先日買った本を読み終えた.広井良典・著『ポスト資本主義』.
自由市場と工業化をベースに資本主義を発展させるいっぽうで,貧困や公害,環境破壊などの多くの弊害を生じ,いよいよ存続不可能に陥りつつある国際社会のありようを,その克服のための提案とともに詳説する.今後目指すべき世の中の方向として,グローバルからローカルへの転換と,情報・資源に対する膨大な消費の見直しなどを挙げ,期待される成果への簡易なシミュレーションを行なう.また,近年ヨーロッパ各国で進められる,都市機能の分散や,雇用形態・税制の改革による再分配についての紹介もある.全体としては,さほど目新しい内容を含むわけではないが,理論と実例を両立した丁寧な記述が,分かりやすく好感.
広井良典: ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来
岩波書店,2015,
ISBN 978-4-00-431550-6
自由市場と工業化をベースに資本主義を発展させるいっぽうで,貧困や公害,環境破壊などの多くの弊害を生じ,いよいよ存続不可能に陥りつつある国際社会のありようを,その克服のための提案とともに詳説する.今後目指すべき世の中の方向として,グローバルからローカルへの転換と,情報・資源に対する膨大な消費の見直しなどを挙げ,期待される成果への簡易なシミュレーションを行なう.また,近年ヨーロッパ各国で進められる,都市機能の分散や,雇用形態・税制の改革による再分配についての紹介もある.全体としては,さほど目新しい内容を含むわけではないが,理論と実例を両立した丁寧な記述が,分かりやすく好感.
広井良典: ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来
岩波書店,2015,
ISBN 978-4-00-431550-6
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