УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『かなたこなた』

2021-05-12 21:37:10 | 日記
スギ薬局会長が「優先的に」ワクチン接種を試みたらしいが、バレちゃったよ、の話。
秘書が勝手に・・・と苦しい言い訳をしておりますな。
実際にワクチン接種予約しようとしても電話全然つながらんらしいし、予約も高齢者からだからまだ順番来ないし既往があるからとにかくやって安心したい!!だったんだろうね~
でも、今、変異型も出てるしワクチンやったから安心ってわけじゃないし。
ワクチン打ってれば、たとえかかってもやってないよりは軽く済む、って話だけどまだ実際にそうだって証拠もないしねぇ・・・

でもって、マンガアプリのGANMA!で連載されていました「かなたこなた」が完結しました~

いや~、良かった良かったですよ!!
ジャンルとしては、ホラーなんかもしれないけど、特に「残酷」とか「グロイ」場面がある事もなく、怖いって言えば怖いけど、ゾクゾク系だね。
サラッと流しちゃたけど、よく後から考えてみたら「あれ?アレってもしかして???」で、ゾゾーっとする感じ。
日本の怪談みたいな感じだけど、どことなくゴシックホラー的な感じもあるねぇ。

物語の主人公は二人の姉妹、中学生と小学生の姉妹「かなた」と「こなた」
二人は何故かこの世のものならざる者が見える、妖怪っていうか精霊っていうか、そういうたぐい。
でも、姉はその「見える」は人間として生きていくには「邪魔」である、「ヘンな人である」っていうレッテルが貼られちゃうから「自分はそんなものは見えない」っていう方向で演じている。
妹はまだ無邪気だからそんな姉の気持ちはわからず、そういう物と遊んだりとかしているわけだ。
で、その妹に「おさかなさん」という謎の妖怪(?)みたいなのが近づいてきて、頼みをする。
私の体は5つに分けられて小箱に封印されている。その箱を壊して自分を元に戻してほしい、って。
妹ちゃんは素直に「いいよ~」って感じで引き受けましたが、姉はそのおさかなさんに何か不穏な雰囲気を感じ・・・って風な物語。
この世と違う世界があって、姉妹はその二つの世界を行き来できるってわけでございます。
異世界に絡んだ冒険ものともいえるかもしれないけど、この話は異世界がメインじゃなくてどちらかと言うと現世がメインかな~?
それだけに、なんか「リアル感」があってよりゾクゾク感がありますよ~
ラストは、どちからかの世界を選んでどちらかの世界だけに属し、もう一つの別の世界と別れるっていうのがこの手の話の定番でありまして、おおよその方向はわかってはいるんですが、そこに至るまでの展開がしっかりしてるから、何故そうするのか?っていう行動に説得力があるんだよね。
思うに、「願い」って一種の「呪い」でもあるのかもしれない、って。
誰かの「願い」をかなえてあげたい、ってそのためには何かを犠牲にする、何かを捨てる、それによって他の誰かが苦しんだり悲しんだりすることになるのかもしれない、だれかの願いをかなえるためには・・・
って感じで、なかなか深い~!
もしかして、その願いをかなえるという行為が実は最初から仕組まれていて、自分から進んで自由意志としてその道を選んだと思わせつつ、実は最初から選択肢を狭めてそれしかないように仕向けてるんじゃないかな~?って実は「呪い」なんじゃないんだろうか?って感じでねぇ。
でも、それは呪いではなく誰かの願いでもあるわけだ。
これ、アニメ映画化して欲しいねぇ、「多肉ちゃん」はTVシリーズみたいな方が向いてると思うけど、この「かなたこなた」は映画が向いてるんじゃないかな~?
「海獣の子供」みたいな感じで作って欲しいねぇ、って思ったりとか、クジラつながりで^_^;;
絵も、なんか色の使い方がいいんだよね~、ボヤーッとした感じで、なんか浴衣の柄みたいなイメージが多かったような気がする。
一話、一話、終わる度に読者がそれぞれ、解釈とか今後の展開とかをコメントし合うところも面白かったし興味深かったですねぇ。
私も結構勝手な予想したりして、合ってた点もあり、全然違ってたとこもあり^_^;;
そーいや、多肉ちゃんってコミック完結したんかな~?
最後まで書籍化されたんだろうか??
かなたこなたは、電子書籍にはなってるらしいけど、紙版でゆっくり読んでみたいタイプのマンガだなぁ、紙版出ないかなぁ。
コメント (2)
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