笑いと免疫力との関係を調べた実験結果を、日本医科大学の研究グループ(高柳和江准教授)が1999年に英国の学会で発表した。
健康な大学生18人に高圧酸素室に入ってもらい、そのうちの8人にはそのままただ横たわってもらい、10人にはテレビのお笑い番組を見てもらったという実験。高圧酸素室は、血液の循環が悪い重症患者の治療に使われている。 ひとは狭い空間に閉じ込められると、ストレスを感じることが多い。
ただ横たわっていたグループでは「棺おけに入っている気分」や「死ぬときのことを考えてしまった」などネガティブな感想を述べる人が多かった。
反対にお笑いのテレビ番組を見た人では「スペースシャトルのなかみたい」「あっという間だった」と対照的なコメントが多かった。
お笑い番組を見た人のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性は30%上昇していた。それに対して、ただ寝ているだけのグループではNK細胞の活性が20%低下していた。NK細胞は体内で発生したガン細胞を即座に殺す働きを持っている。その活性の高さが、ガンにかかりにくいことの目安の一つになるという。
被験者に見せたテレビ番組は「さんまのスーパーからくりテレビ」だった。
健康な大学生18人に高圧酸素室に入ってもらい、そのうちの8人にはそのままただ横たわってもらい、10人にはテレビのお笑い番組を見てもらったという実験。高圧酸素室は、血液の循環が悪い重症患者の治療に使われている。 ひとは狭い空間に閉じ込められると、ストレスを感じることが多い。
ただ横たわっていたグループでは「棺おけに入っている気分」や「死ぬときのことを考えてしまった」などネガティブな感想を述べる人が多かった。
反対にお笑いのテレビ番組を見た人では「スペースシャトルのなかみたい」「あっという間だった」と対照的なコメントが多かった。
お笑い番組を見た人のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性は30%上昇していた。それに対して、ただ寝ているだけのグループではNK細胞の活性が20%低下していた。NK細胞は体内で発生したガン細胞を即座に殺す働きを持っている。その活性の高さが、ガンにかかりにくいことの目安の一つになるという。
被験者に見せたテレビ番組は「さんまのスーパーからくりテレビ」だった。