おいみず亭 Family & Friends

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散歩

2006-09-08 11:16:56 | 亭主独白
赤坂での打ち合わせが、予定より早く終わった。かといって、これから会社に戻って一仕事というほどの時間でもない。ということで、のんびりとアークヒルズからバスで帰ろう、と思ったのが発端でした。

アークヒルズで京都館を眺めて、バスの時間を調べたら、次の始発まで10分以上待たなくてはならなかった。
それならば、と思い泉ガーデン目指して歩き始めました。そこから南北線に乗って・・・と思ったのですが調子が出てきたので、首都高に沿ってもう少し歩くことにしました。23区内、バスと地下鉄が網の目のように走っているので、疲れたらどちらかに乗ってかえれば良い、そんな気軽な考えで歩いていたら、ベラルーシ料理のレストラン「ミンスクの台所」を発見しました。飲み会開催場所の候補に毎回上がるのですが、こんなところにあるとは思いませんでした。



そのまましばらく高速沿いに歩いて、飯倉片倉の交差点を東京タワー方面に左折。目の前には東京タワー。このまま行くと東京タワー昇らないと気が済まないような気がしたので、日本郵政公社東京支社前で、バスに乗って渋谷に出ようと思い、しばらく待っていました。1時間に数本しかないバス、なかなか来ないのに、バス待ちの列はどんどん人が増えていきます。混んだバスに乗るのもいやなので、どうしたものか考えていたら、すぐ近くに狸穴坂があることを思い出しました。ここまで来て、この坂を通らないのも惜しい気がして、再び歩き始めました。

ロシア大使館の角のお巡りさんを眺めつつ狸穴坂を下り始めます。思ったより急な坂でした。坂の途中にもお巡りさんが立って警備していたので、ちょっとびっくり。麻布というよりAZABUという表記が似合いそうなマンション。所々に、昔風の日本家屋が残っています。背の低い日本家屋の屋根越しに六本木ヒルズの森タワーが見えました。右手には東京タワー、そして昇ったばかりの大きな月が、雲の間から覗いていました。

坂を下って、広い通りを見つけて右折。首都高下の一丿橋交差点に出ました。地図を見ると、少し先の二丿橋交差点を右に曲がると仙台坂、その先は有栖川公園。ここを目的地として、さらに歩き始めました。

狸穴坂を下った分、仙台坂は上り坂。結構きついし、歩道が狭い。韓国大使館の物々しい警備を横目に登り続けると左手に麻布の運動公園。ナイターのもと野球の練習をしている一団がいました。右手に入ると各国大使館があるためか、ここも坂の途中に警官が立っています。坂を上り詰めると、ここ。今週日本で最も注目された病院があります。
一般の方も入院されているせいか、警備も報道陣も全くいませんでした。道路脇には桜並木、隣は有栖川公園のこんもりした木々。思ったよりこじんまりした、病院でした。




病院の前からバスで目黒に出てみようかとも思ったのですが、次のバスまでは20分も間があります。有栖川公園の脇を通って、広尾駅へ向かいます。
歩き始めてから1時間ほど、かなり汗をかいていましたが、さすがに樹木の多い公園は涼しいです。公園の中でしばらく涼んでいたい気分でしたが、そのまま動けなくなりそうなので、脇を通過するだけ。バスで目黒出ていたらこの感じを味わえなかったので、ちょっと得した気分。
先日もテレビでやっていましたが、木々が水分を気かするために公園の脇では夜になると冷気がしみ出してくるそうです。東京のヒートアイランド化を解消するために、海風と、公園の冷却功化を利用しようという計画が進んでいるそうです。風の通り道を確保するために、東京駅の駅ビルをツインタワーにする計画があるそうです。早いと実現して欲しいと思うとともに、やはり緑が、沢山の緑が街にも必要なんだなと思います。

などと考えながら歩いていると、すぐに広尾の駅。地下鉄で恵比寿まで一駅。歩いても良いのですが、一応目的地を過ぎたので、ここからは電車で帰りました。歩き始めてから1時間10分。地図で調べてみると約4Kmの散歩でした。

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