先日買った本を読み終えた.添田孝史・著『東電原発事故 10年で明らかになったこと』.
2011年福島第一原発で何が起きたのか,改めて検討するとともに,その後の調査や訴訟のなかで明らかになってきた事故要因を,この国の原子力産業の歴史とともに詳述する.地震と津波に対する発電所の脆弱性はもちろん,東京電力のずさんな管理,また,彼らがその是正よりも,採算や政府の求めを優先し続けてきたことが,最新の情報を含む各資料によって暴かれていく.さらに,業界に取り巻く多くの学者たちが,「科学」の名のもと,その推進をたえず後押ししてきたことは,現代社会が抱える人道上の問題として,とりわけ看過しがたい.
添田孝史: 東電原発事故 10年で明らかになったこと
平凡社,2021,
ISBN978-4-582-85966-9
2011年福島第一原発で何が起きたのか,改めて検討するとともに,その後の調査や訴訟のなかで明らかになってきた事故要因を,この国の原子力産業の歴史とともに詳述する.地震と津波に対する発電所の脆弱性はもちろん,東京電力のずさんな管理,また,彼らがその是正よりも,採算や政府の求めを優先し続けてきたことが,最新の情報を含む各資料によって暴かれていく.さらに,業界に取り巻く多くの学者たちが,「科学」の名のもと,その推進をたえず後押ししてきたことは,現代社会が抱える人道上の問題として,とりわけ看過しがたい.
添田孝史: 東電原発事故 10年で明らかになったこと
平凡社,2021,
ISBN978-4-582-85966-9
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