告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

自己責任での選択肢

2009年07月19日 | Weblog
精神状態が不安定だ。ブログを読み返してみると、告知から一年が過ぎ、一応、ガンが大きくなっていないので、いい気になっていると感じる。 実際には、そんなことはまったく無く、常に不安がある。将来を考えると医療の費用面でも不安がある。一度治療を断っているので、ガン保険には加入できない。 


おなじ上咽頭ガンに侵された東田寿和さんのことを考える。東田さんは、ガンが発見された時は、転移もあり、視神経も侵されて視界もゆがんで見える状態だった。ひどい頭痛もあった。標準治療を受けるしか選択肢は無かった。ガンは消滅したが3年後に再発がわかってからはその後の治療を断った。 限りある人生を有意義に生きるとの道を選んだ。


再発から1年経過した頃のブログには、体調に問題はないように書かれてある。

ここまでは私と同じだ。それでも再発4年後には口が開かなくなり抗がん剤での治療を余儀なくされたようだ。このあたりの日常は日記に書かれていない。亡くなられたのは再発から5年後のことだった。


どんな治療が最善かはだれにも判断できない。1年分だけ進行がないぶん、ガン治療に関する知識が増え、選択肢が広がった点だけはありがたいことだ。



→  東田寿和さんについて 

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