おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

キングクリムゾンへの寄道 (その5)

2006-12-05 02:40:01 | King Crimson
Level Five(2001)



このミニアルバムととの出会いは、ほんとうの偶然でした。たまたまCD屋に立ち寄ったら、これがありました。次々と発売されるクリムゾンのライブ、
 ・音源発掘ライブは買わない
 ・ミニアルバムは買わない
というルールを作っていたので、このアルバムを買おうかどうしようか、しばらくしげしげと眺めて、確かめていました。
が、決定的な情報がどこにもなかったことと、95年のライブみてから、クリムゾンはライブバンドであると認識していたので、とうとう買ってしまいました。

実のところThrakとThe Construction of Lightは、ちょっと失望していたので、このアルバムもあまり期待していませんでした。
ところが、聞いてみるとこれがなかなか良いできでした。やはりクリムゾンはライブに限る。The Construction of Lightのところにも書きましたが、このライブ盤を聞いて、改めてスタジオ盤を聞き直して、やはりこのライブ盤の演奏に軍配を上げてしまいました。
久々に納得のいくクリムゾンのアルバムでした。

Level FiveというのはLarks' Tongues In Aspicのパート5のことだそうです。前作でパート5がFracturedになったので、もうLarks Toung...は使わなくなったのでしょうか。



Personnel:
・Robert Fripp (guitar)
・Adrian Belew (guitar, vocals)
・Trey Gunn (warr guitar)
・Pat Mastelotto (drumming)

1.Dangerous Curves
2.Level Five
3.Virtuous Circle
4.The ConstruKction Of Light
5.The Deception of The Thrush
6.Improv: ProjeKct 12th and X (Hidden Track)




ShoGaNai(2002)



Level Fiveを聞いて、クリムゾンの次作に期待を抱いていたのですが、それ以来なかなか新作の噂を聞きませんでした。クリムゾンの新作をクビを長くして待っているときに、これまた偶然出会ったのがこのミニアルバム。

また、ミニアルバムか、とおもいつつも「しょうがないな」とつぶやいて、またもやルールを破って購入。これを逃したら、本当に永遠にクリムゾンの新作に出会えないかもしれない、という不安感もありました。

しかし、このアルバムはどう評価したものか・・・。
曲としてでき上がっているのが4曲(うち1曲はLarks Toungのライブ)。その他は、曲になる前の短いアイデアのようなものが詰め込まれています。

面白いのは「Potato Pie」。クリムゾンのブルースです。
ブルースといえば、「Ladies of the Road」の最後に「クリムゾンキングの宮殿」のブルースバージョンが収められています。ただし、ほんの触りだけ。この先どうなるの? というところでアルバムが終わってしまいます。
このころのフリップ、ほっておくとブルースを始めるイアン+メル+ボズトリオと戦っていました。その悪夢(?)を降り切って、久々のブルースナンバー。やればできるんですね。
とは言え、そこはクリムゾン。クリムゾンらしさは失われていません。

ちなみに「Shoganai」とは「Happy With What You Have To Be Happy With」を一言で表したものだとのこと。




Personnel:
・Adrian Belew (guitar and vocals)
・Robert Fripp (guitar)
・Trey Gunn (Warr guitar, rubber bass, fretless Warr guitar)
・Pat Mastelotto (drumming)

1.Bude
2.Happy With What You Have To Be Happy With
3.Mie Gakure
4.She Shudders
5.Eyes Wide Open
6.Shoganai
7.I Ran
8.Potato Pie
9.Larks Tongues In Aspic (Part IV)
10.Clouds




----
にほんブログ村へ登録しました。
ブログランキング・にほんブログ村へ ←この記事が気に入ったらクリックしてください

カテゴリの変更

2006-12-02 12:57:56 | 亭主独白
カテゴリーが沢山あるのも、解りにくいなと思っていたので、今までカテゴリーはあまり増やしていませんでした。
でも「音楽」と「プログレ魂」のエントリが増えてしまって、分かりにくくなったので、カテゴリーを分けてみました。

もともと「プログレ魂」は、ピンクフロイド集中エントリー時期に「聞いてもいないで書き込むのに、最近聞いた音楽はおかしいな」と思って追加したもの。同じように集中的にエントリーした記事がどんどんたまって「プログレ魂」が膨れ上がってしまいました。
(なにしろ、聞かないで書いてますから、どんどん書ける)

今回プログレ系のミュージシャンをカテゴリーとして分けたので、当然「プログレ魂」はどんどんスカスカになっていって、気がついたらMassacreの1枚しか残っていませんでした。
おお、これがプログレの魂だったのか!!

しかし、これ、気をつけないと今度は細分化したエントリが増えてしまい、分かりにくく菜ってしまいますね。

それにしても、モノを分かりやすく分類するのって難しいですね。
昔読んだ井筒俊彦の「意識の形而」に仏教の「虚」と「空」の話が載っていました。
「空」と「虚」は同じものである、とのこと。
「空」い一にして全て。あまりに大きなものなので、人間には理解できません。
そこで人間は「空」を部分に分けて、部分を知ることによって全体を再構成して理解しようとします。
そこで問題が発生します。
はたしてどの程度の大きさに分けたら、理解ができるのか?
「空」2つにわけてもまだだ大きい、4つに分けてもまだ大きい。
8つ、16、32と部分を知るために、さらに細部化を進めていきます。
そうしてどんどん分割していくと、その小さな小さな1ピースごとについての知識は得られるのですが、全体が見えなくなってしまう。
細かく分割し過ぎて、全体が見えなくなったものが「虚」である。

あらゆる場面でこの「空」と「虚」の中間を探し出すことの難しさを実感しています。

引っ越したグッピーのその後

2006-12-02 11:30:57 | 亭主独白
11月13日に引っ越したグッピーたち。
6匹で引っ越し。
今は3匹。
小さかった3匹はどこへ行ってしまったのでしょう。

引っ越したときはまだ灰色だったグッピー子たちでしたが、身体も大きくなり、尻尾の色も黄色やら青やら。おとなのグッピーのミニチュア版に進化しつつあります。

子ーちびっ子グッピーの避難所にと思って入れたマツモがあるのですが、これが環境に適合したのか、ぐんぐん延びて、身体の大きなベタは泳ぐのも一苦労。
少し刈り込んでやろうかと思ったのですが、良くみたら、水草に釣られたのか、流木の下に隠れていたヌマエビが外に出ていました。
ベタ君には、ちょってと我慢してもらって、マツモをもう少しはびこらせようと思います。

自分の日

2006-12-01 02:43:32 | 亭主独白
とうとう12月になりましたね。
先日、自分の手帳を眺めてみました。なんと白紙のページの多いことか・・・
白紙のページを眺めつつページの隅の「日々の言葉」を読みながらページをめくっていきました。

この手帳、「こどもの日」とか「体育の日」とか休日のページに書いてあるのですが、3月22日のページに「自分の日」というのを見つけました。
自分の日、自分の日・・・そんな休日があったかな、と一瞬考えてしまいました。
よくよくみると裏のページに印刷された「春分の日」という文字が透けて裏文字になっていたので、読み間違えていたことに気がつきました。

「自分の日」は幻に終わってしまいましたが、年に一度ぐらい立ち止まって自分のことを考える「自分の日」があってもいいかなと思いませんか。



----
にほんブログ村へ登録しました。
ブログランキング・にほんブログ村へ ←この記事が気に入ったらクリックしてください