УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『シン・シティ 復讐の女神』

2015-02-04 17:40:18 | 映画
ちょっと前に、見てきました、「シンシティ2」!
しかも、3Dっ!!

映画『シン・シティ 復讐の女神』予告編


いや、別に2Dで良かったんだけど、時間的に3Dしかなくてねぇ~。
なにせ、あの「シンシティ」の続編だから、それが3D化って事は、血しぶきどばーっとか、顔面がぐちゃっ!とかっていう場面が3D化されてるんだろうなぁ、と思ったら、以外とそうでもなかったです。
まあ、血とバイオレンス率はめちゃくちゃ高いですがね~^_^;
前作のシンシティが2005年公開、って事で、当時みましたが、かなり今までにない斬新な画面だった事が強く印象に残ってます。
元々が、アメコミのマンガらしいのですが、モノクロの画面に一部、赤や黄色を差し色的に入れることにより、実写であるはずの画面が、どこか劇画に見えてくる、という不思議な映画でございましたな~。
で、今回はそれが3Dとなったわけで、一般的に3Dの映像の目的としては「物が飛び出してくる」的映像と、「奥行を感じさせる」的映像だと思うのですが、この映画の場合は、もっとそれをマンガ的というか劇画的に使っていまして、視点やアングルのかなり自由自在な変換、というのが一番印象に残りました。
なんか、未来のマンガはこうなるのかも?っていう感じ。
私はあまり読んだ事はないけど、WEB上とか、オンラインとか、PCなりスマホなりでマンガを読む時、すーすーっと指を滑らしてスクロールしてページをめくるような、この映画もそんな印象を受けました、
まぁ、コマ割されているわけじゃないけど、指をすーっと画面に流す事により、上から下から、アングルをかえてそのシーンの場面をあらゆる角度から見通すことが出来るような、将来は画面上で読むマンガってこんな風になるのかもなあ、と思ったりしてね。
という感じで、実写映画ではあるんだけど、かなりマンガというか劇画的な方が強い映画でありましたねぇ~。
でも、画面としては面白いんだけど、脚本的にはいくつかのエピソードが同時進行みたいに進み、それぞれカブっているキャラもいたりするけど、そのつながり感があまりない、っていうか、もともと話のつながりを求めているのではなくて、「シンシティ」という、その場所で起こったそれぞれの物語、っていう方が重要だったのかな?という気もする。
そうなると、ちょっとそれぞれのエピソードがぶつ切れ状態になって、そのたびに見ている側の心境が「リセット」されちゃうような感じなんだよね~。
そして、暴力、エロが主ってなると、それなりに「勧善懲悪」的要素がないと、見ているのがツライんだけど、それがあるような無いような・・・っていう感じ。
カタルシスがイマイチ無いんだよね、人が沢山死ぬ、暴力があるわりには。
そういう描写があるフィクションの物語では、それなりに「大義名分」が欲しいと思うのだ、観客としては。
「悪人だから殺されても仕方ない」的な、ね~。
それが、どうも中途半端的な印象でカタルシスに欠けるので、なんか延々暴力殺人ばかり続くので、こりゃ、かなり見る人限られるなぁ~という印象がね。
キャスト的にはかなり、豪華ではありますよ~、でも、その役者のファンだから見よう!と思うには向いてない映画でございますね^_^;
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする