万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2298 作者未詳

2012-04-17 | 巻十 秋相聞
寄月

於君戀 之奈要浦觸 吾居者 秋風吹而 月斜焉

君に恋ひ 萎(しな)えうらぶれ 我が居れば 秋風吹きて 月かたぶきぬ


月に寄せる

「きみに恋し過ぎて、(心が)萎えてうらぶれた、私が(一人で)いると、秋風が吹いて、月が(西の空に)傾いていった」