平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

分業の威力と恐ろしさ。

2012-12-13 17:03:34 | 日記
振り込め詐欺の受け子(出し子)の、

逮捕される報道を観て、ふと、思った。

その容疑者は、若い女性だった。

振り込め詐欺は、お年寄りを苦しめる、

とても、極悪で、残酷な犯罪だ。

しかし、その犯人達は、何で覚えたか、

完全な分業体制で、犯罪実行する。

電話で騙すのにも、ドラマみたいに、

息子役から、弁護士役まで、何人か居る。

そして、お金を引き出しに行く、出し子。

それら全体を、コントロールする、ボス。


分業は、自分の仕事範囲が狭いから、

直ぐに熟練する。

しかも、最大の恐ろしさは、犯罪を犯して、

良心の呵責に悩む事が、少なくて済む事。

出し子何かは、被害者自体を知らない。

どんな優しそうなお祖母さんのお金なのかを、

全く知らずに、指示されて、金融機関へ行く。


ただ、いくら自分自身を騙しても、

振り込め詐欺は、極悪犯罪なのに、変わらない。

老人の財産を、無意味に奪うとは、その人の、

人生の意味さえ、奪い去る事だ。

お祖母さんは、二度と、お金を手には出来ない。


こんな思考をしていたら、振り込め詐欺を離れ、

派遣で働いていた時代をも、思い出した。

派遣で働く作業は、使い捨ての、その日限りの、

低賃金の労働力なので、酷く単純作業だ。

熟練を必要としていなくて、名前すら覚えられない、

無味乾燥な職場の中では、何処へ行っても、

完全な分業作業のどれかをする事になる。

例えば、弁当屋さんでも、ベルトコンベアーで、

ひっきりなしに流れてくる弁当に、梅干一個を、

一日、置く仕事とかがある。

忘れられないのは、一日中、稲荷の皮を広げて、

ベルトコンベアーに流した事。

僕の次の人は、その開いた皮に、ご飯を詰めていた。

結局、人を大事にしないので、働く側は、

いくら頑張っても、何も身につかない。

つまり、ステップアップができないのだ。

100回行っても、名前を覚えてもらえない、

と言う、恐ろしい環境。

真面目な人間は、頭が変になる。


派遣業務を、認めている政治家は、こんな事を、

考えもしないのではないだろうか。

単に、低賃金であるばかりか、その人の人生を、

無駄に、使い捨てているのである。

人間社会に、あってはならぬ事だ。



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死は、恐ろしいんだけど。

2012-12-13 03:18:09 | 日記
死は、恐ろしい。

恐ろし過ぎるから、普段は、

無意識の中へ押しやっている。

でも、無意識が知っているから、

何かしら、生きる頑張りが出る。

残念だが、人間は愚かだ。

不老長寿だったら、

のんべんだらりんと、きっと、

何もしないで、怠惰だろう。

あと、2~300年は、

楽して居ようって。

医学が進歩し過ぎて、

寿命が半永久的に伸びると、

一体、どうなってしまうのか。

まあ、もう、とうに、

持ち時間の大半を使っちゃった、

僕が、心配する事じゃ無いけど、

考えると、心配になる。

自然の摂理の中で、最も秀逸なのは、

もしかすると、死かも知れない。

50年ちょっと生きてきて、

最近思う事がある。

肉体は、相当に疲れてきたが、

それ以上に、心も、精神も、

筋肉や、関節以上に、疲れるのだ。

死は怖いが、安らぎや、緩やかな、

まどろみは、とても欲している。

人生には、嫌な事、哀しい事が、

全く多過ぎて、しかも、繰り返す。

その度に、心と精神が削られてゆく。

確かに、喜びや、快感もあるのだが、

遥かに、苦痛の方が大きい気がする。

そう思うと、頑張って、

あともう、20年くらい生きたら、

心や精神が、もっとくたびれて、

最早、死なんて、怖く無くなるのか。

なんだか、そんな気持に成ってきた。

でも、運命の神には、文句がある。

死は避けられ無いにしろ、

愛する女と、もう少し、

一緒に生きていたかった。

一度限りの人生なのに、

人生の伴侶だけ、先に連れて逝くのは、

余りに酷い仕打ちではないか。

時間が解決する、何て、嘘だ。

僕は、もう、19年間泣いている。

北朝鮮のミサイルが証明した事。

2012-12-13 01:31:15 | 日記
今回の実験成功は、北朝鮮が、

日本は全域、アメリカの東から中盤までを、

長距離弾道ミサイルで、射程距離内に、

捉えた、と言う、残念な事実である。


既に、核兵器も保持しているのだろうと、

思われているから、やろうと思えば、

日本は勿論、アメリカも、核攻撃に、

さらされる、と言う事になる。


しかも、後ろ盾の中国の制止さえ、

振り切っての実行である。


韓国情報筋などは、発射予定日を、

完全に紛らわしく、騙された。

独裁小国で、人民は飢えているのに、

何と、しぶとい国であろうか。


ただ、射程内に捉えられた、アメリカは、

日本の様に、大人しい国では無い。

今後、激しい処置に出るだろう事は、

間違いないところである。

今こそ、日本は、アメリカと同調して、

拉致問題解決に向けて、全力で向かうべき。


その為にも、親米の強い政権が必要だ。

これで、日本は、中国と北朝鮮の2ヶ国から、

核兵器で、捉えられた事になった。

へらへらと、無知で居る事など、許され無い。


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