先日買った本を読み終えた.沢辺有司・著『日本語 150の秘密』.
日本語をめぐる至極キャッチーな話題―その成立ちから漢語・ローマ字との関連,国語教育や現代の流行り言葉に至るまで―を多数並べたエッセー集.個々の内容はよく調べられており,初めて知るような事がらも少なくないのであるが,本全体で何が言いたいのか今一つ分からず,冗漫な印象.また,細部で平凡な記述ミスを犯していたり,方言周圏説や敬語の正誤に関してはやや根拠の弱い決めつけをしているなど,論文として脇が甘いのも残念.
沢辺有司: 日本人として知っておきたい・日本語 150の秘密
彩図社,2016,
ISBN978-4-8013-0164-1
日本語をめぐる至極キャッチーな話題―その成立ちから漢語・ローマ字との関連,国語教育や現代の流行り言葉に至るまで―を多数並べたエッセー集.個々の内容はよく調べられており,初めて知るような事がらも少なくないのであるが,本全体で何が言いたいのか今一つ分からず,冗漫な印象.また,細部で平凡な記述ミスを犯していたり,方言周圏説や敬語の正誤に関してはやや根拠の弱い決めつけをしているなど,論文として脇が甘いのも残念.
沢辺有司: 日本人として知っておきたい・日本語 150の秘密
彩図社,2016,
ISBN978-4-8013-0164-1
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