
脳に話しかける腸の不思議
われわれの体のコントロールはすべて脳がしていると考えがちだが、腸からの指令で動いている部分もある。 空腹のときにお腹が鳴るのは胃や腸が要求しているのではなかろうか。 逆に、スト...

「気晴らし食品」の誘惑に注意しよう
ストレスにさらされると脂肪分や糖分の多い食べ物を口にしたくなる。 そのような食べ物を「気晴らし食品」というのだが、確かにストレス軽減効果があるとされている。 ところが、いつもこ...

自然界においては到るところが青春。
もう十分年をとった。青春なんてあったかなと思うほどの遠い昔。 ところが自然界をじっくり見ていると至る処に青春がある。 白日 至らざる処、青春恰も自ずから来る。 苔花 米の如く...

あなどれないプラセボ効果ーーー信じる者は救われる
昨年は少しガーデニングをやりすぎてひざを痛めてしまった。 今年はサプリメント(グルコサミンやコンドロイチン配合の物)を飲んでいるので通常歩く分には痛みはない。 ただこのサプリの...

心を整えるーー心を観察する余裕が必要のようだ
僧侶で精神科・心療内科医の川野泰周さんの言葉は参考になる。 「気圧の変化を受けやすい今の季節は、自律神経が乱れてしまうことがありますね。そういった体の不調のほか、考えなければいけ...

視力より聴力ーーものを考える時は言葉を音に還元しているとか
三重苦を背負ったヘレン・ケラーは、もし得られるとすれば聴力が欲しいと答えたそうである。 歳をとると目もしょぼしょぼするし耳も聞こえなくなる。 どちらかというと目が見える方があり...
庶民のささやかな楽しみを奪う「びわこ花火大会」の愚。
先日「びわこ花火大会」の様子をテレビで見たが、何とも異様な光景であった。 有料席の周りに高さ約4メートルのフェンスを張り巡らして、 「金を払わぬもの見ることまかりならぬ」という...

真の美は不完全なものの中にもあるーー吉田兼好と寺田寅彦
花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは。 雨に対ひて月を恋ひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情深し。 徒然草第137段 満開や満月など完全なものだけに執着して...

温暖多雨の気候風土はどうなるのだろうか?
今年の夏ほど異常気象を体感した年はなかった。 こんな年が毎年続くようでは、一体この先どうなるのだろうかと心配だ。 それでもようやく秋の気配が感じられる。 アカシヤのなみきにポ...
インフレ定着の恐れが出てきたーーー危機感無き指導者たち
インフレ(物価高騰)が怖いのは、少々の節約では追い付かないことだ。 終戦後の猛烈なインフレを経験した世代は限られる。 1945年10月から1949年4月までの3年6か月間で消費...