもコロンビア。
  これも。。。。
  毎年出てるがコロンビアの中でも異種。独特な踊り。






5位に ファビアン&ビルヒニア

かなりイケてた。 
3位か4位は狙えると思ったんだが予想外のコロンビア2組が入ったのでここに収まった。







今回はなぜか発表が5位までだったのでここまで。


細かいことはまた書くねーーー。

(1回2,3時間かけて書いたんだけどセーブしてなかったらトんでしまった。。。)

悔しいからすぐには書きたくない。



エセナリオ準決勝

2008年09月01日 11時53分52秒 | イベント
サロン部門の決勝に行けなくて、みんながどういう踊りをしたのか見れなくて残念。

とくにHiroshi&Kyoko含め、日本勢が決勝の舞台で去年より格段にレベルの上がったアルゼンチン人たちとどれほど奮戦するのかを見たかった。





ステージ部門の決勝進出者 発表。

http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=68&PHPSESS=2ceecd293c6b8f2a842c5e26fd388815



今年の準決勝はキツかった。。。

何がって?


今年はいつもみたいに2部制じゃないんだよ。
50組近いパレハの重~い曲のショーを見続けるのはキツい。


しかも夜はサロンの決勝があるので早く終わらせないといけない。
というので途中の休憩時間が短い。5分くらい。


去年まで途中で演奏やプロのショーがあったけどそれもなし。


3時間半ずっと「ケハバン」(今年は「ケハバン」多かった。)やピアソラのショーを見せられるのはカナリきく。

ほとんど寝てないこともあり、最後の方はウツラウツラだった。




それでも「いい」パレハは 見逃してないよ。
「いい」のはやっぱり眠くならないもんね。



今年は4ラウンドに分かれていて途中2ラウンド終了後に審査員が全員入れ替わった。

そういうのあり?
前半と後半で審査基準が変わるじゃん!?
ま、いつものことだけど。

審査員もあれ全部見続けてると眠くなってくるだろうし。









準決勝で目を引いたのはこのパレハ。



 ホセ&メロディ JOSE FERNANDEZ Y MELODY CELATTI



いいねぇ~。
二人とも上手い!。





そしてやっぱり、ネリ&ヤニーナ




この二組は固いな。









コロンビアもバイロン&バネッサ 良い!。

去年は予想以上に決勝進出が少なかったコロンビア勢。
今年は4組も決勝進出。

やはりステージ部門ではコロンビアは強い!
素晴らしい技術力。 表現力。 音楽センスだ。



しかし、、、、
K女史があるコロンビア人たちのタンゴの欠点を発見した。

「コロンビアの女の子達の踊りは健康的すぎる」というのだ。


たしかに技術力は素晴らしいがエロさが見えてこない。

シャープな動き、力強い表現は得意だが動きが爽やかでまるで若いエアロビのおネェさんのように見えてしまう。



もともと小柄なコロンビア人。締まった身体は子供のようにも見えてしまう。
実際みんな若いし。


アルゼンチン人が30年ほど前に作り上げた観光客用ショータンゴのイメージ、「エロエロ」とは違う。

バンドネオンの音はもっと曖昧でしつこく、どこか哀愁を漂わせている。

やはりこれはステージ部門だからみんなが持ってるアルゼンチンタンゴのイメージに近い方がタンゴらしく見えるのではなかろうか?






そういう点から見れば準決勝進出組の日本勢はそういう「タンゴのイメージ」をかなり出せていたと思う。

去年はL君と出ていたオレのお気に入りMちゃんは今年はG君と出場。
残念ながら決勝進出はならなかったがMちゃんの表現力は素晴らしい。

しかし、Mちゃんが得意とするそういう表情、表現も今年は他国の女性達もすごく上手くなっている。





今年はどうも男性陣が少しさえない、というか、女性陣が上手い!

とくにステージ部門は   女性の表現力、表情  が見物だ。







ナタリアの表現力で今まで勝ち抜いていたブルホのホセ&ナタリアも他の女性達の表現力アップによってかなりキツい戦いを強いられている。

なんとか最後に名前が呼ばれて決勝に残れたが今年も上位は難しそう。










そして決勝組でこのパレハを忘れてはならない。

ファビアン&ビルヒニア

いきなりリーゼントとベティちゃんの格好で出てきた二人はコミック振り付けだった!

タンゴだけじゃなく色んな曲をミックスしたCDでハッキリ言って踊ってる部分は少ない。
ファビアンが胸元からでっかい櫛出してカツラの頭を梳いたりしてた。


しかしこれがオモロイっ!!

かなりイケる!!

はっきり言って普通にデモするよりずっと良い!!
トラディショナル・ダンサーよりコミックダンサーの方が向いてる!?










決勝に残れなかった組でオモシロかったのはコルドバ出身だけどドイツに住んでるという女の子の組。

これもコミックなのだが設定が「メイド喫茶」

男性がスーツ着た客で女性がメイド服のウェイトレス。

ちょーミニスカートで胸元ぱっくり。
そのウェイトレスがお盆を持ったまま踊るのだ。

   かなり面白い! 

お盆持ったままコルガーダとかリフト系の大技も決まって会場はすごく盛り上がった。

技術が少し低かったのとファビアンたちがいたのが決勝に残れなかった敗因か。








あとはXの受付のゴンサロ君も準決勝に残ってた。
彼はタンゴ始めて1年くらい。
なんかの間違いで通った感じ。
一緒に踊ってた女の子は実はコロンビア人だった。知らんかった。
技術力は全くないけど女の子が表現力があって頑張ってた。










とにかく、明日は決勝。


残れなかった人もよく頑張った。
みんな上手かったよ。
明日はみんなで残った人たちを応援しに行こう!

みんながんばれー!!!


タンゴ・サロン チャンピオン2008

2008年08月31日 17時19分27秒 | イベント
サロンの決勝が終わった。


どうも決勝も席があまってたらしくチケットなくても直接行けば見れたらしい。
ステージの準決勝もガラガラでチケットない人にも配ってた。 


でも今日はステージ部門が1時からということでほとんど寝ずに行ったのでクタクタ、
準決勝終わって帰ったら疲れて爆睡。

起きたときにはもうサロンの決勝は終わってたという次第です。





というわけでサロン決勝、今年は結局見れなかった。。。



上位の結果が出てたのでとりあえず報告。


6 Campeonato Mundial de Tango 2008 Final Salon




http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=67&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0







サロン部門 優勝は


   ダニエル(29) & クリスティーナ(25)  



おめでとーーー!!



この前紹介した、メトロポリターノ 40歳未満タンゴ&ミロンガの優勝者。

メトロポリターノ優勝者がムンディアルも制すのは今年が初めて。
しかもミロンガもだから取れるものは全部取っちゃったってことだ。


いやいや、ほんとに大したもんである。




そして  準優勝は 

  ネリ & ヤニーナ


こちらも紹介済み。
メトロポリターノ準優勝者。



3位は ベネズエラ人のジョン&ソフィアーニ。
彼らはステージ部門で今年のベネズエラのチャンピオンとして出場している。

今回は上位10位以内に二組もベネズエラのパレハが入っている。
ベネズエラはコロンビアのお隣。
最近タンゴの人気が出ているようだ。




4位は  マキシ & マリセル



オクタビオ君は今年はダメだったみたい。ざんねん。



日本勢、コロンビア勢もほとんど上位には残れなかった。

やはりサロンはアルゼンチン人がまだまだ強い。

身体の使い方のテクニックはビデオなどで見てそう簡単に習得できるものではないし、
ブエノスの中でさえどんどん技術が向上していくのだから当然である。


準決勝チケット ゲット!

2008年08月30日 22時27分28秒 | イベント
今日は昼1時からステージ部門準決勝、夜8時からサロン決勝の日。



もちろんチケットは持ってなかったんだけど朝から電話がかかってきて譲っていただけることに。

ところが他からも連絡があって「チケットあるよ」と来た。


昨日のサロンの準決勝も結構空席が目立っていたらしく、準決勝は今年はあまり気味らしい。



どちらにせよ、エセナリオ準決勝  見にいけることになりましたー!


ありがとうございます!!
がんばってレポります! 







さすがに決勝のチケットは余ってないだろーなー。

余ってましたら ありがた~く 頂きますので ご連絡ください。









そうそう、今夜のサロン部門決勝の一番注目すべきパレハを紹介するの忘れてた。


サロン部門 決勝進出者はこちら↓
http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=66&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0








293番 オクタビオ君登場!! おっと今年は299番だった。



http://blog.goo.ne.jp/menpintango/e/f671f0deab3a4e4efb914d8dd8b1019d





Carla Espinoza y Octavio Fernandez



う~ん、でも今見るとこのミュージカリティ は微妙だな。

頭が下がってるのも気になるところ。



でも去年はやっぱりみんな彼らが優勝すると思っていたらしく、ムンディアルの後人気が出て、イタリアに遠征に行ったりもしている。



今年のエセナリオ

2008年08月30日 09時56分31秒 | イベント
ステージの予選に行ってきたよ~ん。
でも寝坊して後半しか見てないんだけど。。。





半分しか見てないんで、そのつもりで読んでね。



オレが見た分ではアルゼンチン人のパレハで目を引いたものは少なかった。
一番良かったのはベネズエラのパレハ。
そしてコロンビア軍団。



今年は異常にコロンビアからの出場者が多かった。
3分の1はコロンビア人?
って感じ。

これは前半から見てた人も言ってたのでほんとに多いんだと思う。



今年は出場者自体が少なく、全部で407組。
そのうちステージ部門は100組はいないと思う。

全体の人数が少ないうえにコロンビア人が増えたってことだな。










出場してる面々。



あれっ?  どっかで見たような?


ネリ&ヤニーナ



こっちが本職だったのね。
どおりでいい身体してるはずだ。










タンゴ・ブルホ唯一のショーダンサー。


ホセ&ナタリア




見て分かるとおり、ナタリアはムチャクチャ上手い。
ホセは硬いがステージでは硬い方が安定していてかっこいい。(ところもある)
2年連続ファイナリストだが、今年はもっと上位を狙って欲しいところ。








そしてコロンビア勢はやっぱり上手い!!
ただ「おおっ!」というのはオレが見た中にはいなかった。

去年の方がそういうパレハが多かったような。。。

人数多いので上手くない人も出てるし。
オレの目が肥えたってのも多いにある。



バイロン&バネッサ



今年はカリのチャンピオン、コロンビア代表として出場。
毎年出てるが今年はすごくパワーアップしてる。




コロンビア人の振り付けはすごく音楽(音の表現も上手い)に合っていて良い。

ベネズエラの良かったパレハも技術はまぁまぁだが振り付けが良く、
「これ絶対、カルロス&ディアナの振り付けだろー」って感じだった。







そして今年のメデジンのチャンピオンは彼ら。

アレックス&アレハンドラ 



コロンビアには政府がタンゴにすごく力を入れていて、国内でも無料のグループレッスンなどがあるらしい。
そしてアルゼンチン留学助成制度もある。








ブエノス政府が出してるフェスティバル&選手権の冊子には海外の選手権の開催地が載っているが今年は少ない。


去年は海外チャンピオンが多すぎててえらいことになってたからな。。。

評判が良くなかったので予選から出てもらうことにしたのかな?






ステージ部門準決勝進出者発表になってた。

http://www.mundialdetango.gov.ar/home_detalle.php?id_not=65&PHPSESS=5c35e236f895fd008eba83eefed23ec0


日本勢も予想通りみんな残ってる!!

がんばれー!!

応援してるぞー!! (見れないけど




        


名前が長くて気付かなかったがファビアン&ビルヒニアがステージ部門に出てるぞ。

おいおい、ステージ部門も狙いにきたのか?





今年のサロン 

2008年08月29日 06時03分08秒 | イベント
今年のサロンはかなりレベルが高い。


サロンに限らず最近の若者たちのタンゴのレベルの上達振りは目を見張るものがある。
去年とは比べ物にならないくらいにすごい。



タンゴの身体の使い方、リード&フォローのシステムがタンゴ・ヌエボの発達と共に論理化され、他のダンス、格闘技、スポーツ等身体を使うものとの共通性が見出され、教え方自体も進歩してきたのもその要因に挙げられる。




                 




カンペオナト・ムンディアル(タンゴ世界選手権)もとうとう始まったので今回はサロン部門の出場者達を紹介しておこう。





まずはメトロポリターノ40歳未満部門タンゴ、ミロンガ両方で優勝してしまった
このパレハ。



 ダニエル&クリスティーナ Daniel Nacucchio & Cristina Sosa




両部門優勝とは素晴らしい偉業だ。









そして40歳未満タンゴ部門準優勝のこのパレハ。


 ネリ&ヤニーナ Neri Piliu & Yanina Quiñones



いつものオレの独談では断然彼らの方が上手い。

この安定感。
独特のミュージカリティー

素晴らしい!









そしてオマケ。



 アレハンドロ&カトリン Alejandro y Angeline




メトロポリターノ、タンゴ部門 ファイナリスト。
        ミロンガ部門     10位。


別にプロじゃないんだがこの前ビルータ行ったらなぜかデモってた。





彼女 本名は「アンジェリン」らしい。
通称「カトリン」。



去年サンティ&セシリアのクラスで知り合ってからミロンガで会うたびに絶対踊ってた女の子。

タンゴを始めてまだ3年だが見て分かる通り、かなり上手い。



今年はメトロポリターノに出るということで4月頃からサロンの有名なプロたちを自分から積極的に誘っていた。

その甲斐あって最近はさらに上達した。



世界的にも有名なアルゼンチン人の超一流バレエダンサー、フリオ・ボカの伝記作家であり、本人自身も舞台で踊る現役のダンサーである。
それゆえ鍛え上げられた素晴らしい身体を持っている。








カトリンに限らず今回紹介した3組とも、男性陣はもちろん、女性たちがみんないい筋肉の持ち主だ。



身体をコントロールするのは筋肉である。

ジャッキー・チェンが若い頃のカンフー映画ですごい筋トレで修行するのは破壊力を付けるためではない。
自分の身体を自由自在に操れるようになるためだ。



ダンスもカンフーと同じ。
自分の体を音楽に合わせて自由自在に操らなくてはならない。

特に自分の体重を支えるための脚力とバランスを維持するための腹筋はカナリ必要。

彼女達のすばらしく鍛えられたそのお御脚がこれだけの安定した踊りと余裕を生み出している。








もちろん「繊細」で「エレガント」な女性も美しいが、今年のサロンは「強い」女性陣の活躍にも注目したいところ。




見れる人はね。。。。



今年の メトロポリターノ

2008年05月18日 23時31分41秒 | イベント
ひさしぶりにカンペオナトのサイト見たら今年のメトロポリターノの日程等が発表されてた。

昨年、おととしは5月に予選やって8月決勝だったんだけど今年は少し遅め。
6月いっぱいで予選。
準決勝、決勝は7月の頭になっていた。



               



こんなネタを書いてるからってもちろんオレは出ない。
超小心者なんで人前でなんてカチカチになって絶対踊れない。




今回またレギュレーションが少し変わってる。
全部細かく読んだわけじゃないのどれくらい変わってるかは分からんけど。

http://tangodata.gov.ar/home_6_metropolitano_reglamento.php



前までのをそんなに覚えてるわけじゃないが、たしか
「膝より上に足をあげちゃダメ」
とかいうのがあった。

今年はそれがない。そのかわり、
「ガンチョやサルト、リフトなどのステージ用のテクニックは使っちゃダメ」
となってる。

リードで出来ないことは別としてどこまでがステージ用なのかがよく分からん。
例えばボレオはどこまでOKなの?



審査のポイントはアブラッソ、ミュージカリティー、歩き方のスタイル、フロアの使い方とミロンガ部門だけリズムも、となっている。

「歩き方のスタイル」って?
身体の使い方やコネクションは審査されないらしい。

ミロンガのリズムってのも意味わからん。
ミュージカリティーとはどう違うの?



まぁ、審査自体もいい加減なので規則もそのときの状況に応じてどうとでも取れるようになってるんだろう。






あと気になったのは
「各部門の2位から4位だけが8月のムンディアルの準決勝に残れる」
というところ。


去年はたしか10位まで決勝じゃなかったっけ?
いきなりえらいキツくなったなー。




             




そして今回一番注目すべきところは年齢別で部門が分かれたこと。
(タンゴだけ、ミロンガは1枠)


パレハの若い人の年齢で39歳までか、40歳以上かの2部門に分かれている。

これは「待ってました!!」って感じ。
いい傾向だ。




いつも書いてるがはっきり言って若い人とじいさん達とじゃ実力に差が出るのは当然。
上位に残ってるのはいつも若い人ばっかり。   



これは当たり前のこと。



踊り、身体の使い方のテクニックの進歩とともに表現方法(音楽の使い方など)も増えるわけで若い人たちの方が新しいテクニックをどんどん取り入れれるわけだから上手くなるに決まってる。

そして単純に基礎体力、筋力の問題。
単純に筋力があればそれだけ安定して踊れるわけだし(バランスを崩しにくい上に、どちらかが崩してももう一人が支えてあげれる)、
若い人たちは毎日1日中練習していても問題ないがじぃさん達はそんなに踊ってられない。

熟練のテクニックは若い人たちに研究され、練習されれば実力に差が出てくる。





40歳というラインはちょっと低い気がする。
40代だとまだまだ現役でバリバリ踊れるもんね。 
どうせなら50歳で分けて欲しかった。


若い人のテクニックや音楽を見るのと、じぃさん、ばぁさんの味、ワビサビを
見るのとはやっぱり観点が違うもんね。

いい味だしてるじぃさん、ばぁさん結構いるんだよねー。

それにほんとは上手いじぃさん、ばぁさんがいても残ってないのが実状。
(メトロポリターノはまだいい方)


この先もう少し細かく分かれることを期待しよう。








             mi-----oT-n--

                                  febrero 2009







セクステート・ミロンゲーロ

2008年03月28日 03時43分02秒 | イベント
今週火曜日、Xではいつも通りデサフィオがあったんだけど、
ドナト&セシリア  海坊主ラウル&カリーナ だったので行かなかった。

この日はCITAの最終日。
ビルータで閉会ミロンガがあるということで入場パスをゲットしたのだ。


行く少し前にガストンから

「オレ、今日ポルテーニョで踊るんだけど見に来るか?」

とメールが届いた。


インビタード(招待客)にしてくれるつもりだろう。
今日はどう考えたって若者はみんなビルータかXに行くもんね~。
きっと応援がいないんだな。
かわいそうに、しょうがないヤツだなー。


「ごめん。今日はビルータ行くから」

とあっさり見捨ててやった。



そしてトコトコ、ビルータへ。


デモは全員1曲づつなのだが、最初からみんなヒドかった。
ダミアン&セリーヌは最近いっぱい見てもうショボいのが分かってたからいいとして、
次のフリオ&コリーナ、彼らを楽しみにして見に来たのに最悪。
リードボロボロ。
おかげでコリーナつまずきまくり。
ただのその辺の下手糞なおっさんだった。
いくら調子悪いとはいえこれはヒドかった。


アドリアン&アレハンドラはデサフィオが良かったのでちょっと期待したらこれも全然ダメ。

今度はファクンド&ケリー、得意のミロンガに期待。
テクニックは仕方ないとして彼らもイマイチ。
得意のステップ「ファクンド」でなんとか盛り上げたがそれだけ。

次がファビアン・サラス
「いつも通りショボいだろう」
と思ってたらここまでのメンバーでは一番マシだった。


そしてミロンゲーロ、ニト&エルバ
いつもの振り付けだが今回一番盛り上がったのは彼らだった。
魅せ場をちゃんと考えてあって余裕で踊ってる。
アットホームな感じが場を和ませた。


前半の最後はカプッシ&マリアナ
今度こそちょー期待したけどやっぱイマイチだった。
ヌエボな動きを取り入れてからいまいちリードが仕切れてないと思う。
いちおうマリアナが変な動きして面白いけどあんま何も考えてない感じで、いつものを期待してると「手抜き」感が拭えなかった。    
どっちかというとこの後全員で踊ったときの方が面白かった。

    
            


そして後半。
トップはサウセド&マリッサ。ワルツ。
もちろん最初から期待してなかったがいつも通りチョー下手糞だった。
ボロボロの今日のメンバーの中なのでそんなに目立たなかったけどやっぱり下手糞。


2番手、ブルーノ&マリアンヘレス
テクニックは申し分ないんだがいつものメリハリのない踊りになってしまった。
柔らかくてすごくキレイな踊りなんだが魅せ場がないので飽きてしまう。
ブルーノはオレに教えるときに
「白黒をハッキリつけて踊るといいんだ」
と自分が今研究してることをオレにも教えてくれる。
ブルーノはオレと踊り方が似てるだよね。
彼もそれが分かってるのでそういう風に教えるのだ。


フェデリコ&アリアドナ
もう1年近くこの二人では組んで踊ってない。
仕事で仕方なく踊ってるのはプルポウィークとこのシータのときくらい。
もちろんテクニックはすばらしいが二人で練習してない気の合わなさが見えた。
フェデリコもブルーノと一緒で
「オレオレ、俺を見てっ!」
っていう主張がないから柔らかいんだけど魅せ場がないんだよね~。


最後はロドリゴ&アグスティーナ
やっぱり最後の若手3組はその他の年配軍団に比べてテクニックは断然良い。
ロドリゴ&アグスティーナは若手の中ではテクニックはないほうだがロドリゴには、
「オレオレ」
があるので他の二組よりはメリハリが付いてる。
そういうところもフリコリから習ったのだろう。
まだもうちょっと足りないが将来的に彼らが一番伸びそうだな。



コロールタンゴの演奏も名曲「デス・デ・エル・アルマ」以外は普通。
しかも歌がいつもの若い兄ちゃんじゃなくて変なおっさんだった。
有名なおっさんらしいが下手だった。


これならガストン見に行けば良かったよ。  
と思ったら二つ目のオルケスタが良かった!!


セクステート ミロンゲーロ Sexteto Milonguero



みんなもう知ってると思うけどオレは音楽のことは分からん。
オレが聴いて良いか、悪いか、でしか判断出来ん。

どうも演奏やってた人にはこのオルケスタは聴きにくいらしい。
もちろんオレには何のことかよく分からんが。

一人一人、各楽器の主張がものすごく強いのだ。
つまりみんな
「オレオレ」
つねに全員が主役なのだ。
だから聴き分けてる人にはどれをメインで聴いていいのか分からなくなるらしい。

んなこと気にしてないオレには自分の聴きたい音しか聞こえてこないから関係ないもんねー。
逆にみんな強いからインパクト抜群!
すごく強くてシャープな音だ。


ぷらす +


そこに登場、歌のお兄さん。
この歌のお兄さんがムチャクチャ上手い!!
しかもお兄さんの声がすごく甘くてせくすぃ~なのだ。

この甘くてせくすぃ~なお兄さんの歌と強くてシャープな演奏が上手く調和して良い感じになってる。
シナモンたっぷり辛口ジャワカレーに甘口バーモントカレーを混ぜるようなもんだ。


コロールタンゴは「デス・デ~」のとき以外は「仕事です」って感じの演奏だったのにセクステート・ミロンゲーロはみんなすごく楽しそうに演奏してる。

ビデオではみんなまじめそうだが今回の演奏ではみんなノリノリ。
歌のお兄さんなんかずぅ~と白い歯を見せてたから見てるだけでも楽しくなってくる。

やっぱりお客さんもノリノリ。
最後はチャカレラ2曲で〆て終了。
今年に入って初めて知ったオルケスタだがすごく良かった。




フォーエバー・タンゴ おまけ

2007年12月16日 23時54分37秒 | イベント
 先週カニングに行ったらフリオの甥っ子のロドリゴ(11月7日の日記参照)に会った。
そしたら
「僕もフォーエバータンゴ出てたよ」
だって。
聞いたら木曜と土曜に出てたらしい。
オレが行ったのが金曜だったのでほんとにハズレの日だったのかも。

というか、パブロ&ノエリアが出てると思い込んでたけどロドリゴ&アグスティーナの間違いだったのか?

「火曜カニングのプラクティカを主催してるダンサー達で1組フォーエバーにでる」という情報を仕入れたのだ。

   
このプラクティカを主催してるのは20歳くらいの若者達でパブロ&ノエリア、ロドリゴ&アグスティーナ、アンドレス&エバの3組だった。

アンドレスから聞いたのでアンドレスたちじゃないということはパブロ&ノエリアだろうと思い込んでた。
でも実際はロドリゴたちが出てたわけだから

ロドリゴたちなの?

と思ったけど今サイトチェックしたらこうなってた。
http://www.parakultural.com.ar/muestradetalle.asp?rubro=408&tipo=1&urldes=&descurl=


パブロ&ノエリアは「デ・ヒラ」になってる。
フォエーエバータンゴのツアーに出るってことか。
ロドリゴたちは残ってるので彼らは特別出演(?)だったのか。

パブロ&ノエリアもそうだけどロドリゴ&アグスティーナに
あんなハデハデの振り付けが出来るんだろうか?
う~ん、見てみたかったなぁ
ほんとにハズレの日に見に行ったみたいだ。