УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

小林清親展に行ってきました。

2015-02-22 17:13:39 | 日記
今日は、2月22日、にゃんにゃんV(=^ ・ω・^=)vで、猫の日ですね~。
まぁ、それは置いといて・・・
今日は、静岡駅の地下街でスプラッシュ星人と遭遇しましたっ!!

あ、セッシャー1もいたっけ、ナ。
斎藤さんもいらっしゃいましたよ~

で、今日は、静岡市美術館に小林清親展に行ってきました。

小林清親は、江戸の末期に生まれ、明治大正時代に活躍した「最期の浮世絵師」と呼ばれる人です。
代表作が、この「猫と提灯」
経歴がすごくて、江戸末期に生まれ、15歳で家督を継いで、幕府軍として伏見の戦いに参戦、大政奉還後は徳川家に従い、駿府に来てたりとかしていた、静岡にも縁のある人です。
静岡を描いた作品もあって、竜爪山とかもあったよ~、でも、なんか実際とは眺めが結構違うけど、まぁこれは清親さんの竜爪山や富士山を脳内モチーフとして、排出したイメージだろうから、それもありだろう~。
さった峠なんかもあったし、三保と題名のついた作品もあったけど、これは実は沼津の絵らしいです。
江戸から明治への、急激な社会状況、人々の置かれた状況も変化していくなか、「浮世絵」という手法に、流れ込んできた西洋的絵画手法を違和感なくミックスさせた、かつ風俗画として資料的な価値も高く、なかなかに見ごたえのある作品群でした。
東京の風景を描いた作品も多く、地名もかなりしっかり限定しているので、
「あぁ、これが約100年前の、あそこあたりの風景かぁ~」と、思いながら見ていました。
電柱と電信柱の並ぶ田んぼ道を、女性の乗った籠が、担がれて走っていたりとか、その時代に限局されたその場面、時点をまさしくリアルタイムで切り取った感じ。
展示は、開催期間中の前期後期で作品の入れ替えがあって、私がぜひ見たかったこの「猫と提灯」の現物(というか、浮世絵で版画だからオンリー1っていうわけじゃなくて、実は、静岡の県立美術館もこの版画を所蔵しているみたいなんだけど、いつも見られるっていうわけでもないしね~)が、展示されるのが前期、って事なので、今日行ってきました。
ま、おかげで後期の獅子の図は絵葉書でしか見られなかったがのぉ。
で、一番面白かったのが、この「猫と提灯」の、版画の出来るまでという感じ、この版画、完成までに35工程くらいあるらしくて、その多色刷りそれぞれの版画版、それも展示されてるのです。
最初のラフっぽい線画に、段々色が乗り、影がつき、完成作になっていく、っていうのがパラパラアニメ風(?)に映像化されてもいて面白かったです(ただ、画面がイマイチ安定していなかったのが残念ですが・・・)
間近でみると、すごかったですよ、この実物・・・
ここまで、版画で表現するんかいっ!!って感じで。
ネズミの尾のウロコっぽいとことか、提灯の布目まで表現されてるんですよ、すごいっ!!
で、版画以外にも、風刺画、ポンチ絵なんかも描いていたそうで~。
さらに、日清戦争時には、かっこいいぞ(?)日本軍、的な絵もあり、また、東京での大火事の時には、スケッチ帳を持って、一晩中火事場を追いかけて、消火されて、さてスケッチも描けたし、帰るか~と帰宅したら、自宅も燃えてた、という笑えないオチまであったそうで^_^;
浮世絵は、「絵」オンリーワンと、いうよりは版画で沢山剃って売られた、っていうのもあるのか、作者の住所とか、出版元の住所、責任者名とかも欄外にあったりしてね~。
あ、住所移った!とかと、判るのでありました~。
で、美術館、最近私が行く時って、フリー・トーキングディに当たる事が多かったのですが、今日はそうじゃなくて、良かった~です。
フリートーキングディっていうのは、「黙って見る」だけじゃなくて、同行者とその場でいろいろ喋ってもいいよ!ってあえて決めている日なんですな。
土日って、どうしても、こういうフリードーキングディに当たる事が多くて、一人で見に行く私としては、その意図は判るにはわかるけどねぇ・・・でも、静かにみたい人にはちと、迷惑だのぉ~と思うので、今日はそれじゃなくて良かったですよ~。
まぁ、その場で、その絵を前にして、何か話したくなるような気も判らんでもないが・・・
この習慣(?)が広まると、そのうち、映画館とかでも、そういう日が出てきそうな気がするねぇ~。
「アナ雪」の、映画を見ながらいっしょに歌うイベント、みたいな感じがもっと一般化するっていうのか。
まぁ、それもありかも、ですね。それをメインにされちゃうと困ると思うけどな。
コメント
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