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次世代ディーゼル戦国時代に考える、CO2削減も、費用対効果の時代です。

2008-05-02 22:38:22 | 環境全般
自動車メーカー各社は2008年度以降、
環境に優しい次世代ディーゼル乗用車を相次いで売り出します。
ガソリンが最高値まで高騰する中、ディーゼル車の燃料、軽油は
一リットル当たり約二十円も安いです。
環境問題と割安な燃料を売りに、
国内市場活性化に向けて、これから戦国時代になると
いえそうです。

まずおさらい。
ディーゼル車は、ガソリン車より燃費に優れ、
二酸化炭素(CO2)の排出量も少なく、
温暖化防止の効果が高いです。
欧州では乗用車の五割を占めますが、
これまで日本では排ガスや騒音面でのイメージが悪く、
バスやトラックが大半となっています。

しかし、日米欧で環境規制が一段と厳しくなるのに合わせ、
各社が規制に適合するいわゆる「クリーンディーゼル」エンジンを
相次いで開発し、そこに一日の長がある欧州車が加わり
「決戦前夜」といえるでしょう。

それだけに、各社、肝になる情報がぎりぎりまで
出しませんし、発売時期、情報公開も、
普通の車以上に神経質で、探りあい状態です。

まず日産は、資本提携先のルノーとディーゼルエンジンを共同開発。
SUV「エクストレイル」を今年の秋に、国内メーカーでは
一番乗りで売り出します。

そして、ホンダも2009年までに「アキュラ」ブランドのディーゼル車を
日米で販売する計画です。

富士重工業がこの3月に欧州市場で発売した「レガシィ」の
ディーゼル車は騒音を抑えガソリン車より三割も燃費が良いのが特長。
日米で2010年上旬の予定。

さて欧州勢です。
メルセデス・ベンツ日本は早ければ年内にSUVタイプも追加投入予定。

そして個人的にできればゴルフを待って乗り換えたい
VWグループジャパンは2009年にディーゼル車を発売する
考えを表明しています。


とどのつまりは、
いますぐならば、
「ハイブリッド」か「クリーンディーゼル」。

少し遅れて出てくる電気自動車は、
航続距離によるけれど、都市部での利用。

できればタクシーを環境配慮車にしていただきたいです。

ひとつ気になるのは、
「環境配慮」と銘打って、
高額な燃料電池車やCNG車を自治体や官庁が導入すること。

実用化されていて高いといってもたかがしれている
ハイブリッドやクリーンディーゼルならばわかりますが、
税金で、買っている筈の、その燃料電池車とCNG車の値段を
国民がきいたら怒りますよ、きっと。
これって要は、「うちは環境配慮していまよ~」と言いたいだけ?

環境に配慮したいんだか
環境配慮車を導入しているというアリバイをつくりたいんだか、
本末転倒ですよって。
CO2削減も、費用対効果の時代です。

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1 コメント

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コストパフォーマンス (P307HDi)
2008-05-03 04:07:29
CO2削減の費用対効果で言えば、まずはディーゼルでしょうね。実質ユーザーの負担無しで大量のCO2削減ができてしまいます。

2.0Lクラスのガソリン車とディーゼル車だと10万円くらいディーゼルのほうが高くなりますが、日常運転での動力性能・・・低速トルクを基準にすると、1.6Lの最新ディーゼル車は2.0Lのガソリン車を軽く凌駕します。そうすると、ほとんど車両価格は変わらないか安いくらいになります。加えてエンジンの耐久性はディーゼルのほうが遥かに上ですから、「完全に壊れるまで使う」タイプの人には、ディーゼル車が向いています。
ま、つまりオススメは・・・
現在のガソリン車の排気量の2割減くらいのディーゼル車を選択することです。車両価格は変わらないか安いくらいで、動力性能と耐久性は向上。燃費と燃料価格の差で、燃料コストは半分(!)になります。普通の人が2年走れば車検代を超える燃料代の節約ができます。もちろんCO2は3~4割減らせます。
エコロジーと言うと大抵、余計な費用を払ったり、何かを我慢するような話になってしまいますが、ガソリン車からトルク同等のディーゼル車へ乗り換える場合は、得することはあっても損はないと思います。

もうちょっと我慢して登場を待ちましょう。。。
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