平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

素晴らしい或人の計らい。

2012-10-21 15:47:16 | 日記
福島県浪江町では、原発事故の為に、

児童達は、5年間、自分の故郷へ帰れ無い。

ちりじりばらばらに、避難中である。

或人の計らいで、今日、二本中から、

浪江町の小学生達が集合した。

1年半振りの再開で、小学生達の目が潤む。

それぞれが円座になって座り、お互いに、

顔を見ながら、ぽつりぽつり話す。

一人の女子が言っていた。

「特に何もしないでも、今日一日一緒で、

私はそれだけで嬉しい。」

素朴で、力強い言葉だ。

自然の荒波と、原発の恐怖にさらされて、

その横顔には、逞しささえあった。


こんなイベントを考え、私財を義援金として、

提供する人は、偉大な人物である。

パフォーマンスでは無いので、何処までも、

或人、である。


校長先生が、浪江町の伝統ある奉納の踊りを、

スライドで見せる。

子供達は喰い入る様に、眺めている。

きっと、何時か、浪江町に帰ってきた時、

伝統を継いでいくのだろう。


これが、政府の計らいだったら、この国は素晴らしい。

しかし、残念ながら、民主党とは無縁で、飽く迄も、

個人的に、素晴らしい人物の計らいだ。

名も知られぬ、偉大な人は居るものである。

僕はつくづくそう思った。



ペタしてね

政治は身近に引き寄せて考えてください。

2012-10-21 05:24:53 | 日記
なんだか政治が停滞している。

野田首相はじめ、民主党幹部も、

野党自民党の安倍総裁や石破幹事長も、

其々が、相手側が悪いからだと、言っていて、

本当のところが解らない。

そんな感覚の人も、多いのではないでしょうか。

毎日、そんな気持ちでニュースを観ていたら、

それこそ、政治が嫌いになっちゃいますね。

そんな時は、自分の身近な生活に、

引き寄せて、考えてみてください。

政治家達は、別に、高尚で、難しい事を、

している訳では無くて、くだらない事を、

或いは、許され無い事を、偉そうに、

している事が判ってきます。



それでも政治は大切だから、嫌いにならないで。

政治が悪いのでは無くて。

今現在、政治を担っている人が悪いのです。



例えば、今、政府と自民党がもめている問題。

これは、理解しやすく言えば、こんな話です。


地区大会を目前にしている、サッカー部の主将が、

次期主将候補達に、こんな提案をする。

実力者だけを集めて、他の部員の居ない場所で、

「僕は、サッカー人生を懸けているんだ。

地区大会では、是非とも優勝したい。

だから、それまでは、僕に協力して欲しい。

その代わり、優勝したら、僕は引退し、

次の主将選挙を、直ぐにやる事を、約束する。」

こんな事を言われた、次期主将候補の実力者は、

その裏取引の約束を信じて、優勝まで協力する。

それで、優勝できたので、さあ、次期主将を、

選ぼう、と言うと、主将は、まだ先にしようと、

言い出す始末。


と、まあ、こんな話でしょうか。


これを読んでから、もう一度、政治に戻ると、

好く解るはずです。

消費税の増税を思い立った野田首相は、小沢氏を、

中心として、自分の党、民主党からも、70名以上が、

反対しているので、是非とも成立させたくて、

本来は、敵対関係の、自民党の谷垣総裁と、

公明党委員長を、秘密に呼んで、こう切り出します。

「私、野田佳彦は、消費税増税に、政治生命を懸ける。

是非、協力して欲しい。

その見返りとして、法案が成立したら、辞任し、

選挙をするから。」


これを、谷垣総裁と、公明党は信じて受けます。

だから、野党なのに、政府の方案に賛成しました。

ところが、法案が通過してしまうと、野田首相や、

民主党幹部は、支持率低下が激しいので、

選挙が嫌になって、裏約束を、惚(とぼ)け始めた。

この、約束違反が、政治を歪めています。


騙された、谷垣総裁は、批判を受けて、総裁選挙にすら、

もう、出られませんでしたし、野田首相に反対した、

民主党内の、小沢一派は、60名近くが、党を割りました。


裏で、取引する事自体が、間違っているのでしょうが、

僕は、義に欠けているのは、野田首相だと思います。

自民、公明両党が、怒るのは、当然だと。

皆さん、いかがでしょうか。



ペタしてね