告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

体温とストレスと免疫力の関係

2010年09月18日 | Weblog
身体に熱を加えるとヒート・ショック・プロテイン(HSP)という抗ストレス・タンパクが出来る。体温より2度ぐらい高い温度の時にHSPの活動はもっとも活発になるようだ。HSPについては以前にもブログに書いたことがある。年のせいで書いたあとからすぐ忘れていく。


熱ショック蛋白(Heat Shock Protein=HSP)は、熱というストレスによってつくられるタンパク質。感染・傷害・疲労などで傷ついた細胞を修復し、生体をストレスから防御する役割がある。がんや病原菌を見つけだして殺傷するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を高めたり、ガン細胞を免疫細胞が攻撃しやすくさせるというのは、愛知医科大学核医学センターの伊藤容子助教授の理論。若干高めのお風呂ていどの温度で体を温めることで、体を構成している細胞からHSPタンパク質が産出される。大きなストレスは、細胞に傷害を与えたり細胞死をひきおこす。 また、加温することにより脳から痛みの緩和物質であるエンドルフィンが出てくるので、がん末期の患者さんのケースでは痛みがなくなるという。


身体に熱を加えることが病気を未然に防ぎ、健康な状態に戻してくれる。その方法としてドライヤーを用いれば良いと主張するのは川嶋朗医師。手軽で簡単、しかも、とっても気持ちがよい方法だ。ドライヤーを当てるところをツボのあたりにするとさらに効果があるという。この方法は、今年の冬にぜひ試してみたい。


免疫学者の安保徹教授の説によると、基礎体温が高い人というのは忙しくしている人で、エネルギー代謝が活発で、つまり、交感神経優位で生きている人ともいえるとある。交感神経は闘争神経とも呼ばれ、これが優位な状態になると血液中の顆粒球が増加して、ガンに対してははなはだよろしくない。ガンにならないためには、のんびり暮らし、副交感神経を高めて、なおかつ体温だけは高く保つ必要があるということになる。免疫の理論はきわめて難解である。