欧米風の消費生活という面で、日本と韓国の差は大きく縮まりました。
東京でもなかなか食べられないような、おいしいパンもありますし、輸入食材という面では、いまや東京を上回っているのでは....。
それでも、韓国で入手困難な食材は、たくさんあります。思いつくままに、いくつか挙げてみましょう。
1.マスカット系の高級な種無しぶどう
日本に帰国したら、新宿伊勢丹で必ず大人買いするのがこれ。非常に高価ですが、甲府や岡山産の美味しいぶどうがよりどりみどりです。韓国ではチリ産か、巨峰系の黒ぶどうしか入手できません。本当に残念....。美味しいぶどうが食べたい....。
2.おいしいトンカツ
トンカツの店はずいぶん増えましたが、どれも似たり寄ったりで、上野の蓬莱軒のような、「これぞ!」というコダワリのお店がありません。プログをご覧の皆様、ご存知でしたら、ぜひご紹介下さい。
3.太平洋のお魚の刺身
寒流に住む、白身のお刺身はふんだんに食べられますが、太平洋のお魚の新鮮なお刺身や握りが食べられません。日本に住んでいると、なかなか気づきませんが、日本は暖流のお魚と寒流のお魚を一緒に味わえる、稀有な国です。
4.マリービスケット
ありそうで意外に入手できないのがコレ。ビスケットのたぐいは日本や欧米から山のように輸入されていますが、輸入食材のコーナーにもありません。誰か輸入してくれませんか?
5.ファミリーレストラン
90年代にす〇いらーくやコ〇スが出店していたときもありましたが、いずれも撤退してしまいました。これだけ飲食店があり、ファーストフードの店も多いのに、どうしてファミリーレストランだけは韓国で成功できないのでしょうか?
ファミリーレストランと言えるかどうか?微妙ですが、シ〇ラーはがんばっていますね。アメリカ系のチェーン店はそれなりにありますから、やはり日本式のファミリーレストランが韓国に合わないのでしょうか?
あるのは、高級な、本格志向のコース料理の店か、アメリカ系のチェーン店ばかりで、いわゆる、「街の洋食屋さん」がないのです。
和洋折衷という言葉に代表されるように、西洋の食文化は日本人の日常生活の中にすっかり溶け込んでいますが、韓国では、西洋風の食生活と、韓国オリジナルの食生活は、まだまだ別のものです。
ちなみに、韓国人にとって非常に奇異に映るのは、ファミリーレストランで夜遅い時間に一人で食事している女性でしょう。(日本の大都市では当り前ですが)夜遅い時間に、若い、あるいは中年の女性がテーブルで一人黙々と食事する光景は、韓国ではちょっと考えられません。
話が長くなりました。
本当は6番目に「日本風のパスタのお店」と書きたいところですが、最近、「洋麺屋 五右衛門」が家の近くにオープンしたので、これはOKとしましょう。
写真は今日のランチ。焼き魚についているのは、徳島産のスダチです。(〇〇さん、毎日、こんな豪勢な昼ごはんを食べているわけではありません。念のため。)