AIIB(アジアインフラ投資銀行)の件で、其々の考えがあり主導側の中国は日本に対して、嫌味な事を言い放題である。
ADB(アジア開発銀行)は手続きが煩雑(はんざつ・・わずらわしくごたごたすること。)すぎると中国側は批判。
中国の考え方で、AIIBは永続するとでも考えているのか?
自分らは共産主義体制で、党の考えでどうにでもなる。損出が出ても国民に内緒にしどうにでも都合が付けられる。
中国の考えでは、AIIBの目的と使命を軽く考えているから、煩雑すぎると言うのだろう。(自分らに下心があり、運営しようとしているならば、参加する国が被害を被る)
日本側は一貫して、審査基準、理事会の構成、審査はどこでだれがする、という常識的な質問をしているが、返事がないと言う事である。
常識的な返事がなければただ創設する集団でしかない。設立は簡単だろうが、運営の方が難しい事は会社経営でも共通する。中国はこの核となる大事な部分の経験がないから答えられない事が考えられる。
愚かにも中国指導部やネット民は、日本の事をあれこれ言うが、自信がないからつべこべ言うのだろう。
日本には国内企業もそうであるが、ADBは経験がある。おいそれとは透明性がない話に乗る事はしないだろうし、その考えである。
中国は、日本のインフラ技術を引き出したいのだろう。中国などは日本の全ての技術(インフラに限らず)を盗んで発展している。日本の技術を求めるのであれば、正直に日本側に説明し協力を求める事が成功する道である。常識的に考える事である。中国は。
ADBは1966年設立、今年で49年になる。経験と実績があるだろう。その経験からして、中国に対して質問しているのであるから、つべこべ言わずに質問の内容に答える努力が必要だろう。
財務省側が言っている通リ、日本国民の税金を投資するわけであるから、慎重姿勢の態度に国民は賛同するだろう。
物事は順序良く運べば、修正が必要な時には修正が比較的に容易である。常識運転と暴走運転は一目瞭然であり、前者の方が成功を収める基本である事は誰が考えても同じだろう。
中国は一党独裁国家であるから、手を挙げれば賛同せざるを得ないと考えているだろうが、何か計ろうとするのであれば、必ず失敗をする。誠実さが成功の基本でもある。中国が本当にアジアの事を考えているのか、対応で判断できる。
日本の質問に真摯な態度で、世界に答える事がアジアに貢献したい態度となるだろう。参加国に対してもオープンな運営を証明する事が、賛同を得られる一歩だろう。現状は欲が先行していると感じるが。失敗すれば欲が、損出に変わる。
日本側の態度は常識の範囲内だろう。
日本の元首相が中国が提唱するAIIBへの参加を強く勧めたが、総理大臣の時に慎重さを欠いて職務に当たったのかと言いたい。だから日本がこれまで停滞してきたのだろう。反省をしてもらいたい。
それと、報道側の中にも、日本が負け犬と報道する所があるが、それこそ中国の飼い犬と言われても仕方がないだろう。