土瓶にまつわる想い出

これは土瓶である。
何の土瓶かと言うと、『土瓶蒸し』用の土瓶である。
今はもう無くなった築地の器屋から買って来た土瓶、との事だ。





この土瓶は特別な土瓶。
何が特別なのか？
別にどこぞの有名な陶工が作った土瓶、と言う訳ではもちろんない。
そういう意味では単なる土瓶。
でも、家に来てからすでに40有余年経った土瓶である。
・・・自分より長生きしている土瓶だ。


この土瓶、昔はもっと数が多かった・・・そうだ。
十数個はあった、そうだ。
時は流れ・・・今では3つしか残っていない。
そんな土瓶。


子供の頃は、この土瓶で『松茸の土瓶蒸し』をよく食べさせてもらった。
秋になると必ずと言って良い程食べさせてもらった。
近年はめっきり食べる機会も減りましたが・・・
手前味噌になるが、自家製の土瓶蒸し以上の土瓶蒸しは今まで味わった事がない。
それ程に美味しい物だった。



中身はいたってオーソドックス。
出汁は鰹節と昆布がベース。
具材は、それぞれ茹でて下処理した「鶏肉のささ身」、「小海老」、「甘塩たら」、「ぎんなん」。
それと「三つ葉」、「庄内麩」。
もちろん主役は「国産松茸の薄切り」。
添えるのは四つ切りした「酢橘」、これは土瓶の蓋を兼ねた「猪口（ちょこ）」の上に。



風味が十分開いた汁を猪口に注ぎ、そこに酢橘を2滴程・・・
具をつまみつつ、仄かに酢橘の香りのする汁を味わいながら、良い純米酒のぬる燗をお供に。
・・・正にこの世の至福ですな。



当然の事ながら、子供の時は酒はなかったですけどね。（笑）
でも、とても美味しかった記憶があります、土瓶蒸し。
・・・所が今は・・・
まず国産松茸が買えない。
高過ぎる。
良質な物だと一箱数万円なんて安い方みたい。
こうなって来ると売り物には出来ない。
原価が高過ぎる。
もちろん自家用として楽しむにもハードルが高い。（苦笑）
昔は季節物として、特別に珍しくはない料理のイメージがあったのに・・・



出来れば国産松茸の方が良いよなぁ～
香りが違うし。
カナダ産松茸は香りがいまいち。
中国産松茸は・・・信用ならない。
今はどうか知りませんが・・・
昔は、目方を誤魔化すために松茸内部に釘や鉛玉が入っている事もままありました。
チャイナクオリティーは昔から変わらず、と言った所でしょうか。





時代と共に食の風景も移り変わる訳ですが。
家の土瓶が生き延びて約40年・・・
その間、食の文化も激しく変遷して来ました。
今からさらに40年後、果たして『松茸の土瓶蒸し』なる料理は存在してるんでしょうか
それとも、文献にしか残らない料理になってしまうんでしょうか
このまま消え去ってしまうには余りに惜しい料理な気がします、松茸の土瓶蒸し。




・・・唐突に思ったんですが。
タイトル含め、今回、記事中に「土瓶」という単語はいくつ使っただろう・・・？

初音ミクミキシングボックス 講談社 このアイテムの詳細を見る

暴走自滅

【９月２９日付　編集手帳】


　古川柳に、〈屁(へ)をひりに屋根から下りる宮普請(みやぶしん)〉とある。神社で社殿を造営する宮大工である。おならをしようにも、屋根の上では罰が当たる。わざわざ下りる律義さがほほえましい


◆閣僚とはいわば、国づくりを任された宮大工である。国政の屋根の上で、仲間の職人衆も鼻をつまむ臭気を繰り返し放てば、お役御免(ごめん)になるのも致し方ない。中山成彬国土交通相が内閣発足からわずか５日で辞任した


◆引責のもとになった幾つかの問題発言のうち、「日教組（日本教職員組合）は解体しないと…」「日教組はガン」といったくだりについては今に至るも撤回していない。持論なのだろう


◆日教組批判を持論にする政治家がいてもいいし、一つの視点としての意義は認めるが、信念とは胸の奥で静かに燃やしておくもので、立場をわきまえず世間に“嗅(か)がせる”ものではない


◆尊い教えを説いてきた僧侶が最後に異な音を発し、法話のありがたみが吹き飛ぶことを〈百日の説法、屁ひとつ〉という。総裁選を通じて政見を国民に訴えてきた自民党には痛恨の「屁ひとつ」だろう。思慮の足りない味方ほど怖い敵はない。

（2008年9月29日01時54分 読売新聞）




国土交通相なんだから、所管外の事をわざわざ今言わなくても良いんじゃ・・・？
閣僚じゃない時に言っていれば良いのにね。
まあ、日教組がろくでもない集団だと言う部分は同感ですが。


自民党も本当にまともな人材がいないんですねぇ～（苦笑）
「失言（放言？）」によって5日で辞任するような閣僚じゃどうしようもないな。
そういう意味では麻生新首相からして「失言の常連」ですからね・・・
余程気をつけないと、またぽろっとやるぞ。
以前街頭演説で、高みから「平民の皆さん」とか「下々の皆さん」とか平気で言ってたそうだから、人格の程度が知れるというものです。
こんなのが首相やっているようじゃ、ますます日本は没落するんだろうな。




（以下、12:30追記）

再び中山元（？）国土交通相の事ですが・・・
考えてみれば、この人は最初から大臣の地位なんて関係なかったのかも知れない。
一議員の身で持論を唱えてても、マスコミ含め注目する人が少ないから、ここぞとばかりにベラベラやりだしたんじゃないか？
今の段階なら皆注目しますからね。
本人が「確信犯」とか発言してるのを見ると、そんな気がする。
何にせよ、重要ポストの責務と持論の披露を秤にかけて、その上でもし後者を選んだんだとしたら・・・
これはとんでもない自己中ですね。
今はそんな事やってる場合じゃないだろう。

・・・もちろん、これは勝手な邪推ではありますが。

ToHeart2 AnotherDays 菜々子 ネコ耳スクール水着 ver. (1/5スケールPVC塗装済み完成品) 壽屋 このアイテムの詳細を見る

残念だ・・・

どうやら巷で話題のようですね、このミク。
レジンキャストキットなら買う気も起きようが・・・
いかんせんPVC塗装済み完成品じゃなぁ～

キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク (1/8スケールPVC塗装済み完成品) グッドスマイルカンパニー このアイテムの詳細を見る

・・・良い出来の造形物なのに、全くもって残念であります。

・・・やっと来た♪

酒屋に発注してからどれくらい経っただろう・・・？
・・・・・・四ヶ月くらいか


先ほど、ビールのグラスが1ケース届きました。
『ロシュフォール』というベルギービール用のグラスであります。
待っていましたよ～





今まで手元にあるグラスは1つだけでしたので、壊さないように気を使っていたのですが・・・
これで予備が出来たので一安心です。



専用のコースターも同時に発注しているんですが、こちらはまだ届かず。
再度酒屋に問い合わせてみようと思います。

マイケル・ジャクソンの地ビールの世界―多彩な味わい、ベルギー・ビール マイケル ジャクソン 柴田書店 このアイテムの詳細を見る

A・077

朝刊にこんな広告が出ていました。





『パケ・ホーダイ　ダブル』ですか・・・
そう言えば、料金明細の封書にそんな広告も入っていたような？


月々1,029円（税込み）から始められて、基本的にはどんなに使っても上限4,410円（税込み）の使い放題コースのようです。
iモードフルブラウザ使用でも上限5,985円（税込み）か・・・
これは予約受付した方がお得な感じだなぁ～



自分の場合、月々のパケット代が大体6,000円前後くらいは使っているので、このコースの方が得ですよね。
今までパケットの割引プランは何も使っていなかったし。
適用は10月からという事ですので、一応手続きしておこうと思う。
・・・これで料金を気にせずにもっと利用できそうだ。




携帯繋がりでもう一つ。
gooブログのモバイル版で、何種類かテンプレートが選べるようになりました
今まではシンプルで飾り気のない画面だったのが、かなり可愛らしくなって嬉しいな。





当ブログのマスコットキャラ、ピンキーの看板娘「みく」さんが良い感じです。



もっと選択出来るテンプレートが増えると楽しいので、今後も数を増やしてもらいたいですね。

Figma TVアニメらき☆すた 高良みゆき 冬服Ver. Max Factory このアイテムの詳細を見る

「ひやおろし」の季節です

仙台の伯母が日本酒を送って下さいました。
いつもごちそうさまです





『特別純米酒　浦霞　ひやおろし』の一升瓶ですよ。
これは嬉しいな。


ちなみに、「ひやおろし」とは・・・
寒造りした酒を火入れして、一夏越させて秋まで熟成させた後に出荷した物を言います。
昔からこの「ひやおろし」が、風味が最も優れていると言われていますね。
その訳は、作りたての酒はまだ肌理が粗く荒々しい香味なのに比べて、一夏熟成した物は酒質も落ち着き、風味も程よくこなれて丸くなるからだと思いますが・・・



秋の夜長、ちょっと気の利いた肴でもつまみながらの一献・・・
うーん、堪りませんねぇ～（笑）
何か肴を調達してこなければ。

純米酒を極める (光文社新書) 上原 浩 光文社 このアイテムの詳細を見る

シーズンごとのお洒落

検索してみたら2年前の4月にも取り上げていましたが、私はこの蝶が好きです。
ベニシジミ。






そこら辺で普通に見られる、特に珍しくもなく何て言う事もなさそうな蝶ですけど・・・
このよく目立つ橙赤色が草地をひらひらと舞う様子は、見てて心和みます。



今は9月という事で、見られるタイプは夏型ですね。
翅（はね）を広げた時の色合いが、褐色が多いのが特徴です。






以前記事に載せた写真はちょっと画像サイズが小さいですが、比べてみると色合いが微妙に違うのが分かります。
これは4月に撮影したものなので春型。
赤色が多く、より鮮やかな感じです。






両方とも同じベニシジミな訳ですが、季節で微妙に色合いが違うなんて、何だかお洒落じゃありませんか？（笑）
他にも、季節によって体色に変化のある蝶はたくさんいます。
違う種類だと思っていたら実は・・・
みたいな事も、結構あるかも知れませんね。

昆虫ノート (新潮文庫) 矢島 稔 新潮社 このアイテムの詳細を見る

ちゃぶ台があったらひっくり返していた

今、猛烈に腹が立っているので言葉使いが少し荒くなるかも知れません。
一応お断りしておきます。





DVDで借りて来た『ミスト』を観終わりました。
・・・許せない・・・こんな駄作に仕立てやがって・・・
製作サイドの頭の中身を疑う。
100点満点にするなら11点と言った所か？


レプラー先生役の女優さんに5点。
役柄ではこのキャラだけ辛うじて及第点。


カーモディー役の女優さんに熱演賞として5点。
小説とはかなりイメージが違うけど、よく頑張ったので。


長年待っていた映画化に対する感謝として1点。


・・・以上、合計11点。



結構評価が高かったように聞き及んでいたんですが、個人的にはとても許せるレベルではなかった。
小説とは雲泥以上の差。
何がどうとか言う気も起こらないくらい、ほぼ全てがダメ過ぎ。
物語にイメージの深みを与える重要なエピソードはことごとく省略されているし・・・
余韻も空想の余地もなく、気休めの「希望（ホープ）」すら表現出来てない事に憤慨。
こんなんだったら小説のままの方が良かった。
好きな作品に泥を塗られた気分だ。
あぁ、自分の思うがままに映像化出来たらなぁ・・・
ほとんど全部にリテイクですよ。
あんな胸糞悪い結末にするなんて・・・腹が立つったらありゃしない。
『ミザリー』に出て来るアニーの気持ちが、今は何となく分かる気がする。（苦笑）






・・・劇場に観に行かなくて本当に良かったと思う。
そこだけが唯一の救いだ。
・・・さて、口直しに原作でも読み返すか・・・

スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー) スティーヴン キング 扶桑社 このアイテムの詳細を見る

『ミスト』、1日おあずけ

S・キングの原作小説『霧』の映像化という事で、とても期待していた『ミスト』。
色々とタイミングが合わず、残念ながら劇場まで見に行かなかったので、DVDのレンタル開始を楽しみにしていました。
しかし、17日にレンタル開始はされたのですが、ずっと全部貸し出し中で・・・
やっと昨日借りる事が出来ましたよ。



・・・でも、訳あって、まずは妹に1日貸してしまいました。
妹も私に負けず劣らずキング好きなのです。（笑）
今日には返しに来て・・・くれるはず。
ちゃんと約束したからね。
忘れたら、その時は只じゃ置かない。



小説とはちょっと違うらしいラストの部分がどうなっているのか？？？
物凄～～～～～～く気になります
見終わったら、後日感想などを書きたいと思う。

ミスト ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る

この瑞々しい甘みが好き

福島の知人から梨が送られて来ました～
梨、果物の中では5指に入るくらい好きです。





ハンドボールくらいの大きさか？
と言っても、ハンドボールなんてした事ないので本当はよく分かりませんけど。（笑）


冷蔵庫で軽く冷やして、おやつにでも頂こうと思います。
ごちそうさま～

パコと魔法の絵本 オリジナル・サウンド・トラック 包帯バンド,ガブリエル・ロベルト コロムビアミュージックエンタテインメント このアイテムの詳細を見る