国会解散総選挙について。

国会の解散を支持すると、高校生の読者からは、

いつも、批判を受けます。

色々な不備があっても、もっと、大きな目で見て、

支持してあげた方が好いと。

文句より、協力が必要では無いかと。

僕は、瞬間湯沸かし器のごとく、確かに短気なので、

時には、反省する場合もあります。

しかし、今現在の民主党政権に関しては、多少、

事情が違ってきています。


一つは、自民党や公明党が言っている様に、

消費税増税の為に、解散総選挙を餌（えさ）に、

自民党と公明党の協力を得た、事実でしょう。

一国の首相が、近い内に解散する、と、

宣言したのですから、国内は元より、世界が、

野田政権の短命を理解したのです。

具体的に、北朝鮮からは、一時盛り上がった、

拉致問題の再協議も、野田政権では、直ぐに、

交代してしまうから、意味が無いと、

突っぱねられてしまっています。

また、最大の問題である、領土問題も、

韓国、中国共に、次期政権との話を求めている。

申し訳無いが、野田政権は、既に世界からは、

相手にされては居ない。


だから、今回は、早い選挙での、盤石な、

長期政権の樹立が、急務なのです。

選挙で、大負けが予測されている、民主党は、

引き伸ばしにかかるでしょうが、僕ら国民も、

それを許してはいけません。


野田首相は、自分の党内を説得し、早い選挙実現が、

日本の為と成る事を、力説すべきでしょう。

意地汚く、政権にしがみつけば、選挙での、

負けっぷりは、より大きくなるはずです。


と、僕は思いながら、政局を観ています。

フランスでの事。

原発のストレステスト（安全性のテスト）が、

日本と同様の方法で、フランスでも、実施された。

フランスは、世界一の原発先進国と言われ、

原発自体も、５８基を所有している。

で、その検査の結果が発表された。

閉鎖すべき原発は無かった。

しかし、安全維持の為に、フランス国内で、

２兆５０００億円の、費用が必要だと。

フランスは、それでも、原発を継続するから、

その、莫大な費用を国が出す方向だ。



僕が言いたいのは、同じ検査をして、

野田内閣での日本は、一切その修理費用を言わない。

これは一体、どう言う事だろうか！

日本も、原発は、フランスよりは少ないものの、

５５基も、所有しているのである。

フランスで、２兆５０００億円かかるものが、

何故、日本では、発表すらされないのか。


しかも、これだけ莫大なコストは、今内閣が、

言っている様に、２０３０年代には、原発を、

ゼロにするなら、勿体無さ過ぎる、支出であろう。

その分の資金は、新エネルギー開発に、向けられる、

べきなのは、当然だと思うのだが。


民主党は、選挙になると、耳障りの良い、

嘘ばかり言う。

本気で、原発を、ゼロにする方向に向かうなら、

こんな莫大な経費は出せないだろうし、

３０００億円以上で建てる、新しい原発の工事を、

例えば、青森県大間などで、再開させる事は、

可笑しい事である。


民主党は、一般国民の反対意見と、財界や経済関係者の、

継続意見の、両方に、良い顔を見せているのだ。

まさに、ペテン師的な政党であるだろう。