clover note

徒然なる日々の覚え書き。

「安心実現内閣」とか言ってたのはどの口だ?

2008-09-02 13:32:32 | ニュース記事より
【「なぜ、いま」…首相退陣に驚き、怒り、戸惑い】


 「次から次へと、積年の問題が顕在化してきた。体制を整えた上で国会に臨むべき」。

 就任から1年足らず。福田首相は1日夜、首相官邸で緊急記者会見を開き、突然の辞任に至った理由を淡々と語った。支持率の低迷にあえぎ、挽回(ばんかい)を狙って1か月前に改造内閣を発足させたばかり。「今なぜ辞めなければならないのか」「衆院解散・総選挙対策なのか」--。会見では謝罪の言葉もなく、国民の間に驚き、怒り、戸惑いが広がった。

 1日午後9時半から始まった首相官邸での会見。福田首相は表情を変えずに昨年9月からの在任期間を振り返り、「参院選で過半数割れとなり、正直、政治資金、年金など積年の問題の処理に忙殺された」と、前政権などから引き継いだ“負の遺産”を口にした。

 しかし、すぐに「将来を見据えて、誰も手を着けなかった国民目線での改革に着手した」と自らの実績も強調。消費者庁設置などの重要法案が審議される臨時国会に向けて、「体制を整えた上で臨みたい。政治の駆け引きで空白を作ってはいけない」と、辞任の理由を語った。

 5分弱の辞任の弁。福田首相は終始落ち着いた口調だったが、その後の質疑応答で、辞任はかえって政治的空白を招くのではないかという質問が飛ぶと、表情を険しくして「無責任と言われるが、では全部私がやらなくてはならないのか」と語気を強める場面も。「今が政治空白を作らない一番の時期と考え、ほかの人に託した方がより良いと考えた」と述べ、「私がこのまま続けるのと新しい人がやるのとでは、間違いなく違う結果になる」と続けた。

 在任中の国会運営に話が及ぶと、「ねじれ国会で苦労させられた。(民主党に)話し合いを受け付けてもらえず、重要法案に真っ向から反対され、聞く耳持たずということが何回もあった」と恨み節に。さらに小沢代表への思いを聞かれると、「胸襟を開いて話し合う機会があればよかった」と残念そうな表情を見せた。

 今後の政権への影響を淡々と語る首相に、質問に立った記者から「人ごとのようだ」との声も。これには「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」と間髪を入れず反論した。

(2008年9月2日01時41分 読売新聞)




これはあまりにも酷い幕切れだ。
誰がトップについても、国内外の難題山積で大変なのは当然分かっていたはず。
それなのに、2代続けて首相の座を放り出す輩が出た、この国の政治って一体どうなってるの
もう呆れてどうこう言う気も起きないな・・・
政治屋共の正体が露骨に表れた感じ。



自民もダメ、民主もダメ、公明と他の野党はそもそも論外・・・
いずれ来るであろう総選挙も、今のままでは票を入れる所がないではないか。(苦笑)
党利党略私利私欲、政治屋なんて所詮そんな奴らばかりだ。
国のために何かしようなんて考えは、初めからこれっぽっちも持ち合わせていないんだろう。
福田氏も、別に首相を辞めたからって本人が生活に困る訳じゃないし・・・
端的に言えばどうでも良かったんだろう、何もかもが。
首相になれるチャンスが巡って来たからやってみた、只それだけだったんだろう。
「元首相」の肩書きを経歴に加えたかっただけなのかも知れないしね。(笑)
何にせよ、一国の舵取りをするという責任感が最後まで微塵も感じられなかった首相であった。
・・・で?後釜は誰?
人材は居るのかね?今の自民党に。



政治のレベルは、その国の国民の程度を表す鏡みたいな物だと聞いた事がある。
無責任の極みみたいな今回の辞任劇も、昨今の国内の風潮を鑑みるに、妙に納得してしまう。
国が混乱すれば、一番先に不幸を被るのは一般国民なのだが・・・
そも国民のレベルが低いんじゃ、不幸になるのもまた必定という感じがして、何ともやりきれない気分になります。
これで景気もますます悪くなるんだろうなぁ・・・
あーあ・・・


無責任の構造-モラル・ハザードへの知的戦略 (PHP新書 (141))
岡本 浩一
PHP研究所

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コメント (2)
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