告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

お布施、戒名の意味

2010年09月10日 | Weblog
ガンの宣告を受けた2年前にはどんな死に方が良いかなどと考えをめぐらした。犬や猫と同じように死後の世界はないと思っているので、戒名、葬式という儀式、自分の場合は必要ないと考えている。でも、その時には主張できない立場にいる。残された家族が世間体を気にして、いや、故人の供養のために、立派な葬式を執り行うかもしれない。故人が残される家族のことを思うのと同じように、残された家族も故人のことを思っていることを形にしたいのかもしれない。


戒名とはお釈迦さまの弟子になること。悟りを得る世界に入ること。お布施の本来の意味は葬式の代金ではなく、人に施しをすることで心が軽くなる修行という意味合いのもの。社会に還元するという気持ちが大事だという。お釈迦さまは、かつて次のように弟子に話した。「托鉢は、金持ちの家を回るのではなく、貧しい人々の家を回りなさい」「貧しい人々は、自分が貧しいと思い続けて、他人に施しをする機会がなかった人々であり、他人に施しをする機会を得ることにより救われることになる。托鉢はその為にある」 社会に対してお布施をおこなうという気持ちこそが原点。エンディンクノートには気持ちを残しておきたい。不景気が続いている今でも、お布施の額の相場は下がっていないようだ。不思議な世の中である。


新たな生を受け、考え方もすこしおだやかになってきた。


ガンの告知から2年と2ヶ月目

2010年09月08日 | Weblog
自分のブログを読み返してみる。文章がめちゃくちゃなときは、ガンが頭に転移したのではないかと心底思ってしまう。丸山ワクチンについては冷静に対応する部分と、盲目的に信じたい部分が交錯する。丸山ワクチンとの方法があるから患者さん達が迷う。標準治療があるのに丸山ワクチンを選択する患者さんがいる。丸山ワクチンを信じていない医師は困惑する。いっそ丸山ワクチンには消えてもらいたい。そんな文章に出会った。これには患者の私も困惑する。それほど現在のがん治療は進化しているのだろうか。患者さん達は満足しているのだろうか。風邪で亡くなれば残された家族は怒るが、ガンで亡くなるのであれば大抵の家族は納得するだろう。ガンはいまだに死の病だ。


なぜ、今まで丸山ワクチンが存在しているのか、果たして、その効果は、もう一度検証する時期に来ているのではないか。患者からも情報を発信すべき。ガンの告知を受けて2年と2ヶ月が過ぎた、現在の体調はすごく良い。治ったような感覚はまだないが、この先、治るかもしれないという感覚はある。説明はできないが予感のようなものだ。


先日、NPOがん患者団体、ジャパン・ウェルネスの更新手続きがまだ済んでいないとの書面が送られてきた。2度目の更新の時期が来て、5000円の年会費を振り込むのを失念していた。東京中心に活動が行われているので参加したことは今までない。だから寄付のようなものだ。しかし、善意の人々によって、同志のがん患者さんたちが癒しを受けていることを考えると暖かい気持ちになる。ホットな気持ちは免疫力を高めてくれているような気にもなる。


昨日、入金させていただきました。今日のブログは個人的な事務連絡。今日のブログを読み返す。やっぱり頭に転移もありそうだ。



丸山ワクチンと周囲の人たちに支えられて

2010年09月06日 | Weblog
子宮頸がんー柴田さとさん〔51才・主婦・札幌市中央区円山西町〕の体験談。昭和47年5月、急に腰が痛みだし、トイレにいくと出血していました。子どもを生んだことがないので、婦人病だと思いました。「どうしてもっと早く来なかったの」との医師の口ぶりから、ふとガンかもしれないと思ったという。ガンは子宮だけでなく、膀胱や腎臓にも転移していたため手術はうけなかった。5月から10月まで入院し、一度だけラジウム治療を受けた。退院した後、親戚から丸山ワクチンを薦められ、入院した病院で承諾を頼んだが断られ、近所の医師にも断られ、放射線科の医師がようやく承知してくれたという。その後、治るかも知れないという期待が、一日一日、実感に変わっていった。ワクチンを打ち出して2年目の暮れには、どうしたことか調子が悪くなりだした。おなかが痛んで食欲がくなった。便秘がひどくなった。病院にいくと「胃も腸も異常ありません」とのこと。50年1月26日に、急に激痛に襲われ、緊急入院、再発という恐怖が頭をかすめた。レントゲンで腸の癒着とわかった。腸閉塞になって壊死していた腸の除去手術を受ける。その後はすっかり調子がよくなり、健康をとれもどした。ワクチンを打ち出して、今年で4年目になる。


丸山千里著「丸山ワクチンーガンを追いつめる」より。(省略あり) 転移しているガンは手術ができない状態だった。ではなぜ退院できたのだろうか。その時の体調はどうだったのだろうか。ほかに治療法がないにもかかわらず、丸山ワクチンでの治療を断る医師がいたという。腸が癒着し、腸閉塞になったのはガンが原因と思われる。それとも、コバルト治療の影響だろうか。丸山ワクチンはどのように作用していたのだろうか。とどのつまり、患者は常に正しい選択をおこなった。患者は健康を取り戻したと。治るということと、治る見込みがあるということ には大きな違いがある。治るとは、ガンになる以前の体調に戻ること。手術で臓器をとりされば元には戻れない。丸山ワクチンで治る可能性はある。


古代米

2010年09月04日 | Weblog


農協マーケットに置かれてあった古代米。ビタミンE・ミネラルが豊富に含まれているという。つい手が伸びてしまった。黒い色は焦げを連想してガンに良くないという第一印象。玄米にほんの少量混ぜて炊いたところ、全てのお米が紫色に。これはアントシアニンの色だ。さらに特筆すべきこと、玄米の味が格段にグレードアップした。 これは・・・ベリ~~・グッド。




がん細胞の分裂の仕方

2010年09月02日 | Weblog
ガンの宣告を受け、その治療を断わった時に医師から告げられたことばをたびたび思い出す。ガンは最初のうちの進行は遅いけど、徐々にそのスピードが早くなります。治療をするのは早いうちが良い。あれよあれよと考えているうちに手遅れになります。これは複数の医師から告げられた。中学校の理科の時間で教わった受精卵の分裂の仕方を想像した。たぶんこれはだれでもが納得だろう。2つの細胞が分裂して4つに、4つが8つに、8つが16個になる経過時間は同じだということ。インパクトのある表現に、参りましたと改宗するガンコなガン患者も少なくないだろう。


しばらく、このことばの呪いは解けなかった。急に進行が早くなったことを自覚症状から見つける作業をしてしまった。つまり、ちょっとした体調の変化におびえる日々が続いた。


現在の状態をどう理解すればよいのだろう。爪や髪の毛は毎日のように伸びている。ガン細胞が休眠しているというわけではないだろう。進行がゆっくりのガンもありますという表現もまちがっているのではないだろうかと思う。 増殖する一方で死滅するガン細胞があると考えるほうが理解しやすい。免疫力によって、ガン細胞は死滅させられていると考えたほうが第一、ロマンがある。がんばってみようという気になる。抗がん剤の副作用で身体の抵抗力を削がれ、身体の免疫力に自信がなくなり、ガンが転移・増殖が認められるたびに、次々に別の抗がん剤を続けてしまう、ガン患者シンドロームに陥るひとも多いのではないだろうか。私の場合、免疫力は確かにガンに対抗してくれているという気持ちを支えてくれているのが、丸山ワクチンの研究報告であり、体験談なのだ。