Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

蘇る日々2🕶🕶

2017-03-24 17:38:03 | 音楽
GOちゃんから借りたLPのジャケットはどんなだったか全然覚えていない。
覚えているのは、小学生のGOちゃんのヒラリとした優雅な手つきだけ…。そしてポルナレフに関しては全く忘れていた。今日まで40年間くらい。

兄のレコードプレーヤーを前にして、(何十年ぶりか …)私はおもむろにレコードをGOちゃんがしてたみたいにうやうやしく捧げ持ち、ターンテーブルに乗せた。針はオートマチックでソッと降りる。

C'est une poupe qui fait
Non, non, non, non
Toute la journée, elle fait
Non, non, non, non ♪
(ノンノン人形)
ノスタルジックなアコースティックギターのイントロ…おおー‼︎これである!これこれ!
懐かしー!懐かし過ぎる!
タイトルもうろ覚えだが、他にも確か「ぐろー ぐろ〜りあぐろ〜りあ〜」っていうのがあったはず!ああ、「忘れじのグローリア」ね。
そうそう、当時は洋楽は邦題というのがついていたものが多いのね。特にポルナレフの曲はフランス語だから、日本人には邦題付けなきゃ言えなかったのね。やたら「愛の〜」が多くて邦題覚えるのも大変だった。

聴きながら、しばし 蘇る70年代の香りのようなものに浸った。

最近、テレビのBSなどでやっている やはり70年代頃のテレビドラマシリーズ(胆っ玉母さん、女と味噌汁、ありがとう、など)の再放送をよく観るのだが、あれも、シーンの隅にある大道具 小道具などにやたら懐かしい物があって「あーそうそう!あれ あったね〜」とか、「ああいう服、近所のお姉さんが着てた」とか「おんなじ物がうちにもあった」とか、
登場する化粧品店に並んでいる化粧品やシャンプー、そして資生堂の包装紙!(唐草模様に資生堂のロゴマークを配したもの)
胆っ玉母さんが手にするコンパクトは昔 母が使っていたのと同じだし…etc…と、ストーリーとはまるで関係ない部分で盛り上がり、過ぎ去った日々を感慨深く振り返る時間になっていた。

70年代の風俗を思い返すと、戦後25年あまり経って、ずいぶん物質的にも豊かになり、戦争を生き抜いてきた親世代とは考えが大きく隔りがある若者が産まれ、その当時の若者のファッションは今また現代に再び流行しているくらいのもの…だから、こうしてみている今なんの遜色もない。そしてそんな考え、ファッションをしていたこの頃の若者の世代が、言うなれば今、レジェンドになってる人達(団塊の世代)なのだよね。年齢で言ったら70歳代か。
そう思うと今の70歳代に未来の私達をはっきり見て取れる。

私はよく考える。

どういう大人になりたいか。どういう風に老いたいか。
それには、モデルがいるよね。
この年になって、私はすごくお手本がみたい。
だからアスリートとか、ミュージシャンとか出来るだけ見せて欲しいと思うんだ。死ぬまでどう生きたかを。
では!次回なっ!

蘇る日々💽📼📀

2017-03-23 03:51:08 | 音楽
実家の兄がヘンテコな物を買った。

30センチ四方の立方体の音楽機器だ。たまーに、中高年向けに新聞広告など出てるやつ。それ程高価ではない。どころか…¥9000(税抜き)だとっ!
凄っ、MDの差し込み口はさすがに無い。残念。
私はMDなるものをごっちゃり持っている。再生機器はもう業界では生産中止…いや、終了かな?無責任だよねー。私の世代(ちなみにアラ還)では、困ってる人居るんじゃない?ちっとも声は上がらないけど。

ま、それはともかく。

一番上にレコードプレーヤーがついている。
レコードプレーヤー!値段からして音質に期待はもてないが、
そうかー、これがあれば懐かしのレコード達が聴けるんだよね!早速ホコリを被ったしまいっぱなしの古〜いレコード棚を探る。
私のレコードは嫁に出た時に持って来てしまい、その後ほとんど人にあげてしまうという愚行をしでかし手元には無いが、それでも、自分でレコードなるものを買う前に聴いていた兄達のものがある。

この器械を見た瞬間、まず聴きたーい!と思ったのは
M・ポルナレフ


これは私の小学5〜6年の頃、(そう、今から40年以上昔ね)当時、大大大流行していたポルナレフ様の2枚組LPだ。
ミッシェル・ポルナレフ 知ってますか?

えっ?という人でも、あの「トゥトゥ ポマ シェリー
マイ シェリー〜♪」といえばたいてい「あゝ、あの!」ということになるのは、フランス 🇫🇷ワールドカップの恩恵。
昭和40年代末期…と、書き表すとかっこわりー
では、気を取り直して1970年代初頭、当時相当大ヒットしてはいても、日本の歌謡曲全盛期でもあったので、洋楽に興味無い人は知らなかっただろう。私の従姉妹たちもタイガース(野球じゃなくて、ジュリーのいるやつね)に熱をあげていた。しかし、そんな中、学校内でこのポルナレフ様に関しては唯一の同好の友がいた。

GOちゃん。 私の事覚えているだろうか…。
どうしているかな?地元の中学校を卒業して以来会ってない。いや、中学時代もろくに言葉を交わしたかどうか?
とにかく、小学生のこの時、このポルナレフ様に関してだけ何故か彼女と心に残る思い出があるのである。

ある日、私がこの2枚組LPをGOちゃんに貸すかわりに、GOちゃんの持ってるレコードを貸してくれるというので家まで借りに行った。
GOちゃんの家の二階に上がり、まず、私の持って来たレコードをかけてみることになった。その時のGOちゃんの手つき…それはそれは大切そうにレコードを覆っている薄いビニールの袋から(今の人は知らんだろうが、レコードというものはジャケットに挟まれて、さらに薄いビニールの袋に入っていたものなのだ、Uの字型の)指先を優雅に使って捧げるように取り出し、そうっとターンテーブルに乗せた。

うーん🙄。
私は感動したのだ。そうか、レコードとはこんなにも繊細で、丁寧に扱わなければならないものなのだと。

私の家は、当時喫茶店を経営していた。夜になるとカクテルなども出し、娯楽の少ない時代の若者の溜まり場的存在でもあった。そして、ジュークボックスがあった。ジュークボックス…知らない?そう。検索してみ!



レコードのシングル盤などは、入れ替えが激しく、店のレジの片隅などに裸のまま山積みされていたりしたものなのだ。
そんな環境に育ったせいなのか、ごく普通の家庭の子女が優雅にレコードを取り出す様がそれだけでなんだか素敵な風情に感じてしまった、小学生のワタシなのだった。
とりあえず、次回へっ!

NO MUSIC NO LIFE 🎸🎸その2

2017-03-21 20:01:35 | 音楽
昨晩の100年インタビューを見て観た。
小田和正さん曰く
「ファンの人はオリジナルに近い形で聴きたいわけだから、その期待は裏切りたくない。キーを下げなきゃ歌えなくなったら、潔く身を引くのがいいなって、ぼんやり思ってるんだけど…」
今年の9月に古希(70歳)を迎えるんですって!凄いっ!見事な美声です。いつまで歌えるのか、いつまでも、歌っていて欲しいものです。

いろんな考え方がある。
歳をとって、枯れた味わいが増す…ということもあるだろう。歳を重ねた事により歌詞の意味がより深く伝わる…ということもあるだろう。
しかし、技巧的な意味だけで価値を問うならこの肉体的な老いに抗って続けるには物理的に難しいことになる。

お金を取って人に披露するからには、聴くに堪えるものではなくてはならない…であろうから、ミュージシャンは自分の限界の訪れにどの様な気持ちを抱くのか。

聴く側はどうか?私自身はそれでも聴きたい。
昔から好きだったミュージシャンがどのように熟成してゆくのかを見届けたい想いがある。

それとはまた別に、いつまでも聴きたいし観たいから、多少の事はNO PROBLEM ‼︎で〜すという太っ腹なところもある。人間だもの。ミュージシャンだって。

2014.のストーンズの来日東京ドーム初日。
キースはメタメタだった。どーしたんだろ?コリャおかしいぜ?イントロが何の曲やらわからない…、PAの故障?と疑うくらい。でもミックは平然と何事も無かったかのようにライブを続ける。さすが百戦練磨。キャリアは並じゃない。
後から聞いたら、キースはかなり具合が悪かったらしい。どうりで中央のミニステージの方までなかなか出てこないし、そのうちミックも曲の終わりを間違えるし
それで笑っちゃって、ま、いっか、みたいな顔するし。でも、スリリングで生々しいステージだった!コテコテに組み上げたキッチリ計算された今迄のファッショナブルなストーンズのステージではなく、歳をとって、それが返って原点に戻ったみたいな、生身を感じるステージだったよ。歳をとってこういう風になれるって凄い、それでもまだ続けるんだよ、という意気込みが凄いと感じた。
だって、NO MUSIC NO LIFE
やめたら何してりゃいいんだよ!

NO MUSIC NO LIFE されど

2017-03-20 12:02:38 | 音楽
昨日からチャック・ベリー漬け。
チャックが6年前にステージで演奏中倒れ、15分後にまた登場し、最期にダックウォークを見せた…という映像がUPされていて、切ない


私が結構チャックの曲を知っているのは全部ストーンズから伝わっているから。
私はストーンズの初期の頃ほど大好きで、高校生の頃から 当時、海賊盤と言われたレコードの 得体の知れないバリバリした音のモノラル音源のチャックのコピー曲を楽しんでいた。
ミックの、若い それでいて粘っこい歌い方、キースの当時のペンペンした音のギターが私を悶絶させたものだった。


みんな、歳とっていっちゃうんだ…。
ミュージシャンにとって、歳とるってどういう問題なんだろう…。もうやめた方がいい…とか、いや まだまだ!とか、いろいろ言われるんだろうな。

話は飛ぶが、フレディ マーキュリーが生きていたらどうだっただろう?と考える。
病気にさえならなかったらきっと元気で歌っているだろうが、果たしてあの声は出るか?
昨年のアダミー&QUEENの武道館ライブ…。若いアダム ランバードに賭けるドヤ顔のブライアンが微笑ましかったけど、ステージのスクリーンに 映る、もう歳をとることのないフレディがわたし達の胸を締めつけた
一番いい時に亡くなる…というのもスターの去り方としては悪くない。
小田和正さんの「100年インタビュー」とかいう番組が今夜あるそうだからみてみようかな。予告編で、「高い声が出なくなったら、潔く辞めようかと思っている…。
キーを下げてまで歌い続けるのは…云々」というような気になる言葉を聞いた覚えがある。

キーを下げてまで歌うべきか、否か…。

今日は疲れたのでまた次の回にでも…

チャックー🎸!

2017-03-19 10:44:27 | 音楽
チャック ベリーが亡くなりました(T-T)
ロックンロールといえばチャック ベリー、
チャック ベリーと言えばロックンロール!


私は確か最後の来日だろうと思える今から10年くらい前の赤坂BLITZのライブに行きましたよ。
ストーンズファンの私にとって、生きている間に一度は観たいミュージシャンでした。当時も80歳を迎えたチャックがどんな演奏をするのか、果たして出来るのか?不安を抱えながらも胸躍らせてライブ会場に向かったことを覚えています。

前座は奥田民生さんのユニット「OPキング」。そちら目当ての若いファンがほとんどで、なかなか出て来ないチャックを待ちつつ
「大丈夫!一応今日はもうチャック来てるから!」(前日は楽屋入りさえしていなかった模様)と、えんえん前座の演奏で盛り上がっておりました。OPキングがいい加減くたびれだした頃、
いよいよ派手なスーツで現れたチャック。何かといえば「ジョニー ビー グッド」にもどり、ちょっと疲れるとすぐ「ピアノ~!」とピアノに振り、最後は観客を大勢ステージに上げて皆んなで踊って騒いで終わる…という、はちゃめちゃなライブでしたが、とてもチャックらしいステージでした。

彼を心から尊敬していたキース リチャーズに、実際一緒に仕事をしてみると「サイテーな奴だぜ!」と言わせたという逸話が改めて思い出され、さすが、チャック ベリー、ブレないねと感心しました。
おー!My Ding-A-Ling‼︎