Masaca's Blog 2

独り言・日記・愚痴・戯言・備忘録・・・。なんとでもお呼び下され(笑)。

ボストン滞在記(12/6~7)(2)

2008-12-15 08:43:01 | Abroad
(1)から続く

こんなのが子供の遊具に…

発電スカート

火星探査ローバーのデモ

爆弾探査ロボット

プログラミング体験おもちゃ

論理回路体験おもちゃ

巨大水槽シミュレーター
自分で好みの魚も作れます

人体もある意味装置
の固まり

おもちゃも立派な展示物

ピラミッドの作り方

巨大なピタゴラ装置…
いやいや…

こんな感じでいろいろと見て回っていると、プラネタリウムの時間になってしまったので、プラネタリウム会場へ。「What Happened to Pluto?」は要は冥王星が惑星から準惑星に降格された話…。なんで降格されたのかを一般人の意見や歴史的経緯も交えて説明してくれました。その後、ちょっと時間に余裕があったので、昼食をとって、今度はIMAXシアターの「The Greatest Places」…すみません…途中で寝ちゃいました。世界中の凄い自然を紹介するムービーだったのですが、昼食後の睡魔に襲われて、大音響にもめげずにうたた寝してしまいました。で、そのあとは3Dシアターの「Fly Me To the Moon」…。アポロ11号の月面着陸を3D映像で見られるかと期待していたのですが、これがまた…マジでFly…つまり、ハエがアポロ11号に乗り込んで一緒の月面へ降り立つというお話…。なんかちょっと拍子抜け…。その後、光学のセクションやらいろいろと回ったのですが、前の晩に携帯の充電をし忘れてしまったので、その後の写真がほとんど撮れず…。化石やら何やら見て回っているうちに、閉館時間になってしまいました。ちなみに右上の写真はなんだと思います?なんと!STAR WARDS EP1のナブー・スターファイターの撮影に使われた実物がそのまま吹き抜けの屋根に吊るされていたのです。思わず電池の残り少ない携帯を叩き起こして写真を撮ってきました

結局、今回はシアター系がメインになったので、展示を全て見ることができませんでしたが、この写真にあるように、1月になるとIMAXシアターで火星探査のムービーが流れるそうで、これが始まったらまた来て、そのときに残りの展示を見ようということになりました。それにしても、これだけ充実している上に、見せ方もかなり研究されている科学博物館は初めて見ました。日本の科学館や博物館もきちんと見習うべきであるのと同時に、日本にもこういう博物館に高額を寄付するようなお金持ちが増えてくれることを期待するばかりです。

ボストン滞在記(12/6~7)(1)

2008-12-15 08:41:22 | Abroad
さて、ネットもTVも遮断されたまま突入した週末…。一応、マシンのvalidation runもスタートさせまして、仕事上は安心できたのですが、生活上は非常に困った状態のままの週末でした。しかし、そんなことはいっていられません。経った三ヶ月しかない滞在期間、週末は本当に数えるくらいしかない中で有効に使わねばなりません。しかも、土日を両方外出してしまうと、とても休養などとれないので、基本的には外出は土曜日と、いつの間にかなっております。で、この土曜日はどこへ行ったかといいますと…とうとう行ってきましたMuseum of Science, Boston(MOS)!いわゆるボストン科学博物館です。こちらに来たら真っ先に行きたいと思っていた場所の一つですが、いまいち英語に慣れきれていなかったのでしばし躊躇しておりました。けど、そろそろということで、ようやく行ってきましたよ。


MONARCH

DAEDALUS

そのパネル
このMOSですが、展示がやたら多い上にシアター系が三つもありまして、全部を見て回ろうとするとどうやったって一日では回りきれないような所でして、まぁ、何から見て回ろうかということになったのですが、以前に来たことにあるしんさんが、前回は展示しか見ていないということでしたので、じゃぁ、シアター系をしっかり見ましょうということになりまして、きちんとウェブページでバッティングしないように予定を立てながら前日にチケットを購入しておきました。で、場所が意外と近いということで、当日は歩いて向かいました。チャールズ・リバーの畔を進んで行くとすぐに見えてきました、MOSの建物。どうも、この建物はチャールズ・リバーのダムの上にできているような配置です。今は伝説上の生き物に関する特別展をやっている様子です。で、中に入りまして、早速しんさんがチケットをゲット。入場時間開始までの間、フーコーの振り子の前で時間を待っておりましたら、いつの間にか入場開始…あれ?狂ってる?この振り子…。プラネタリウムの「What Happened to Pluto?」、IMAXシアターの「The Greatest Places」、3Dシアターの「Fly Me To the Moon」のチケットと一般展示のチケットを持って入場しました。入り口近くにはしんさんが興味津々の人力飛行機がそのまま展示されておりまして、しばし眺めたりしてからプラネタリウムの時間までの間、まずはMathematicaコーナーへ。そう、数学です

確率をそのまま実践

パズルも数学

鏡も数学

壁一面の数学の歴史

さて、その後で今度は電気のコーナーへ。ふと下を覗くとT. rexがクリスマスバージョンのマフラーをしています。そして、電気コーナーの入り口には、これまたなんと!50,000ワットの電球なるとんでもなくでかい電球が展示してありました。何でまたこんなごつい電球を作ったんだか…。まぁ、必要は発明の母ですから、なんぞ必要が生じたんでしょう。どのくらいの明るさになるのか分かりませんが、近くで直視はしない方が無難でしょう。そして電気のコーナー…というか、正確には静電気のコーナーへ

静電気発生装置

これも…

これも…

そして巨大なこれも…

電磁誘導でリングが
跳びます

砂地に落ちた雷の跡

竜巻発生装置と戯れる
しんさん

急激な気象変化体験
コーナー

静電気のコーナーだと思っていたら、そのまま雷、気象へと誘導して行くという、これまた見事な持っていき方というか、こうやって興味を他にも向けていくんだなという非常によい例を見せてもらったような気がします。このあと、夕方にたまたま通りかかったときに巨大な静電気発生装置を使ったデモンストレーションに出くわしまして、しっかりと間近で雷発生を見てきました
(2)へ続く

ボストン滞在記(12/1~5)

2008-12-15 04:46:25 | Abroad
アパートメントのネットワークトラブルで更新が滞っておりました

12月に入ってから、なんだかいろんなことが怒濤の如く起こりまして、11月はいったい何だったんだろう?、なんであんなに平和だったんだろう?といわんばかりの状態です。

まず、この12月第一週がことの発端でした。お世話になっている共同研究先の経営状況が苦しいことはいろんなところから聞いていたのですが、2日になって株主宛の報告でCEO交代のアナウンスがありまして、社長兼CEOが社長の立場は維持しつつもCEOを別の人に交代するということが起こりまして、おやおや、渡航前に交代したばかりじゃなかったか?などと心配しておったのです。すると、翌3日、いつも通りに出勤してしばらく仕事をして昼近くなってからでしょうか。我々のアドバイザー兼世話係のJJさんがいきなりとんでもないことを言い出したのです。

JJ「This is the last day for me. I'm fired.」

はぁ?何いってんの?という状態がしばし続いたのですが、よく聞くことにゃ、経営状態が厳しい中、経営維持のためにlay offが行われたそうで、約1/3の方がこの日突然に解雇されてしまったのだそうです。しかも、共同研究担当とか顧客担当と行った部門の多くが解雇を言い渡されたようで、JJさんもKLさんもその中に含まれてしまったようです。唯一残ったのがPKさんで、今後は彼が面倒を見るとのことでした。しかし、JJさんが本当に気配りのできる方だったので、そこまでは期待はできなさそうです。そんなとんでもないことが、自分のいるところで現実に、しかも目の前で起こるとは露とも思っていなかったので、しんさんとともにしばし呆然としてしまいました。

そんなことがあってか、翌日からラボの中は閑散とするどころかほとんど人がいないような状態になりまして、こりゃどうしたものかという状況に陥ったのです。ま、責任者のPMさんが取計らってくれたのか、私が何か探し物をしていると、今までは言葉も交わしたことがなかったような方々が「何を探してるの?」と声をかけてくれるようになりましたし、新たにKKさんという女性がお世話をしてくれるようになりまして、試薬・資材キットなどを用意してくれるようになったのですが、さすがに、向かいの部屋で常駐していたJJさんとは違って、こちらから頼まないと何もしてはもらえない状態になりました。

さて、そんな状態の中、週末にはマシンのテスト運転が予定されておりまして、木曜日にはその準備段階に入らねばならなかったのですが、肝心の資材が午前中にはもらえず、リクエストを繰り返してようやく午後になってKKさんが届けてくれました。しかし、時間は既に午後2時過ぎ…。始めると最低でも5時間はかかる作業です。かなり大急ぎで準備を進めたのですが、夕方切羽詰まってきた頃に、しんさん曰く「今日、何時頃終わります?Skypeで電話会議の予定なんですけど…」…。絶対に間に合いそうもありません。とりあえずしんさんには先にお帰りいただいて、会議開始時間を30分程遅らせてもらったのですが、作業を途中で中断できたのが既に午後8時20分頃…。それから大急ぎでアパートメントに帰りまして、急いでネットに繋げて…。

そこで判明したのです。ネットの不通が…。もうね、踏んだり蹴ったりというか、泣きっ面に蜂というか、もうわやです。急いでメールの中からしんさんの部屋の電話番号を探し出しまして、電話をかけてしんさんの部屋で電話会議に参加させてもらいました。んでもって、それがようやく終わって部屋に戻りまして、TVでもつけてみるかとリモコンでスイッチを入れたところ…、TVも繋がりません。そうです、ケーブルTVのネットワーク自体が繋がらなくなってしまったので、TVもインターネットも完全に遮断されてしまったのです。こりゃもう、どうしようもありません。外界と完全に遮断された部屋で一人、野菜炒めを作って寝床に入って、渡航以来ほとんど手にしていなかったNDSを相手に夜を過ごしたのでした。いやぁ、ネットもTVもない生活って、やたら時間があるんですね。ものすごく時間に余裕があってビックリしました

そんな状態で週末に突入した、とんでもなく大変な一週間なのでした