まめぞうの噺華集*新天地版

猫と日本舞踊にお花見お散歩etc…旦那はんとのぬる~い日々を徒然に

お面の表情

2018年07月11日 23時15分32秒 | 日本舞踊:稽古日誌
 毎日暑い!真夏日続きの まめぞう居住地域です。
お昼間は特に暑い!蒸し暑い!!(…当たり前か
一歩も外には出たくない程です。
が、
お稽古にはイソイソと出掛けておりまする

 と云う事での、
暑〜い日の熱〜いお稽古日誌を二日分纏めて・・・です。

 両日共に、いつもの様に一段目は『小品の群舞』を一人で!
こちらはもう、ほぼ「通し」です。
一人でのお稽古ですので、自分也に・・・では踊れているからかな??
これが皆様と合わせるとなると、そうは上手い具合にはいかないのは分かっているので
一人で!の段階中に、
 少しでもスムーズに踊れる様にならなくては!!
ですね。

 そしてそしての二段目『三ツ面子守』です!
今週は・・・終わってみれば「お面」が重点的にのお稽古でした。

 先ずは一日目(火曜日)では、
「おかめさん」です。
今迄通りに踊っていたつもりが、この日は少々小さく…足りなかったのか、
今迄が足りなかったのか・・・!?
先生…
 〜おかめさん の時、
  「首」を気にしなさい。
   首をしっかり曲げるから「おかめさん」らしいのよ。
 〜お面を着けると、それが良く分かるわ。
   動きが足りないと(…動くべき顔が動いていないと)
   おかめさんが「スマシて」いる様に見えるのよ。
   シッカリ首を振る(…動かす)と、
   おかめさんは「笑って」いる様に見えるのよ!
と・・・

 そして二日目(水曜日)では、
「ひょっとこさん」です。
こちらは、先週にも御注意を頂いていたので、
自分也には、要所要所の目線を…首を…下げ気味にしていた「つもり」でしたが、
まだまだ足りない様で、
先生…
 〜ひょっとこ の時、目線を気にしなさいよ!
   まだ上を向き過ぎている様に見える。
   勿論、上を向いている時もあるのは良いのだけれど、全部は・・・つまらないわね。
 〜一寸・・・こうやってごらん!
と、
ただ目線を…顔を下目にするだけではなく、身体から変える様にの御指導が!
やってみます・・・
行き也だと、む・難しい・・・
 上半身をやや…やや!後に引き気味にして顎を引く!
一寸した違いですが、体感が全然違います。
でも、そうしただけで、
今迄自分也にしていた「目線を下に」の目線よりも、更に下を見ていました。
それに、
 わざわざ?無理に??仕方なく???下を向いている・・・
のではなく、
 自然と下を向いている!
感覚でもあります。
(…自分は「下を見ている」ですが、ひょっとこさん(お面)は「真っ直ぐを見ている!」
   って事です。)
それに、
そうした方が…そうした身体で動いた方が、より「ひょっとこ」らしく感じます。
(…そして、その身体で首の位置を時折変えたり出来れば・・・ですね。)
しかし・・・
この感覚・体感を維持するには、体幹!を鍛えなくは・・・です。

「ひょっとこさん」・・・難しいのは分かっていたけれど、
それ以上に難しきかな「ひょっとこさん」です。
と云うより?
 難しきかな「お面」
ですね。

でも、先生って本当に凄いなぁ・・・
いつも凄い御指導・御注意を頂けているのは勿論の事ですが、
「お面」に入りましたら、
 目からウロコの御指導・御注意を沢山に頂ける!!
何とも何とも、有難き幸せな私でございます

 そして、
お稽古終了時に頂いた御言葉・・・
先生…
 〜「お面」・・・難しいわね。
   お面を着けていると、その人物の顔なのだからそう見えるかもしれないけれど、
   お面の向き等々で、表情がまるで違って見えてしまうもの。
 〜「お面」を生かすも殺すも・・・
    踊り手次第ね!!!
と・・・