梅酒の黒酢サワー。
子どもの頃の話。おばあちゃんがよく梅酒を造っていました。子どもだったので、梅酒は飲ませてもらえませんでしたが、漬けた梅は食べさせてもらっていました。果肉を噛むと、キュッキュッっとした、ザクザクした独特の食感。これが大好きでした。
でも、梅酒ってちょっと甘すぎます。
先日久しぶりに梅酒を買ってきました。チョーヤとか白鹿とか、普通に売っているものです。
それを炭酸水で割で飲んだのですが、どうも甘ったるくて仕方ありません。
会社帰りにみんなで立ち寄る飲み屋で飲んだ「梅酒の黒酢サワー」を作ってみました。
梅酒2+黒酢1を4倍ぐらいの炭酸水で割る。黒酢が入るだけで、味が引き締まります。けっこう大胆に黒酢をいれても、酸っぱくありません。
子どもたちには
ポッカレモン+黒酢のソーダ割
を作ってみました。ソーダはカクテル用の甘くないヤツ。
これまた、さわやかで、子どもたちの大好物となりました。
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久しぶりにiPodをMacにつなぎました。
再生回数をみたところ、クリムゾンのThe Power to Believeの曲とThe ConstrucKtion of Lightの曲が断トツ。
ここのところ、この2枚のアルバムばかりきいていたので、当然といえば当然ですが・・・
高校の頃、LPアルバムを買うと、だいたい1ヶ月は毎日毎日繰り返してきいていました。
次第に聞き飽きてくると、次のアルバム買って、また一ヶ月繰り返し聞く。
こんなことの繰り返しでした。
クリムゾンもさすがにこれだけ集中的に聞くと、ちょっと飽きてきます。
ということで、ちょっと目先を変えて、ここ数日はキース・ジャレットを聞いています。
ということで、もう一つのお話・・・
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昔々、NHK-FMでもFM東京(当時)でも、週に一つや二つジャズ番組がありました。
当時、ピンク・フロイドやクリムゾンを聞きあさっていたので、ジャズはほとんど聴いていませんでした。楽しむポイントがつかめなかったというのか・・・
そんなある日、このTales of Anotherが紹介されました。
そして、この作品が、最初に気に入ったジャズアルバムとなりました。
当時、振興レーベルであったECMが、電化マイルスジャズスクールを卒業した若きスタイリスト2人、キース・ジャレットとジャック・ディジョネットをゲイリー・ピーコックに引き合わせて作ったのがこのアルバム。ピーコックのリーダー作ですが、長いことキース・ジャレットのアルバムだとばかり思っていました。
ECMのジャズって、ちょっとおしゃれで、とんがっています。
ECMのアルバムは、アメリカ的というよりは、ヨーロッパの知的に洗練された感じがあります。このアルバムも「熱い」というよりは「クール」という形容が似合います。
クールなフリージャズ。
1曲目Vignette。聞くたびに、どこか遠くの世界に繋がる通路に迷い込んだような気持ちになります。その先にあるのは、懐かしい人々がいる、どこか遠くの世界。
Tone Fieldで道を見失い、手探りでたどり着いたMajor Majorでひと心地ついたあと、Trilogyのクライマックスを迎えます。
新興勢力ECMと新進気鋭のトリオが生み出した記念碑的な一枚。
それは、アコースティックで幻想的なジャズ。
このトリオ、後にキース・ジャレット・スタンダーズとして復活します。ジャズのスタンダードに新しい光を当てたスタンダーズ。メインストリームの大御所として活躍していますが、その魅力は、実はその原点にこんなに素晴らしい世界を隠し持っているからなんだと思います。
ジャズファンはもちろん、プログレッシブロック好きにお勧めしたい一枚です。
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遠くの世界といえば、今日12月8日はジョンレノンの命日。
何年か前に、クラプトンのコンサートでさいたまスーパーアリーナに行った時に、ジョン・レノン・ミュージアムに立ち寄ってきました。
ジョンが亡くなってしばらくしてから、ヨーコさんが世界の新聞各紙にメッセージ広告を載せました。今は、ひどい世界だけど、いつかより良い世界になるように、希望を持ち続けましょう。なんだか、そんな内容だったと思います。
そして、12月8日は、遠くに行ってしまった友人を思う日でもあります。
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