【祭典の大誤算 開国博Y150】
責任者不在の大事業
開港150年を祝うイベント「開国博Y150」は、153日間の有料入場者が約124万人に終わった。500万人という目標の4分の1にさえ届かなかったのはなぜか、責任はどこにあるのか、市内経済を活性化させたのか――。市民らの期待を寄せた祭典の〈誤算〉を検証する。
「この行事はあくまでも市が行ったものだ」。閉幕翌日の28日、開国博を主催する「横浜開港150周年協会」会長を務める横浜商工会議所の佐々木謙二会頭は定例記者会見で、赤字になった場合の責任は横浜市にあると強調した。
一方、同市の林文子市長は市議会で「150周年協会が責任を持つ」と答弁している。赤字が出た場合に備え、協会と市の責任のなすり合いが始まっている。
◇
集客目標の500万人は、「150周年事業も一段落ついた」と述べ、会期途中の8月中旬に突然辞職した中田宏・前市長が2006年の中期計画に盛り込んだものだ。計画策定時の年間の観光客数約4000万人を4500万人に引き上げ、さらに開港150周年記念事業で500万人を増やし、5000万人の大台に初めて到達するという青写真を描いていた。
だが、この時点では、同協会も設立されておらず、イベントの内容は具体化していなかった。協会の幹部は「市側から提示された500万人が独り歩きしてしまった」と語る。
◇
同協会と広告会社で決めた主会場の内容は、機械仕掛けの巨大なクモ(製作・演出費約4億3000万円)、夜空に浮かんだ巨大な球体に地球などを映す「アースバルーン」(同約3億9000万円)、俳優らが演技した映像をアニメ化した映画上映(同約4億円)の三つが中心。協会の佐々木会長も「イベント内容はパンチが足りなかった」と認める。入場料(大人2400円)が高いとの批判も出た。
「雇用不安や新型インフルエンザの流行など厳しい状況」(林市長)も追い打ちをかけた。
◇
市は期間中、2008年度に新設した「教育プログラム」の名目で、市立小中高校、特別支援学校約500校の児童・生徒約20万人を全額市の負担で会場に招いた。それでも、45億円を見込んでいた入場料収入は、8月末現在で約24億円。21億円の不足が生じている。
協会は「今後、9月分の入場料収入も入るうえ、企業の協賛金も当初の計画より3億円多く入った。最終的には赤字にならない可能性もある」としている。
しかし、赤字を出さない前提には、広告会社などに今年度の契約金約34億円を減額してもらうことや、巨大な球体のスクリーンの売却益を得たり、跡地を公園化してコンクリートの撤去費用を浮かしたりすることがある。
横浜市は、開国博の総予算157億円のうち補助金として82億円を投じている。市議会は、中田氏の参考人招致を求めたが、中田氏は「調整がつかない」と応じておらず、責任の所在を明らかにするメドも立っていない。
(2009年9月29日 読売新聞)
>「開国博Y150」は、153日間の有料入場者が約124万人に終わった。500万人という目標の4分の1にさえ届かなかった
>45億円を見込んでいた入場料収入は、8月末現在で約24億円。21億円の不足が生じている
こうなる事は企画段階からある程度分かっていても良さそうなはず・・・
大した内容もなさそうなのに、有料エリアに行く人はそうそう居ないよ。
かく言う自分も、入場料払って入る場所には1度も行かなかったし。
153日間という長い会期についても???
もう少しコンパクトでも良かったんじゃ・・・
只でさえ横浜市は財政難で困窮しているのに、これでまた赤字が増えてしまいました。
取り合えず、任期途中で市長の座を放り投げた中田氏には説明責任があると思いますが・・・
>市議会は、中田氏の参考人招致を求めたが、中田氏は「調整がつかない」と応じておらず、責任の所在を明らかにするメドも立っていない
・・・中田には幻滅した。
縄付けて引きずって来てでも参考人招致させるべき
責任者不在の大事業
開港150年を祝うイベント「開国博Y150」は、153日間の有料入場者が約124万人に終わった。500万人という目標の4分の1にさえ届かなかったのはなぜか、責任はどこにあるのか、市内経済を活性化させたのか――。市民らの期待を寄せた祭典の〈誤算〉を検証する。
「この行事はあくまでも市が行ったものだ」。閉幕翌日の28日、開国博を主催する「横浜開港150周年協会」会長を務める横浜商工会議所の佐々木謙二会頭は定例記者会見で、赤字になった場合の責任は横浜市にあると強調した。
一方、同市の林文子市長は市議会で「150周年協会が責任を持つ」と答弁している。赤字が出た場合に備え、協会と市の責任のなすり合いが始まっている。
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集客目標の500万人は、「150周年事業も一段落ついた」と述べ、会期途中の8月中旬に突然辞職した中田宏・前市長が2006年の中期計画に盛り込んだものだ。計画策定時の年間の観光客数約4000万人を4500万人に引き上げ、さらに開港150周年記念事業で500万人を増やし、5000万人の大台に初めて到達するという青写真を描いていた。
だが、この時点では、同協会も設立されておらず、イベントの内容は具体化していなかった。協会の幹部は「市側から提示された500万人が独り歩きしてしまった」と語る。
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同協会と広告会社で決めた主会場の内容は、機械仕掛けの巨大なクモ(製作・演出費約4億3000万円)、夜空に浮かんだ巨大な球体に地球などを映す「アースバルーン」(同約3億9000万円)、俳優らが演技した映像をアニメ化した映画上映(同約4億円)の三つが中心。協会の佐々木会長も「イベント内容はパンチが足りなかった」と認める。入場料(大人2400円)が高いとの批判も出た。
「雇用不安や新型インフルエンザの流行など厳しい状況」(林市長)も追い打ちをかけた。
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市は期間中、2008年度に新設した「教育プログラム」の名目で、市立小中高校、特別支援学校約500校の児童・生徒約20万人を全額市の負担で会場に招いた。それでも、45億円を見込んでいた入場料収入は、8月末現在で約24億円。21億円の不足が生じている。
協会は「今後、9月分の入場料収入も入るうえ、企業の協賛金も当初の計画より3億円多く入った。最終的には赤字にならない可能性もある」としている。
しかし、赤字を出さない前提には、広告会社などに今年度の契約金約34億円を減額してもらうことや、巨大な球体のスクリーンの売却益を得たり、跡地を公園化してコンクリートの撤去費用を浮かしたりすることがある。
横浜市は、開国博の総予算157億円のうち補助金として82億円を投じている。市議会は、中田氏の参考人招致を求めたが、中田氏は「調整がつかない」と応じておらず、責任の所在を明らかにするメドも立っていない。
(2009年9月29日 読売新聞)
>「開国博Y150」は、153日間の有料入場者が約124万人に終わった。500万人という目標の4分の1にさえ届かなかった
>45億円を見込んでいた入場料収入は、8月末現在で約24億円。21億円の不足が生じている
こうなる事は企画段階からある程度分かっていても良さそうなはず・・・
大した内容もなさそうなのに、有料エリアに行く人はそうそう居ないよ。
かく言う自分も、入場料払って入る場所には1度も行かなかったし。
153日間という長い会期についても???
もう少しコンパクトでも良かったんじゃ・・・
只でさえ横浜市は財政難で困窮しているのに、これでまた赤字が増えてしまいました。
取り合えず、任期途中で市長の座を放り投げた中田氏には説明責任があると思いますが・・・
>市議会は、中田氏の参考人招致を求めたが、中田氏は「調整がつかない」と応じておらず、責任の所在を明らかにするメドも立っていない
・・・中田には幻滅した。
縄付けて引きずって来てでも参考人招致させるべき
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