おばあちゃんから教わった知恵、教えてください

gooブログのトラックバック練習板の今週のお題より。


おばあちゃんの知恵袋、という訳ではないのですが
祖母から聞いた数々の話の中で、幼いながらも心に残った話を書いてみます。

太平洋戦争の真っただ中、祖母はまだ20代でした。

子供はまだおらず、戦争前に結婚したばかりの祖父は徴兵されていたので、
自分一人だし、しっかりしなくては…

東京に住んでいた祖母は、食べ物を調達しに故郷である秋田へ

戦時中であるにも関わらず、服装はわざとお洒落なスーツに
ハイヒール、スーツケースを持って…という出で立ち。

親戚にお米をもらう代わりに、自分の持ってきたたくさんの服と交換。
お米はスーツケースの奥へ隠します。

東京へ戻る汽車の中。

検査官が、乗客たちの荷物から次々と食糧を没収していきます

みんなが苦労して手に入れたであろう食べ物なのに…

そして祖母の荷物の検査が始まりました。

検査官には「女性の一人旅は危ないから気をつけなさい。」と言われ
検査も簡単に。

お洒落な格好をしていたおかげで、祖母の荷物にまさかお米が入っているとは思わなかったようで、
没収されずにすんだそうです

東京へ無事戻り、普段お世話になっている人たちにお米を分けてあげると
みんなとても喜んだそうです。

話の中で祖母は、

大変なことが起こっても、その場を切り抜けるよう頭を使えと
教えてくれたように思いました。

大変な出来事など起きてほしくはないけれど、
万が一の場合は参考にさせてもらいますね、おばあちゃん