平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

今更ながらに、尊敬す。

2012-10-07 17:56:51 | 日記
今日、残念な事件があった。

埼玉県の川越市で、ある中学校の、

校庭内で、運動会の後片付けの、

軽トラックが暴走して、4人の子供達を、

ひいてしまったのだ。

泥濘にはまって、アクセルを踏み込み過ぎた。

勿論、運転していた60歳の女性にも、

全く、悪意は無かったのである。

多分、善意のボランティアだったのだろう。

とても、残念な事故であるが、僕は、

ふと、中学時代の校長先生を、思い出した。


大野先生。

40年前に、還暦を超えていらっしゃったんだから、

今頃は、天国に住んでおられると思う。

あだ名は、カタキン。

何でかは知ら無いが、キ〇タ〇が、1個だけだった。

まあ、それは、本題では無い。


当時、僕は生徒会の仕事をしていたのだが、

運動会の、準備をしていたら、その大野先生が、

こう言ったのだった。

「どんな理由があっても、校庭に、車を入れては、

絶対に駄目だ。面倒でも、荷物の積み下ろしは、

校門でする様に。」

当然、僕らは不愉快になった。

車が校庭に入って来れば、ずっと楽になるから。

しかも、そんなことを言う、校長先生の意図も、

理解できなかったから。


今日のニュース報道を観ていて、ハッとなった。

不可抗力の事故は、たとえそれが、4~50年に、

1回ではあっても、必ず起こる事を、校長先生は知っていた。


僕は、今更ながらに、尊敬の気持ちで一杯になった。


最近の薄っぺらい大人は、直ぐに、想定外、とか言う。

しかし、細心の注意を払うとは、こう言う事ではないか。

その時は、周りの者から嫌われても、毅然と、

必要な注意をする事、大野先生は素晴らしかったんだなぁ。



この、大野校長先生は、よく言っていた。

挨拶は、とても大切な事なんだと。

最近になって、ようやく、それも解ってきた。

あの、校長先生に比べると、僕は、まだまだだと思う。

初心を忘れないで、頑張ります。



ペタしてね

僕は政治にロマンを捨てたく無い!

2012-10-07 10:32:08 | 日記
政治には、司法も一歩引く、高度な政治的判断、

が、在ると信じている。

例えば、自国の原子力発電を、今後どうするか。

みたいな問題である。

政治は、多数決で決定する事も多いが、一番重要な、

問題に限って、賛成と反対が五分五分の場合も多い。

そこで、多数決や、法律さえ超えた、国民の為の、

高度な政治判断の必要性がある。

ドイツ、フランスは、結論は逆であるが、

日本の3・11後、自国の原発の方針を政府が決めた。

ドイツは完全な廃止へ向かう事を。

フランスは、安全を再確認して、継続を。

フランスは、この決定の為、ストレステストを経て、

今現在、2兆5000億円かけて、国内58基の、

原発の補修工事をしている。

ドイツは、原発を無くす為に、新エネルギー政策を、

開始している。

ここに、僕は、政治の醍醐味を感じる。



これに比べて、日本はどうだろうか。

2030年代には、原発を廃止する、と言いながら、

財界からの文句が出れば、慌てて、青森大間で、

中止していた原発建設を、再開したりしている。

全く、信念も何も無い。

政治家が、政治的な判断を逃げて、選挙対策の、

人気取りに走るなら、最低以下の人材である。

野田、枝野、君達民主党には、ほとほとがっかりだ。



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