ウクライナとロシア、停戦話し合い行われましたが、ロシアの要求をウクライナは受け入れないだろうなあ、今,イケイケ状態たがら。
日本はなんか正義VS悪、の単純な二元論法+全体主義がますます進んでいます。
国会でロシア侵略抗議決議文が可決されましたが、れいわだけが反対。
れいわはロシアの侵略を容認するのか?って言われてますが、違うんだよなあ〜。
その決議案だと上っ面だけの単なる文に過ぎないから、もっと具体案を付け加える必要があるから、って理由なんだよねぇ、主に。
今、一番必要なのはロシアへの非難や制裁ではなく、戦いを止める事。
お互い話し合い、妥協点を探して停戦させる事で、片側だけを非難するのではそれはなし得ない、って事からなんだけどね。
れいわの主張聞いてみれば、まあそーいう考えもあるよな、って思うんだが。
それに同調するかどうか、は次の問題で、全員総員一致を強制する事が民主主義なんですかねー?
そういや、ロシアは共産主義国家だと思ってる人まだ未だにいるみたいなんだけどさー、ロシアって民主主義国家なんですよ、一応ねー^_^;;;
未だに昭和・冷戦時代の感覚の人が少なからず・・
で、話変わって先日これを見てきました。
シチリアを征服したクマ王国の物語
長いんで、クマ映画で話が通じる^_^;;
このポスターのコピーが『クマはハダカの方がいい』
なんか、グッ!とくるコピーやなあ〜
フランス・イタリア合作で、フランス語版字幕で観てきました。
なんか、アメリカのとも日本のとも違う、欧州の、古い物語の挿絵がそのまま動くような感じで。
色合いもなんか独特でねー。アートだなあ〜。
で、動きがおもしろくて、特に多数モブ的なクマや動物、人間が動く時が同一リズムで動くんだけど、その動きがなんか円周的というか振り子が行き来するみたいなそういう規則的な緩急正確にくり返す感じでバランスボールかなんか見てる時のような印象。
生物だけでなく、他の物体の動きもそんな感じで、なんか『アズールとアスマール』を思い出しました。
今は無き、渋谷のシアターアンジェリカで見たのだよね、これ。
で、クマ映画、クマはリアルというよりレゴみたいなカクカクっとしたデザイン、人間は目がキティちゃんみたいな黒の縦長楕円で。
なんかフランスアニメっぽいかねー?
止め絵的な絵だと、まあふーんって感じなんだけど、動き出すとかなり印象違います。
例え良き、善良な人(クマ)であっても権力を得、物質的に豊かになる事で、わずかに段々綻びが生じ、いつか大きく崩壊していく、子供向けの形態を取りながら大人向けの寓話的でもあります。
物語の展開は二重構造で、雪の降る山の中を、街を目指し歩く物語を語る旅芸人の男と少女が寒さを避けるために洞窟に入ると、その奥にクマがいた!
命乞いをするため、面白いお話を聞かせましょう!と男がクマ王国の物語を語る、という形式なんだが、実は同じ物語がクマの間でも語りつがれていて、人間バージョンとクマバージョンでラストが違うとこが面白い。
人間バージョンは、人間に受けるように作られて改変されてる、とか、あーなんかグリム童話とかのあるある的な感じでしたな。
シチリア…凄く綺麗で特徴的なアニメーションですねぇ。ジブリの高畑さん関わりなんですね。翻訳までなさっているようなので、ちょっと驚きました。
アニメは作り手の個性ももちろんあるけど、寓話的な面も多くて、そこにもお国柄が出てるような。