“That's my natural position. I've been playing that mostly my whole life. The last game I felt a lot more comfortable at (small forward), guarding (small forwards) and just helping my team out in different areas. So I'm excited.”- Kevin Durant
「SFは僕のナチュラルポジションだ。昔からずっとそうだった。だから前の試合(ホーネッツ戦)は、SFに入ってやりやすかったね。相手のガードをずっと追いかけ回さなくていいし、中でも外でもいろんなところで幅広くチームに貢献できるからね。そうなって本当に良かったよ。」
オクラホマシティ・サンダーは、HCのPJ・カーリシモを解任しました。
暫定HCに指名されたアシスタントコーチのスコット・ブルックスが、まず何よりも最初にやったこと。
それは、ケビン・デュラントをSFに“戻す”ことでした。
デュラントは、全米最優秀選手に選ばれたテキサス大時代、主にPFに入っていました。
ただNBAでは大型のSFになることが想定されていました。
彼の魅力は、何よりそのオールラウンドなプレーぶりだったからです。
スタッツがそれを物語ります。
・得点:25.8点
・リバウンド:11.1本
・ブロック:1.9本
・スティール:1.9本
・FG成功率:47.3%
・3P成功率:40.4%
・FT成功率:81.6%
リバウンドとブロックの数字はビッグマンの残す数字で、それでいてスティールも多い。
FG成功率が高いのは、今よりもっとゴール下で勝負することが多かったため。
カレッジでは“インサイドプレイヤー”としてプレーしながらも、3Pを40%以上&FTを80%以上マークしているのが彼を特別な存在にしています。
なかなかガードでもこんなに高い成功率を残すのは難しいでしょう。
外でも中でも、攻撃でも守備でも、幅広くオールラウンドに活躍できる、それがデュラントの魅力でした。(ブログ/ブログ)
しかし鳴り物入りでNBAにドラフトされた後、デュラントはその能力を制限されてしまいます。
PJ・カーリシモの方針によって、SGにされてしまったからです。(ブログ/ブログ)
僕にはこの意図が全くわかりませんでした。
確かにサイズの割りにはアウトサイドシュートがうまいですよ。
でもそれは、インサイドもできるからこそ初めて生きる“プラスアルファの能力”です。
アウトサイド一辺倒で勝負しろというのは、全くのお門違い、才能の浪費、宝の持ち腐れです。
KGやオドムに「3Pしか打つな」と言ってるようなもんです。
このブログでも、これまで何度も「本来のSFに戻して欲しい」と書いてきましたが(ブログ/ブログ)、チームがいくら負けようが、デュラントのFG成功率がどんなに低迷しようが、PJシモカールはデュラントのSG起用をやめませんでした。
まあ、頑固で知られるこのコーチが、簡単に方針を変えるとは思いませんでしたが、それにしてもヒドかった。
スプリーがキレて首絞めるのも、ちょっとわかる気がします・・・・
そういえば昔、ベン・ウォーレスがまだ新人だった頃、あるチームのトレーニングキャンプに参加したら、いきなり「SGをやれ」と言われたそうです。
インサイドプレイヤーとしては身長が足りないベンを見て、単にサイズだけを見て「SGをやれ」って言ったんでしょうね。
当然ベンにSGができるはずもなく、そのチームからはカットされたそうです(笑)
デュラントのケースはここまでヒドくはないですが、その選手の長所はどこなのか、どうすればベストな能力を引き出せるのか、ということを考えれば、適材適所なポジションでプレーさせることがいかに大事かわかります。
もう一つわかりやすい例として、ボリス・ディオウのケースもそうですね。
ホークスからドラフト指名されたディオウは、最初の2年間ずっとSGとしてプレーしていました。
3ポイントライン沿いを横に流れて、アウトサイドシュートを放つだけの役割です。
当然、シュートがあまり得意ではなかったディオウは、低調なシュート成功率に沈み、起用される機会もドンドン減っていきました。
ホークスでは単に、“シュートが下手なスウィングマン”という扱いしか受けられなかったんですね。
ジョー・ジョンソンとのトレードで、半ば“オマケ”的にサンズ入りしたディオウは、そこで埋もれていた才能を見い出されます。
サイズ(6-9/206cm)の割りにはボールハンドリングやパスがうまく、アウトサイドよりもポストアップやレイアップに技術の高さを見せていました。
当時サンズのHCだったダントーニは、そんなディオウの適性を見て、いろんなポジションで彼を試しました。
“スウィングマンだからアウトサイド”という固定観念を捨て、ポストでプレーさせたり、PGでプレーさせたり(!)しました。
最終的には、中も外もどちらもプレーでき、苦手なアウトサイドシュートをさほど打たなくてもいいSFに据え、ポイントフォワードとしてセカンドチームの司令塔役も任せました。
ホークスでは“使えない選手”というレッテルを貼られていたのが、ダントーニの起用法でみるみる成績を伸ばし、ついにはMIP賞を受賞するまでになりました。
移籍前と移籍後の数字を比べてみれば、それは明らかです。
・移籍前:4.8点/2.6リバウンド/2.3アシスト/0.3ブロック/FG42.2%
・移籍後:13.3点/6.9リバウンド/6.2アシスト/1.0ブロック/FG52.6%
MIP賞を取ったと言われると、その選手が「それまで下手だったのに、急にうまくなった」と勘違いされがちです。
でもディオウ自身は、いつもと変わらない自分のプレーをしたまでで、急激にうまくなったわけでも何でもありません。
周りを取り巻く環境が変わっただけなんです。
周囲のディオウに対する理解が変わり、使われ方が変わっただけです。
ポジション一つ、使われ方一つで、これだけ選手の力というのは発揮されたり、されなかったりするんです。
説明が長くなりましたが、要は何が言いたいかというと、選手の潜在能力を生かすも殺すも起用法次第だということです。
デュラントは、SFになった最初の2ゲームで、30点&29点と大暴れしました。
しかも、ホーネッツとサンズという強豪を相手にしてのこの得点です。
以前は3Pライン外側でボールを渡されて1on1をはじめ、3Pラインを一歩入ったとこぐらいでロングジャンパーを簡単に打って外すケースが目立っていました。
6-10の元PFにドリブルから1on1でクリエイトさせ、確率の最も悪い長い距離の2Pショットで終わるというものすごく効率の悪い攻めです。
このためFG成功率は低迷し、20点は取ってもFGが30%台というゲームも頻繁に見られました。
でも仕方ないんです。
そういうオフェンスをデュラントに強いてたわけですから。
これは先ほど挙げた通り、「その選手の能力を生かしていない」ということなんです。
SFに入ってからは、たいていは自分より背の低いディフェンダーに対してポストアップしたり、リングに向かってドライブする場面が増えました。
リングに近い位置でプレーすることでFG成功率も上がり、たまに打つロングジャンパーも確率よく決まるようになりました。
インサイドも見せるからこそ、アウトサイドが生きるんです。
相手ディフェンダーは的を絞れなくなり、やられてしまいます。
常にアウトサイド一辺倒であれば、マークがしやすくなります。
そこだけ張ってればいいわけですから。
そうやってわざわざ難しいシュートを打ってるから、FGが40%になるんです。
SFになったデュラントは、ドライブあり、ポストアップあり、3Pありの多彩なプレイヤーに変身するはずです。
でもそれこそが、カレッジで類い稀な輝きを放った彼の魅力なんですから。
サンダーは今まだ負け続けていますが、11/22のホーネッツ戦から明らかに違うチームになりました。
フロアバランスが良くなり、選手たちが生き生きとプレーしているように見えます。
途中までリードしたり、最後まで接戦を繰り広げる展開も多くなり、どのチームに対峙しても互角の戦いができるようになってきました。
まだまだコンスタントに勝てるにようになるには時間がかかるかもしれませんが、正しい方向に向かい始めたことは間違いないと思います。
「あのぉ・・・・ガードやなんすけど。。」「あん? なんだとぉ?」
「つべこべ言わずにやれー! オマエはSGだー!」「ハァ・・・・」
ようやくSFに(ブルックスかわいい)
「ひゃっほー!! やっぱこれだねえ~♪」
「よし、これから頑張るぞ」
★バルニャーニャもSFに
デュラントはSG⇒SFへと変わって自分を取り戻しましたが、C⇒SFへと変わって本領を発揮した選手がいました。
“ノビツキー二世”こと、アンドレア・バルニャーニです。
これまでずーっと、Cで先発か、PFの控えをやらされてきましたが、それはサイズ的にそうせざるをえなかっただけで、本人の能力や適性からそうなったわけではありませんでした。
しかし今シーズンはジャーメインが入ってCを務めるようになったことで、バルニャーニが晴れてSFをやるチャンスが出てきました。
バルニャーニは7フッターですが、パワーがなくインサイドの接触プレーは苦手です。
どちらかと言えば、シューターやボールハンドラーといった役目の方がしっくりくる珍しいタイプなんですね。
そこで生まれたのが、SFバルニャーニ(7-0/213cm)、PFボッシュ(6-10/208cm)、Cジャーメイン(6-11/211cm)という超BIGフロントラインです。
キングスが、SFジェイソン・トンプソン(6-11/211cm)、PFスペンサー・ホウズorマイキー・ムーア(7-0/213cm)、Cブラッド・ミラー(7-0/213cm)というラインナップを使っていましたが、それに負けず劣らずデカイです。
で、先発SFに入ったバルニャーニは、持ち前のシュート力を存分に発揮するんですね。
FG9/15&3P3/4&FT4/4の25点、FG8/15&3P5/10&FT8/8の29点と、2試合連続で爆発。
点数もさることながら、その成功率の高さに驚きますね。
せっかくいい感じでこのまま定着するかなと思ったんですが、そんな時にジャーメインがダウン。
他にCがいないチーム事情から、バルニャーニはまた先発Cをやらされる憂き目に。。
それに呼応するようにスタッツもダウン
早く戻ってこーい! ジャーメイーン!!
7フットでもシューターなんです
★ウィザーズのHC解任は?
さっきのPJシモカールとほぼ同じタイミングで、ウィザーズのエディ・ジョーダンも解任されましたね。
シモカールは当然と思いましたが、エディ・ジョーダンは意外でした。
今季のウィザーズは主力にケガ人続出で、先発のアリーナスとブレンダン・ヘイウッドが長期戦線離脱、アリーナスの代役であるアントニオ・ダニエルズまでもが欠場という厳しいチーム状態でした。
なので、開幕から負けが続いているのもある意味“想定内”というか、致し方ない事情だと考えていました。
僕が開幕前の予想でウィザーズを最下位にしたのも(ブログ)、そんなやむをえない状況を考えての判断であって、決してウィザーズをダメチームと言っているわけではありません。
だからもし、開幕からの成績だけでHC解任を決めたのであれは、それは間違いだと思いますね。
サンダーの成績は「もうちょっと何とかできたのにやり方が悪い」からで、それはHCの責任だと思います。
でもウィザーズの成績は「どうしようもない」ものであって、HCの責任ではないと思っています。
もし責任があるとすれば、それはHCよりもGMだと思いますね。
アリーナスとヘイウッドの長期離脱は、シーズン開幕前にとっくにわかっていたのに、そのための補強策を打たなかったんですから。
その責任をHCに課すのはオカシイと思います。
確かに負けすぎですよ。
たとえ最下位だとしても、もうちょっと勝ててもいいんじゃないかとは思います。
でも、あらかじめこの事態は想定しえたんですから、「この1年は苦しいけど、何とか一緒に乗り切ろう」とならなきゃオカシイです。
もしアリーナスとヘイウッド抜きでもそこそこ勝てるだろうと楽観視してたんなら、それはますます運営側(GM)の責任です。
現場(HC)ではありません。
「まあちょっと大変だけど、アリーナスが戻るまで何とかつないでくれよ」
「プレーオフ手前の10位前後あたりにはいられるんじゃないか?」
「んで、アリーナスが戻ったら、一気に8位圏内を狙えばいい」
なんかそんな皮算用をしていたような気がしてなりません。
でも今季のイースタンはレベルが上がっています。
どのチームも昨季よりは戦力アップしています。
そんな中で、ウィザーズだけが明らかに去年より戦力ダウンしていたので、僕はウィザーズを最下位と予想したわけです。
戦力拮抗で伸び盛りのイースタンは、そう簡単に勝てる場所ではなくなってきています。
去年、ディビジョンチャンプだったマイアミを最下位と予想したように(ブログ)、戦力次第でチームは上がりも下がりもします。
NBAにおいて、チーム盛衰のスピードはホントに早いです。
そのことがわかってないんじゃないかと思います。
それを裏付ける事実が開幕前にありました。
それはウィザーズが、エディ・ジョーダンの来季の契約オプションを行使していたことです。
つまり、来季も指揮を執ってほしいという契約を、今季開幕前の段階で既に決めていたということです。
それなのに、今季が始まって数試合で解任。
わざわざ事前に結んでいた来季の契約も、みすみすドブに捨てる格好となりました。
なんて無駄なことをするんでしょうね?
もしエディ・ジョーダンの手腕に疑問を抱いていたり、そろそろ替えようかなあと思ってたりしたら、わざわざ今の段階で来季の契約を結ばずに、今季を見てから判断したっていいわけです。
なのに、早々に来季もお願いすると言っておいての、この解任劇。
やってることが非常にチグハグです。
来季もお願いすると決めたんなら、今季は一緒に苦しい時期を耐えようぐらいの意識があってしかるべきだと思います。
これはひとえに、今季の成績が予測できていなかったからでしょうね。
なんとなく勝てる、プレーオフぐらいはいける、と考えていたんでしょう。
でも昨季のヒートを見ていれば、それは学べるはずです。
いくらそれまで勝てていたチームでも、戦力次第で簡単に落ちることがあると。
しかも同じディビジョンで、間近に見てたわけですから。
ああーっと、タラタラと書いてたらまた字数制限が来ちゃいました・・・・
触れときたいトレードの噂もあったんですが、また次のブログに。。
てか、そうやって前回もAIのトレードを書いてたら、出す前に決まっちゃって書き直すハメになったんですけどね(笑)
<オマケ>
ハーイ、おっきいおじちゃん
かわいいなあ~ ちっちゃくて
よし、写真撮ってやっぞ
もっと頑張んなきゃなあ・・・・
みんなスゲー応援してくれるし
KGさんみたいに勝てたらいいなあ~
ねえ、どうやったら勝てるようになんの?
がんばれKD!!
デュラントのシューティングガード起用は、ガードの層が薄いから仕方なくだと思ってましたが、どうやらそれだけじゃ無かったみたいですね。このブログの閲覧者が皆(?)カリーシモを解任したがってた理由がよく分かりました(笑)この調子でいけばレブロンに匹敵するプレイヤーになるかもしれないので楽しみです。(
スリーはデュラントの方が上かな?)
アウトサイドはプラスアルファの能力っていうのがその通りだな~って思って感心させられました。
manuさんの書いたのとかぶりますけど、デュラントに外だけでやらせたら、ただの確率の悪いSGってなりますからね。
バルニャーニはSFの試合はスタッツしか見てないですけどほんとによかったんですけどね~
いろんなところでどっちも中途半端であれで№1ピックかよって言われたんで、どうか見返してほしいです。
目指せノビツキーですね。
デュラント君も本領発揮で、”NBAファン”としては嬉しい限りですね
これで鳴り物入りルーキー(もうルーキーじゃないですけどw)の本領発揮といってほしいですね♪
やー、でもHC次第ってのは本当に思いますね。
そのHCに合う合わないっていうのもあるでしょうけど
(それを見いだすのもGMの仕事ですねw)
やっぱりよく勝ってるHCの所に行くと、途端にそれまで考えられなかったスタッツをたたき出す選手がいますもんねぇ・・・
わがサンズもアマレくんが文句を言い出して、
個人的にももうとっとと諦めてHC代えてくれないかなぁ・・・なんて考えてます。
髭おじさんが出てったのって、なんかスラダンの豊玉の監督(北野さんでしたっけ?)を彷彿とされました
POには出れるけど、結局チャンピオンになれないと評価されない
勝負の世界ですから当然っちゃぁ当然なんですけど、やっぱり髭おじさんのバスケ好きやったんやなぁ~としみじみ思っちゃいました・・・
すみません、だらだらと長文で(笑)
ただ、サンズのHCもクビになったりしないでしょうかねぇ?(-_-)
KDがSFになったのはいいことだと思います
ただそれだけじゃ勝てないとも思います
センターが3人共よくないのが1番痛いですよね
セネ、スウィフトが順位にそった活躍できてませんし・・・。
ワトソンもトレード志願するわでやる気なさそうですしもっとウェストブルック使ってほしいです
昨シーズンのコーチ・オブ・ジ・イヤーのように。
それにしてもバルニャーニでかい。
カーターでも届いてない。
後、ベンにSGはすごいですね。発想が。
どのチームにいってもダントーニのスタイルが成功するというわけじゃないです。
クロフォード、Q、ネイト、リー、チャンドラーという速攻で生きる若い選手たち、そして球離れのいいデュホンが統率していたからこそです。
若くてイケイケの選手たちが、思う存分能力を発揮できる環境を造ってあげたということですね。
ソニックス(サンダー)は、ガードが薄いからっていうより、フロントコートが混みあっていたからと言った方がいいですね。
SF、PF、Cが数だけはあり余っていたので、押し出されるような格好で、無理やりデュラントをSGにしていた気がします。
ルブロン・・・はどうかわかりませんが(笑)、ユニークなスタープレイヤーになると思います。
>デュラントに外だけでやらせたら、ただの確率の悪いSGってなりますからね。
全くその通りです。
6-9(206cm)の長身を全く生かしてないんですよ。
ポストアップすればミスマッチを作れるのに、インサイドでプレーさせてない。
中でも外でもプレーできるバーサタリティが最大の魅力なのに、スリーポイントラインにべったづきで、確率の悪いロングジャンパーばっか打たせてるんですから。
3Pラインの外側からアイソレーションで1on1させるなんて、一番やっちゃいけない戦法だと思います。
ソニックス(サンダー)のゲームを見るたび、イライラして腹立ってました。
テキサス大時代の、DJ・オーガスティンとのコンビプレーを見ていれば、どういう風にプレーさせるのが一番いいか簡単にわかるはずなんですけどね・・・・
スイマセン、また興奮してしまいました(笑)
バルニャーニは、7フットの身体を持つシューターですから。
パスもうまいし、気持ちはコンボガードですよ(笑)
でもトロントは元々インサイドのコマが少ないチームなんで、いつまでたってもゴール下に借り出されるんですよねえ~
そこから解放してあげて、ちゃんとインサイドの人をとって、一番生きるポジションでやらせてあげてほしいです。
例えばルーキーのケビン・ラブちゃんがいますが、ポストプレーとかゴール付近でボール持たせれば、多彩な技で得点してくれます。
でも、ウルブズのゲームを見る限り、ラブちゃんに点を取らせようというプレーコールはなかったですね。
ボールをもらえず、ひたすらリバウンドで身体を張ってるだけでした。
それはそういう“役割”しか与えられてないからですね。
チームがラブちゃんを使って点を取ろうという作戦を取らなければ、ラブちゃんの平均得点は上がっていきません。
それはもう能力の話ではなくて、使われ方の問題です。
うーん、サンズもうまくいってませんねえ~
無理やりハーフコートにしていますが、そうするとシャックはいいとして、ナッシュやアマレの良さが出ません。
ナッシュのアベレージが落ちているのは、ナッシュが衰えたのではなく、ナッシュがアシストを稼げないシステムになったからです。
アマレも数字こそ残していますが、フラストレーションが溜まっていますね。
ダントーニのフリースタイルの味を知っているからこそ、もっとできるのにという思いは拭えないでしょうね。
でもまずそれが第一歩です。
チームのベストプレイヤーに、ベストなポジションでプレーさせずに、チームなんて成り立ちません。
まずはそっからです。
センター陣は以前から問題ですね。
似たようなタイプを何人も取って、数だけ増えて使えるコマがない、という残念な状態ですから。
その辺の整理をしないと、ガード系も増やせないですしね。