今日は冬至だそうで。
須田町にある「神田まつや」さんでこの時期だけの「ゆずきり」なる蕎麦が出されるそうで、夜勤明けで行ってみました。
その「ゆずきり」が食べれるのは4日間ということで並ぶらしい……との情報を得たので夜勤明けなのを活かして開店1時間前に着いてみると……
やったー! ポールポジションだ‼︎
気合い入れて来て良かった!…………
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開店30分前になっても1人も来ねぇー
なんか不安になってきた。
道ゆく人に「あの人今日は定休日って知らないで待っているの?プークスクス」なんて思われていたらどうしょう。
神田まつやアカウントのインスタ見たけど今朝の投稿ではそんなこと書いてないしゆずきりを打っている動画が上がっているしなー
開店15分前。
なんでだ?
平日だから?ってことなんだろうけど今日冬至だよ?
冬至と言えば柚子じゃん?
10分前。
やっぱり誰も来ない。
まさか、この狭い歩道を避けてどこか裏とかにすでに列ができていて知らないのはぼくだけとかだったら恥ずかしい!
5分前、店員さんが出てきて消毒と検温。
後ろを見るといつの間に⁉︎
10人ほどいた。
全然気配を感じなかったよ。
でも安心した、よかったー
入店1番乗り! って今までの人生でそんなことあっだろうか?
他の人の注文に耳を傾けてみると……
あれ?
ゆずきり率半分くらい。
あれぇー?
きました。
想像してたよりずっと真っ黄色。
ふわんと柚子の香りが沸き立ちます。
ただ量が少なくこれで大盛り。
そして1490円と思ってもいなかった高額で少し凹む。
ま……まぁ、イベントに参加したと思えば……ははははは…………
周りを見渡せば結構昼前からお酒を注文している人も多い。
さすがに夜勤明けで飲んでしまったら乗り過ごしてしまうので我慢。
先日、恵海人仲間のひとりと会った時にもここで昼食を取り、その時は日本酒を注文。
そんなにパカパカ飲む訳で無くあてで出てきた味噌を舐めつつちびりちびり。
酒を楽しむというより時間を楽しむって感じかな。
近頃はむせかえる程の出汁の香り、歯応えと言っても良いくらいの麺のコシ等々街中の所謂路麺店は特色を強く出していますが、それらに比べればここの蕎麦は実に普通で正直物足りなさを感じてしまう。
でもきっとそれが正解なんだろうな。
明治時代から続く老舗が流行りを追いかけてしまった為にその味を長く愛していた客が離れてしまうなんて事はよく聞くことですからね。
そして蕎麦でお腹を満たした後は甘いものということですぐ近くの「竹むら」さんへ。
神田まつやを出て竹むらというのは池波正太郎先生に倣った定番のコースですね。
恵海人ふたりの我々にとっては穂乃果ちゃんのお家"でもあるのですが……
桜茶を飲む為にここで甘味を食べているといっもいいくらいだなぁ。
池波正太郎先生がお好きだったという粟ぜんざいをいただきます。
この竹むらさんの良いところは穂乃果ちゃんのお家のモデルとして多くのラブライバーが来ているからってそれに迎合していないところが良い。
作中に出てくる「ほむまん」を作って販売したりキャラのグッズやポスターで所謂祭壇を設置したりするとこの落ち着いた雰囲気が台無しになってしまいますからね。
この界隈はまつや、竹むらの他にも鮟鱇のいせ源や鳥すきのぼたん、この出世稲荷さんなど東京大空襲や関東大震災での被害を免れた建築物が多い地区です。
神田川に靖国通り等の太い道路に挟まれた場所なので他地区からの延焼が無かったのでしょう。
その上ここに落とされた焼夷弾は不発で発火剤に着火されなかったとの話もあるそうです。
そういった歴史からこの街の散歩コースでは自然と背筋が伸びる思いです。
まぁとはいってもこの小さな神社は竹むら(穂むら)から10秒なので穂乃果ちゃん小さい時から10円玉をお賽銭にいつもお参りしてたんだろうな、高校生になり賽銭も100円玉になりお稲荷様も彼女の成長を喜んでいるかもなぁ……と、妄想が止まらないんですけど、オタクだから。
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