複雑で相互に関係しあう現代社会の様々な問題を解決するには、
「
要素還元主義に基づく既存の学術には大きな限界があり、
それを打破するために『
知識の構造化』が必要である」
というのが、IR3S 機構長をつとめる
小宮山宏氏(東大総長)が
これまで言い続けてきたことです。
この主張そのものに異論がある方は
いまやもう少数であると思われますが、
「では実際にはどうするのか?」
ということが課題であった思われます。
そこに一石を投じたのが、
(かなり大きな石ですが)
サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)です。
サステイナビリティは『知識の構造化』なくしては決して解けない問題の典型だという認識のもと、東京大学はMIT、ETH、チャルマース工科大学との地球持続性に関するアライアンスを推進してきました。
そして、文部科学省科学技術振興調整費の助成を受けて、京都大学、大阪大学、北海道大学、茨城大学などの国内の大学との連携のもとに、サステイナビリティ学連携研究機構が設立されました。
「環境の世紀」にふさわしい「サステイナビリティ学」創生に心からエールを贈りたいと思います。
世界、とりわけ問題解決の鍵を握るアジアでの研究教育の推進を通じて、新しいサステイナビリティ学の創生に挑戦されるということでこれからが本当に楽しみです。世界の学界における学術改革のモデルに発展することを心より祈念しております。
小宮山機構長は、
「日本の研究機関がサステイナビリティ学創生の母体となり、アジアを含む世界の学界に情報発信していくことは、きわめて意義深いと考えています。
なぜなら、日本は、世界有数のエネルギー輸入国であり、狭い国土に大量の廃棄物が蓄積されるという問題に見られるように、課題が山積した『課題先進国』だからです。
『地球の縮図』である日本で問題解決への途が開ければ、それは『21世紀地球の未来像』の提案につながります。
日本モデルが成功すれば、それが世界のデファクトとなりうるのです」
と語っておられます。
先日のシンポジウムのお話では、
「大学は社会に開かれたものであるべきだ」
というお話もをされており、嬉しくなりました。
IR3Sのシンポジウム、セミナーは、一般公開されるものも多く、意志さえあれば、誰でも聴く事が出来ます。(しかもほとんどの場合無料で)
一日集中して聴き、講師の方の著書や関連の書籍で復習するだけで、大きな学びが得られます。(しつこいようですが後日買う本題以外は交通費だけ。あれだけの勉強の場が、なんと無料なのです)
ちなみに初めて行った安田講堂は、椅子が柔らかくて劇場みたいでした。
長時間座っているのにはいいですが、机がないので(モチロンあたしはそんなこと知りませんでした)ノートはの背が硬いものが良いですね~。