今日、「ローカル女子の遠吠え」の作者、しぞーか県人の星!瀬戸口みずき先生のツイートに、#作家になった流れ、というのがありまして、なんと!最初は絵本作家目指されていたそうで!
私は最初からマンガ家だと思ってたー!
絵がマンガ向きだし、って先生の漫画絵以外見た事ないんだけどね。
で、絵本作家目指すがデビューならず、そのうち50万円出せば自費出版出来る、みたいな話を持ちかけられたが回避、つうツイートが続いていて・・
あ!これ、私の父が引っかかりそうになった出版詐欺と同じかも!って思いました。
最近は見ないけど、以前新聞の一面の片隅に「本にする原稿を探しています、あなたの作品を本にして出版しませんか?」みたいな広告が二週に一度くらい出てました。
何でも、原稿をその出版社に送り見てもらって良い作品ならそこから出版する、という広告。
私の父は、今は知らんが一時期小説書くのにはまってまして、年寄りだから原稿用紙に読めない字で書き殴りしていて、たまたまちょっとワープロ←既に絶滅・・が出来た母がよく清書させられてまして。
ただでさえ忙しい主婦が、そんなんに時間取られて可哀想だなあ、自分でやれよ自分で!とツッコミながらほんのわずかだが、私も代わりに打ってやった事がある。
正直、その小説は全然わたしには面白くはなかったんだがね、何せ元々わたしは本は読むが小説は読まない人だし、父の小説は昭和の30年代あたりの社会系な話だし、興味がない。
で、その後一応書き上げたらしくて、それをどこぞの雑誌の賞に応募したそうだ。
結果は落選だったそうだが、送り先からは電話が来て、残念だったがなかなか面白い作品だった、と褒めてくれたそうな。
で、終わればいいんだが、それで味を占めたんか、今度はその新聞広告出してる出版社に原稿を送ったそうなんだ。
私は以前からその広告を怪しいなあ、と言う目で見てたんだが、まさかそこに身内が関わるとは思ってもなくて驚いた!
で、その後出版社から連絡が来て、作品をべた褒め。だが、テーマが地味だし多少こちらで手直ししたら出版できるかも、と。
会社の言い分によると、会社は作品の出来により、作品を買い取り全額出版社が出資して売るケース、まあいわゆる普通に考える出版のケース、他は作者と出版社が半分くらいづつあるいは作品により割合変えて双方で金出して出版するケース、あるいは全額作者が金出して本にしてもらう、いわゆる同人誌みたいな出し方の三種に分けられる。で、持ちかけてきたのは双方で金出すパターンね。
あー、完全に詐欺!って私は確信したんだが、父は詐欺だとは思わない。
新聞に広告をちゃんと出してるし、名前もしっかりしてるし、電話対応も良かった、とか・・
あー、こりゃいいカモに・・と思ったが、なんと引っかからなかったんだな!
って言うのは、父は「俺の小説は面白いはずだから、全額出版社出すのが当たり前!それができないなら、他を当たる!」と言う超ゴーマンさが結果オーライで一円も騙されずに済んだのだ。
まあ、郵送料はかかっただろうがね。
で、多分今でも詐欺にはまりかかった意識はナイ、と思うよ。
多分、瀬戸口先生のもこれ系だなー、っと。
この出版社、実際は半額出すみたいな事言うが実際はほぼ全額作者が負担、自社の流通ルートで本屋に売るとか言いつつ実際は本屋に売り込みなんて全くせずに反対に在庫管理のため追加金払え、と金を搾り取る詐欺なんですな。
今は手口が世間にばれてもうやってないだか、細々カモ捕まえてるかは知らんが。
そーいや、こちらも最近見ないが「あっという間にみるみる誰でも簡単に痩せる!」系商品に引っかかって購入しブログで経過を書いてる人(多分男性)みかけたんだが、この人どうやらこの手の詐欺にも引っかかってる最中で、絵本を出版して目指せ印税生活!みたいなルンルンブログ書いてて哀れを誘われました( ; ; )本人全く気づいてない様子で・・
まあ、しばらく後には全くその話題は消えた、というか私がチェックしなくなっただけだが。
うちの父は、多分今でも詐欺だとは思ってない、と思うし私も説得するのも面倒なんで放置。
情報弱者かつその自覚が無いヤツは怖いわ、まあおめでたいがね。