まりねこの足あと

映画、美術展の感想を書こうと始めたものの、いつの間にかアニメ感想&グッズ中心となったブログ。

コクリコ坂から

2011-08-14 11:17:15 | その他アニメ・漫画
実は私、原作をぱらぱら立ち読みしていたとき、
うっかり物語の核心部分のコマを読んじゃったのですorz
なので、映画館には、その過程を確認しに行きました。
それにしても、映画館に行くのは7ヶ月ぶり

今回のヒロインは、高校ながらも立派に下宿屋を切り盛りする海ちゃん
そしてそのお相手は、高校の文芸部に所属する俊くん
高校の部活棟「カルチェ・ラタン」の保存活動を通して二人は接近するけれど、
二人の関係は、実はとっても複雑なものだった・・・
でも、この二人に関係がある、大人たちの暖かい心遣いが感じられて、
最後は鼻がつーんとなりました。
私自身は、海と俊くんとの関係よりも、その親たちが戦争の時代に、お互いをどう思い合っていたのか・・・
という部分の方がじわじわきたな。

駿さんが関わっているので、全体的には吾郎初監督作品「ゲド戦記」よりもよいと思いました。
駿さんのディフォルメ表現と異なり、吾郎監督の表現は淡々としているので、
ファンタジー世界を描くことよりも、リアルにあったことを再現する方が向いているのかもしれません。

それにしても、昔の高校生は議論好きで、今の子たちよりも遙かにしっかりしていて大人っぽい!
海ちゃんは「メル」と呼ばれているけれど、これはフランス語の「海」という意味なので、
フランス語が分からないと「は?」ってなるかも?
その海ちゃんは、お父さんが亡くなって、お母さんもアメリカに行っちゃって、
ジブリの中ではかなり暗いヒロイン・・・
ぶっきらぼうな子だな、と思いましたが、この状況ではこのような性格になるのは仕方ないですよね

私は横浜に住んでいるので、昔の桜木町駅ってこんな感じだったんだ!と思ったり、
氷川丸やホテルニューグランドは今とあまり変わらないので、彼らと一緒に散歩している気分になったな

横浜そごうにて、15日まで原画展が開催中です
高校生以下は無料なので、夏休み中の子供がわんさか押し寄せていました。
入場者には、海も読んでいた「週刊カルチェラタン」の号外が配布されました!



印刷だから、ガリ版の香りはしないけれど・・・

また、横浜周辺で入手できる「コクリコ坂からヨコハマガイド」も会場にありますよ~

近藤さんは、安定感ある画力
吾郎監督は建築家だけあって、絵が上手いですね特に建物が!
絵のタッチが遺伝することってあるのかな・・・?


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