昨日レイカーズ対ウィザーズの“リターンマッチ”がありました。
なぜリターンマッチかというと、前回の対戦では、レイカーズのホームだったにもかかわらず、アリーナスが60点と大爆発してウィザーズが勝ったからです。
しかもこの時、アリーナスはレイカーズファンが埋め尽くす観客席に向かってニヤリとしながら“貴族おじぎ”をしていました。
そう、かのレジー・ミラーがアウェーの観客に向かってやっていたアレと同じです。
これを見たレイカーズの選手たちはイラついていましたが、あの負けず嫌いで有名なコービーは平静を装っていました。
「僕ももうベテランだからね。まあ、あんなことぐらいで別にエキサイトしたりはしないよ。それよりも自分たちのプレーぶりを気にしないとね。」
と大人発言までしていました。
うーん、でも何かが引っかかる。
僕らの知ってるコービーはそんなんじゃない。
19歳で初めてオールスターに選ばれた時に神様ジョーダンに1on1を挑み、スクリーンをかけにきてくれた大先輩カール・マローンに「どけっ!」と言い放ったコービーじゃない。
なんてことを勝手に想像しながら迎えた今回のリターンマッチ。
やっぱりコービーは期待を裏切りませんでした。
宿敵アリーナス(37点)を1ゴール上回る39点をあげ、チームも118-102の勝利。
個人の勝負も、チームの勝負でも見事に勝利し、前回のリベンジを果たしました。
元レイカーズでコービーのチームメイトだったカロン・バトラーによるコービー評はこうだ。
「コービーがこの対戦を意識していなかったはずがない。彼はビデオ魔だから、(前回の対戦のビデオも)何度も何度も見てただろうね。今回の対戦も、カレンダーに○を書いて待ち構えてたと思うよ。彼はそういうタイプだからね。」
そうそう、それでこそコービーだ。
話のついでにコービーネタをもう一つ。
このウィザーズ戦の前にペイサーズと対戦したレイカーズでしたが、第4Qに痛い逆転負けを喫してしまいました。
そしてその試合中のこと、ラマール・オドムとサーシャ・ブヤチッチが口論になり、タオルを投げ合う小競り合いにまで発展してしまいました。
その場は“大人版”コービーが仲裁に入って事なきを得ましたが、試合後コービーはこんなことを語っていました。
「彼らにはこう言ったんだ。どなったりわめいたりしても、そこからは何も生まれない。それを学ばなきゃいけないってね。」
さらにコービー先生の講義は続きます。
「僕のワイフが、僕がトイレの便座を下ろさなかったことで怒り出した。でもどうすりゃいいっていうんだ?どうしようもないだろ?次回はちゃんと下げる。それしかないんだよ。じゃあワイフはどうすればいい?そこでずーっと文句言ってても仕方ないだろ?僕が便座を下げなかった。次回はちゃんと下げる。ね?それしかないだろ?そうやって次に進んでいかなくちゃいけないんだよ。」
・・・・・・・・・えーっと、あのおー、コ、コービー先生?
とってもいいことを言ってるようで、どこか抜けてる感も否めない、意外と庶民派のコービー先生でした。。
追記:タイトルは某テレ東の番組名からパクりましたが、それが何か?
師匠の作風をしっかりとパクらせていただきました。
「それが何か?」も大好物です、ハイ。