goo blog サービス終了のお知らせ 

Thomas Graham

2011-08-01 09:00:57 | colloidナノ
「かこさんのようになる!」って、一体どう言う事なの?


『子どものとき、失敗を乗りこえて、困難に耐え抜く力を養ってください。

好きなこともそうでないことも、本を読んだり、勉強を重ねて、一人一人がよいと思うことを胸に、困っている人や弱っている人を助ける。

そういう勇気と実行力のある大人に、みんななってください』

『かしこくて素晴らし、人が増えないと、未来はよくなりません!』
                        愛媛新聞2010年5月5日



「いまの世の中は科学技術の時代と言われながら、まだまだ科学の恩恵をじゅうぶん受けられない人や、ぎゃくに公害や汚染などで苦しむ人がいるというありさまです。

科学というものは、本来人類がきずきあげた知恵や工夫のよりあつまりのなのですから、人びとの生活がゆたかでたのしくならないというのは、この社会のどこかがまちがった科学の使い方をしていたり、人びとが科学をよく知らなかったりおそれるのをよいことにして、一部の人のためにだけ利益がゆくようにしているからだと言えましょう。

だが古来からすぐれた科学者たちは、めぐまれがい人びとのため、科学の力が役立つようさまざまな苦心をし、努力をかたむけてきました。それを知ってほしいとおもって書いたのがこの本です。

真の科学者はどういう態度でなければいけないかを知り、科学をおそれたり毛きらいするのではなく、私たちのものとして使いこなすようにしてほしいと願って、この本をまとめました。

もし小中学生やそのお家の方に見ていただけて、なにか心にのこるようなところがあるなら、それはすぐれた科学者が、私たちにのこされたよい影響のおかげで、作者のもっともよろこびとするところです。                    
                                
   フォア文庫「科学者の目」かこさとし

                          
絵本作家の加古里子さんの記事に初めて触れたとき、くすぐられていたわたしの記憶。